エッセイ 世界を、こんなふうに見てごらん 動物の見る「世界」は実に不思議なものである。本書は動物行動学者が綴った動物の視点と自らの視点をあわせ持ったエッセイ作品集である。 全部で10編のエッセイと1編の講演録が収録しているのだが、チョウをはじめサル、クラゲ、イルカなど多種多様な動物... 2011.10.10 エッセイ書評
書評 世界は分けてもわからない 今から5年前、著者は「生物」と「無生物」とを分けて考えてみた。その本がベストセラーとなり著者の名も、生物学を知らない人たちにまで広がった。その続編は著者がこれまで生物や細胞など、生物に関して様々なものを「分けて」きたのだが、その「分けて」北... 2011.07.06 書評生物学
哲学 キーコンセプト 文化―近代を読み解く― 本書はキーコンセプトとして「文化」についての考察を行っている。ドイツやイギリス、アメリカ、そして日本とそれぞれ異なる歴史、言語があり、「文化」を形成して言っている。本書は各国の文化の変遷をたどるとともに、近・現代の中でどのような「文化」を形... 2010.12.12 哲学書評
書評 昆虫食古今東西 本書は日本のみならず世界各国の昆虫食を集めた一冊である。 日本で昆虫食として有名なのが「イナゴの佃煮」や「蜂の子」などが挙げられる。しかし他にも食用の昆虫もあり、私の中でも知らないものが沢山ある。 では日本以外ではどのように食べられているの... 2010.10.19 書評民俗・風評
哲学 世界における人間 「人間とは何か?」 この論題は哲学という学問が存在し始めた時代、約2500年以上も前から問われ続けており、多くの哲学者がそれぞれの証明によって定義づけられてきた。それだけではなく、哲学から派生した科学や生物学、さらには「脳」やスピリチュアル... 2010.10.03 哲学書評
書評 経済が世界一シンプルにつかめる本 明日香出版社様より献本御礼。 日本に限らず世界的にも経済はめまぐるしく変化を続けている。それは国単位に限らず、私たちの生活に関わっているだけあり、直視していかなければならない課題である。 とはいえ「経済」という言葉を一括りにしても、学問的な... 2010.07.20 書評経済学・概論
書評 日本の動物法 「動物保護」「動物愛護」という動きが強まっている。しかしその一方でそれを謳いながら他国に攻撃を仕掛けるとんでもない輩がいる(別にドコとは言わないが)。 日本に限らず世界には動物に関する条約や法律が存在する。本書は動物法とは何なのか、動物法の... 2010.03.20 書評法律
哲学 地上にて 著者の「草風夏五郎」という名前自体聞いたことがない人が多いだろう。 しかし「辻内智貴」という名前であれば聞いたことがある人はいるだろう。 実は本書は辻内智貴氏が昔の筆名「草風夏五郎」という名で徒然に書いた、架空の講演録である。 今から20年... 2009.06.15 哲学書評
書評 チョコレート 本来であれば先月の14日に取り上げるべきだったのだが、なぜかこの日に取り上げることになった。バレンタインデーと言ったら「チョコレート」を女性から男性に挙げるというのが慣例だが今年はなぜか「逆チョコ」というのが話題となったようだ。しかしバレン... 2009.03.05 書評民俗・風評
国内 日本の食卓からマグロが消える日―世界の魚争奪戦 マグロというと日本を代表する刺身の一つとして知られている。私も好物のひとつでご飯と一緒に食べるということが楽しみで仕方がなかった。戦後最長の好景気となった時には原油高の高騰もさることながらマグロの単価も急騰した。先進国の「日本食ブーム」によ... 2009.02.23 国内書評