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サブカルチャー

オタクはすでに死んでいる

皆さんは「オタク」と聞くとどう想像するだろうか。 おそらく美少女アニメ好きでよく秋葉原(アキバ)に通い詰めるということを想像するだろう。しかし岡田氏に言わせれば本当の「オタク」はアキバには通わないという。 第1章「「オタク」がわからなくなってきた」 第2章「「萌え」はそんなに重要か」 第5章「萌えの起源」 岡田氏から見ると今の「オタク」は「オタク」ではないという。アニメグッズを集め、リアルタイムで […]

ネット右翼とサブカル民主主義

私が書評を始めてまだ間もない時は新書が中心であった。そして徐々にネット右翼とかに興味を持ち始めてそういった関係の本や歴史本にシフトしていったことをよく覚えている。今となっては歴史本は変わらないのだがネットとかからビジネス本の書評に変わった。月日が経つのは恐ろしいもので、これからどの本を書評の中心になっているのかわかったものではない。本書を手に取ったのはいままでどういったことを書いたのかを思い起こし […]

マンガをもっと読みなさい

マンガと言うのは日本が生んだポップ・カルチャーである。 これについては主張してから一遍も変わったことがない。マンガと言うのは小説や新聞と言った活字よりは字数は少なく絵が多いというイメージ、そして近年ではオタクが世界的ブームとなっており、大人たちには敬遠されがちになってきている。事実アニメや漫画を頭ごなしに批判をしている論客もいるというから悲しいことである。 本書は対談形式ではあるが、特に驚いたのが […]

「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか

わかっての通り「ジャパニメーション」というのは「ジャパン」と「アニメーション」を合わさった日本アニメの造語である。漫画原作者であり、サブカルチャー評論家の大塚英志氏は日本アニメは破れていると主張している。 本書に詳しく書かれているが、まずは「東京国際アニメフェア」などのアニメの国策化をはじめ、宮崎アニメでの海外でのヒットに関する批判やアニメ産業の構造改革や、ハリウッド化など様々な事柄について批判を […]

「おたく」の精神史 一九八〇年代論

本書は1980年代における「おたく」の精神を著者自身の自叙伝的に綴った評論本である。 1980年代は「風の谷のナウシカ」「天空の城 ラピュタ」をはじめとして様々な印象に残るアニメが世に送り出された年代である。しかし本書では「ロリコン漫画」の誕生をはじめとしてエロ本文化について多く書かれていた。 「おたく」というわけであるのでアニメについてものすごく書かれている印象が強かったものの本書ではそれほど多 […]