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アメリカ

アメリカを歌で知る

歌は様々な国にて歌われているのだが、その歌にも種類がある。また種類によってはその国々の歴史やルーツがある。本書はその中でもアメリカの歌の変遷と共に、その国の歴史を歌にフォーカスを当てている。 第1章「愛される歌」 フォークソングはアメリカにて戦後間もない頃から生まれ、広がっていった。ボブ・ディランやニール・ヤングを中心にアメリカでも広がりを見せ、60年代以降には日本に伝えられ、グループ・サウンズ( […]

木霊草霊

植物の種類には色々とある。その色々ある種類は場所によって異なってくる。本書のように日本とアメリカとでも大きく異なる。しかし細かい点で見てみると地域によっても木や草の種類が異なるのかも知れない。 著者は日本・アメリカの両国で生活を行っていった中で様々な木や草を見ていったことを綴ったエッセイである。 もちろん木や草も進化を遂げており、その進化の中には人間としての生活の中での変化に順応していったものもあ […]

バッド・フェミニスト

フェミニズムというと、社会的にも理論として説明されているものがあるのだが、それだけではなく、性差別や人種差別、経済差別なるものがあり、それぞれの意味で「差別」は起こりうる。もっともその「差別」はメディアでも取り上げられ、問題視されるようなことさえもある。 その「差別」の中でも「フェミニズム」において、極めてネガティブな話題となるようなエピソードをエッセイ形式にて取り上げている。 社会的な出来事を風 […]

総力取材! トランプ政権と日本

ドナルド・トランプが大統領に就任したのは2017年1月20日のことである。最大で8年の人気があるため、長くても2025年1月までの人気であるため、4年、ないし8年の間に、どのようなアメリカになっていくのかは未知数である(そもそも政治経験がないため)のだが、就任して1年4ヶ月の間様々な発言・政策で国際情勢が変わるような出来事が次々と起こった。 本書の話に戻る。本書はNHK取材班が大統領選挙にてトラン […]

勝てないアメリカ

アメリカの歴史は「戦争の歴史」と言う言葉があるのかも知れない。先頃でもシリアに対しての攻撃を行うと言ったことがあった。そもそもアメリカでは21世紀を迎えた後、特に共和党政権下ではアフガン侵攻やイラク戦争と言ったことがあり、「対テロ戦争」なるもので戦争や侵攻をすることがあった。そもそもなぜアメリカでは戦争を起こし、なおかつ「勝てない」と呼ばれるのか、そのアメリカ軍の中で従軍取材を行った著者が明かして […]

カラー版 最後の辺境―極北の森林、アフリカの氷河

世界の中には不思議と呼ばれるような場所や文化がある。もっとも場所によっては「秘境」と呼ばれるような場所がいくつも存在する。その中でも著者が1979年~2003年とおおよそ四半世紀にわたって触れてきた秘境を8カ所に分けて取り上げている。 第1章「地図の空白部を歩く カラコルムの五大氷河<1979年>」 インダス川の源流部にある「カラコルム」には秘境が数多くある。もっとも山脈や渓谷となるものがあるのだ […]

分断した世界 逆転するグローバリズムの行方

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 「分断」というと今話題となっている南北朝鮮を表しているのかもしれない。2000年以来となる、南北首脳会談が行われ、1950年の勃発から70年近くの時を経て、朝鮮戦争が終結を向かえるのかという声もあり、なおかつ分断した南北朝鮮が統一するという期待感の声もある。 しかし本書における「分断」はもっと大きいもので、「冷戦」の時代が再度到来するといったものである。な […]

問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

昨年の6月23日にイギリス全土で国民投票が行われ、開票しEU(欧州連合)からの脱退が決まった。早ければ2019年3月に脱退することとなるのだが、実際にいつ脱退となるのかはこれからの議論で決まるのだが、なぜイギリスはEU脱退を決めたのか、そしてその後の世界の政治・情勢の構図はどのように変化していくのか、そのことを取り上げている。 1.「なぜEU離脱を選んだのか?」 元々イギリスがEU離脱をメタ理由と […]

GREAT JAPAN 偉大なる国へ 黒船はもう来ない!

黒船と言うと今から164年前に浦賀沖に来航した船を表すのだが、海外勢力のことを表している。その表している中で、日本は巻き込まれたり、影響を受けたりするようなことがあり、なんとも受動的な部分があるのだが、実際に日本は大国と言うほどの先進国にまでなった。その先進国にまでなった中で黒船来襲のようなことは起こらないとしている。それは何故なのか、そしてアメリカの情勢とはどうなっているのかを取り上げているのが […]

アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々 世界に吹き荒れるポピュリズムを支える”真・中間層”の実体

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 日本では高度経済成長期には「一億総中流」と呼ばれる時代があった。国民たち多くの人びとが「中流」だという意識を持つことがある。アメリカでも現時点でそう言う中間層があったのだが、それが本書で表す「ホワイト・ワーキング・クラス」と呼ばれる方々である。 もっとも昨年のアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプが当選した背景にはそのワーキング・クラスの存在があったことに […]