ゲームセンター文化論―メディア社会のコミュニケーション
「ゲームセンター」は最近あまり行かないのだが、大学生の頃はほぼ毎週のようにゲームセンターに通って、格ゲーなどをして遊んでいた。そのせいか本書を手に取ってみたくなった。 そもそも「ゲームセンター」はどのような歴史を辿っていったのか、そしてどのような文化を形成していったのだろうか。本書はそれを考察した一冊である。 第1章「ゲームセンターへの視線」 ゲームセンターが一躍脚光を浴び始めたのは1970年代、 […]
「ゲームセンター」は最近あまり行かないのだが、大学生の頃はほぼ毎週のようにゲームセンターに通って、格ゲーなどをして遊んでいた。そのせいか本書を手に取ってみたくなった。 そもそも「ゲームセンター」はどのような歴史を辿っていったのか、そしてどのような文化を形成していったのだろうか。本書はそれを考察した一冊である。 第1章「ゲームセンターへの視線」 ゲームセンターが一躍脚光を浴び始めたのは1970年代、 […]
最近「メディア批判」が盛んに行われている。しかし日本人はメディアとはどのように付き合っているのだろうか、と角度を変えて考えてもみたくなる。最近ではウェブの隆盛により、新聞やテレビから「ネット」とニュースをみる手段が増える、またはシフトしている印象が強い。 日本人はメディアとどのように「付き合っていったのか」、そしてその付き合い方がどのように変容していったか、というのを考察したのが本書である。 1章 […]
日本のメディアには「記者クラブ」という、諸外国からして「いびつな」組織が存在する。この「記者クラブ」の歴史は長く「明治維新」の時からすでにあったとまでいわれるほどである。 しかし最近になって「言論」や「情報」に関して「記者クラブ」における批判が後を絶たない。本書もその類の一冊であるが、面白いのが本書は日本の政治や経済について研究をしている方で、記者の経験が無い人の目線から「記者クラブ」を観ているた […]
インターネットなど情報技術の高度化が著しい。情報もこれまでとは大きく変貌している。 本書のタイトルの「殺す」は情報社会の中で人格が「無視」されること、「否定」されることを指している。決して拳銃やナイフで直接殺めると言うことではない。 「ペンは剣より強し」という言葉があるのだが、情報の中ではまさに「ペン」以上の強さをもっている。たった一言で人格を殺してしまうと、急速な勢いで周囲にその情報が拡散されて […]
情報革命はインターネットの隆盛とともに始まった。やがてWeb2.0が成長することによってインターネットはテレビや新聞などの既成メディアとは違い双方向のメディアが誕生することによって既存メディアを脅かす存在にまでなった。そのことによって新聞やテレビが無くなる時代がくるのではないかと言う意見も出てくるほどだった。しかしその反面「貧民の楽園」や「モラルがない」という意見もある。 本書は負の側面から情報革 […]
先日11日は参院選が投開票され、与党の民主党が惨敗し、与党が過半数割れを起こす結果となった。逆に自民党は躍進をしたが、私の中では投票率が前回2007年に比べて57.92%と前回より0.72%下回ったという所にあると私は考える。 政治とジャーナリズムは切っても切れないほどであり、国民が政治の現場をみる手段の中でもっとも使われるのが新聞やTV、雑誌やインターネットなどの「メディア」である。 しかしその […]
講談社様より献本御礼。 昨年の8月に行われた衆議院総選挙にて民主党が初めて政権を奪取した。所変われば元サッカー選手の中田英寿のように「自分探し」を行う人もでてきている。 民主主義の形が変容する中でウェブ、とりわけtwitterやUstreamの隆盛が目立つ。この2つに共通するものは「ダダ漏れ」である。本書はダダ漏れが広まってきたことによりどのような変化をもたらすのかについて書かれている。 第1章「 […]
日本ではTV番組に限らず、新聞や雑誌などで政府に刈らず様々な分野で「バッシング」というのが横行している。それが建設的であればやってもいいのだが、ある種メディアの自己満足や大将の首をとったような態度の用に見えて気持ち悪く感じる。私は新聞でもインターネットでニュースを観ているのだがバッシングばかりで逆に飽きられているのではと感じてしまう。 本書は役所バッシングに関しての本であるが、「バッシングリテラシ […]
「メディア」と一言でいっても、今となっては様々な物がある。かつては新聞・雑誌・TVなど挙げられるが、インターネットの台頭により、れっきとしたメディアの一つとして挙げられるようになった。しかし他のメディアと違い、個人で気軽に発信できること、また情報規制が既存ほど強くなくなったことから、メディアの仕組みそのものを大きく変える要素をはらんでいると言えるようになった。 本書はそのようなメディアとどう付き合 […]
新聞やTV業界の凋落が著しい。新聞でも発行部数の減少に歯止めがかからず、TV業界では在京キー局でさえも赤字に転落をする事態となった。それに対し、ネット業界はというと景気があまり良くないとはいえ、売り上げを伸ばしている企業がちらほら存在する。こうした中で「活字離れ」や「テレビ離れ」が著しいと叫ばれている。このまま新聞・TVはネットに飲み込まれてしまうのか、それともネットと共存した進化を遂げるのか。本 […]