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インターネット

BUZZ革命

新年あけましておめでとうございます。2012年も「蔵前トラックⅡ」をどうぞよろしくお願い申し上げます。新年一発目はこの一冊です。 「BUZZ」とはウェブ空間の中で疾走する口コミのことを総称するものであり、SNSを使った新しい広告と言える。かつて「広告」というと、駅前の街頭にある巨大看板や街中で配られるチラシなどが主役であったが、Googleの登場により、インターネット上で広告を行うように変化し、さ […]

文化・メディアが生み出す排除と解放

「差別」にまつわる報道は今も昔も存在する。差別的な表現や言葉を発しただけでもニュースに取り上げられたり、謝罪、あるいは辞任に追い込まれるような報道まである。たった一言で人は傷つけられることはあるのだが、私はあきらかに「言葉狩り」を既存メディア主導で行っている感が拭えず、メディアそのものの「ジャーナリズム」を疑ってしまう。 メディア観に関してはここまでにしておいて、本書では文化やメディアで取り上げら […]

つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える!

Twitterそのものは2006年頃に誕生した。爆発的にそれが認知され、急成長を遂げたのは2009年のはじめ頃である。わずか140文字の世界によって様々な情報が飛び交っただけではない。東日本大震災でも電話や交通などのインフラが混乱する中情報拡散などの活躍を見せたのもTwitterをはじめとしたソーシャルメディアである。 本書では世界中で注目を集めているTwitterが社会、そしてメディアにどのよう […]

スマートメディア―新聞・テレビ・雑誌の次のかたちを考える

昨今ではインターネットを中心に既存メディアの批判が相次いでいる。にもかかわらず既存メディアは馬耳東風の如く相も変わらず、の調子である。 「メディア」に進化はあるのか、と言うと確かに存在する。インターネットの隆盛によりテレビや新聞、雑誌が軒並み見られなくなったり、読まれなくなったりしている。とりわけ雑誌はそれが顕著に表れており、廃刊や休刊が相次いでいるのは周知の通りである。 さて、インターネットも隆 […]

ソーシャルメディア進化論

(株)オトバンク 上田様より献本御礼。 ブログ・Twitter・Facebookなどのソーシャルメディアを使っている私にとっては実感があるのだが、ソーシャルメディアには既存のメディアにはない可能性を示してくれる。一つは「双方向」であること、もう一つは「タイムリー」な情報を提供してくれたりしてくれることにある。それらを考えるとソーシャルメディアの恩恵は大きい。 しかし15年前まではこのことは夢物語に […]

GIGAZINE 未来への暴言

本書は「未来への提言」ではない。「未来への「暴言」」であり、あくまでGIGAZINEとしての意見をありのままに書くというポリシーの下で時には痛快に、時には過激に物事を斬るニュースサイトであり、最も影響のあるブログの1つである。私は本書に出会うまで「GIGAZINE」を拝見したことがないのだが、本書を読んでいくと「ぜひ「GIGAZINE」を見てみたい」もしくは「ブックマークをしたい」と思えてならなく […]

殺して忘れる社会―ゼロ年代「高度情報化」のジレンマ

インターネットなど情報技術の高度化が著しい。情報もこれまでとは大きく変貌している。 本書のタイトルの「殺す」は情報社会の中で人格が「無視」されること、「否定」されることを指している。決して拳銃やナイフで直接殺めると言うことではない。 「ペンは剣より強し」という言葉があるのだが、情報の中ではまさに「ペン」以上の強さをもっている。たった一言で人格を殺してしまうと、急速な勢いで周囲にその情報が拡散されて […]

情報革命バブルの崩壊

情報革命はインターネットの隆盛とともに始まった。やがてWeb2.0が成長することによってインターネットはテレビや新聞などの既成メディアとは違い双方向のメディアが誕生することによって既存メディアを脅かす存在にまでなった。そのことによって新聞やテレビが無くなる時代がくるのではないかと言う意見も出てくるほどだった。しかしその反面「貧民の楽園」や「モラルがない」という意見もある。 本書は負の側面から情報革 […]

ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ

先日「ツイッターノミクス」について書いたとき「ウィキノミクス」の続編の位置づけといえる、と書いたことを覚えている。「ツイッターノミクス」がでる前に「ウィキノミクス」によるウェブ革命とはいったい何なのかについて、私はこれまで知らないでいた。当然「ウィキノミクス」は読んだことはなかった。 「ツイッターノミクス」が出る遙か前に「ウィキノミクス」が旋風を巻き起こした。その現象とはいったい何なのか、そしてそ […]

ツイッターノミクス

本書を取り上げる時期が遅かったせいか、今となってはFacebookが大いに取り上げられる傾向にある。ウェブ社会の潮流は非常に速いことが窺える。しかしソーシャルツールとしての「Twitter」も隆盛が続いているだけに本書を取り上げるのも一興であろう。 本書は前書である「ウィキノミクス」の続編にあたる一冊でTwitterがもたらす社会の変化について論じつつ、これまで北米で起こっている現象をTwitte […]