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中公新書

トラクターの世界史 – 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち

トラクターと言えば、農業でよく使われるのだが、それ自体の歴史は思っている以上に深い。もといトラクターの歴史そのものが産業革命の産物以降に生まれ、歴史的な背景のなかで変化を求められてきた産物の一つとも言える。別名「鉄の馬」と呼ばれるトラクターはどのように生まれ、歴史の中で彩ってきたのかそのことを取り上げている。 第1章「誕生―革新主義時代のなかで」 元々産業革命の中で農業の道具も革新されてきた。当初 […]

カラー版 最後の辺境―極北の森林、アフリカの氷河

世界の中には不思議と呼ばれるような場所や文化がある。もっとも場所によっては「秘境」と呼ばれるような場所がいくつも存在する。その中でも著者が1979年~2003年とおおよそ四半世紀にわたって触れてきた秘境を8カ所に分けて取り上げている。 第1章「地図の空白部を歩く カラコルムの五大氷河<1979年>」 インダス川の源流部にある「カラコルム」には秘境が数多くある。もっとも山脈や渓谷となるものがあるのだ […]

カラダの知恵 – 細胞たちのコミュニケーション

人間にはカラダがあるのだが、そのカラダには見えるものと、見えないものがある。その中でも後者にあたるものとして「細胞」や「信号」、さらには「心」と言ったものがある。それら見える・見えない両方ではどのような知恵やコミュニケーション、あるいはメッセージがあるのか、そのことを取り上げているのが本書である。 Ⅰ.「身体的コトバ」 まずは身体的な部分で表しているメッセージ・コトバを取り上げている。白血球から活 […]

お伊勢参り – 江戸庶民の旅と信心

天照大御神らが祀られている伊勢神宮。その神宮を参ることを「お伊勢参り」と言うのだが、これは江戸時代の時から始まり、広まっていったものである。「東海道中膝栗毛」をはじめとする古典作品にも数多く取り入れられており、明治天皇以降も歴代天皇もまた伊勢神宮へ詣られるようになった。 そもそも「お伊勢参り」はなぜできたのか、そしてそれが現在にも通ずるようにもなった要因とは何か、そのことについて取り上げている。 […]

カラー版 パタゴニアを行く

南アメリカ大陸の中で南緯40度付近にある地域であり、ちょうどチリとアルゼンチンに跨がる地域であり、アンデス山脈やホーン岬まで含まれる広い地域である。この地域は海・山もあればスコールのある地域もあれば、砂漠も存在する。日本にあるようなモンスーンも存在しており、春夏秋冬の味わうことのできる地域でもある。その地域は東西南北それぞれあるのだが、いったいどのような特色があるのか風景・スポットの写真とともに取 […]

ストレスのはなし – メカニズムと対処法

ストレスというとネガティブな印象を持たれるかもしれないのだが、実際にはストレスはバランサーの役割を持っている。しかしながら、そのストレスが過度に負いやすい状況にあり、そのためにストレス発散や対策があるのだが、対策しすぎてストレスが完全になくなってしまうと暗示にかかるような印象を持ってしまい、ストレス過多にも近いようなネガティブさを持ってしまう。そもそもなぜストレスは存在するのか、それを適正なものと […]

通勤電車のはなし – 東京・大阪、快適通勤のために

私自身は仕事をする際に通勤電車に乗ることがある。場所によっては寿司詰めのような電車となり『痛勤電車』とも呼ばれることもある。その電車は日本に鉄道ができてからずっとあったのだが、戦後になってからはそれが自宅から会社に向けての通勤に対して電車を使うことが多くなっていった。そのことから『痛勤』と呼ばれるほどの混雑率となっていったのだが、もちろん鉄道会社は対策を進めていった。その傾向と対策、そしてこれから […]

保育園問題 – 待機児童、保育士不足、建設反対運動

昨年あたりからメディアでは「保育園」に関わる話が出たような気がするのだが、実際にはそれ以前からも保育園に関する様々な問題があった。一例を挙げるとするならば「待機児童」もあれば「保育士不足」「保育園建設反対」が挙げられる。もっとも幼稚園があるのでは無いかと言うのだが、それぞれ管轄などが異なるため一概に解決することは難しい。なぜ保育園がメディアでも挙げられるのか、そして根本的な解決策はあるのか、その本 […]

日本ミステリー小説史 – 黒岩涙香から松本清張へ

私自身も小説を多々読むのだが、ミステリーの歴史は結構長い。もっともミステリー作品は書店に行くと数多くあるのだが、隆盛の時代と不遇の時代の両方があり、その両方の中で歴史に残る作家も誕生してきた。日本におけるミステリー小説はどのような歴史を辿ってきたのか、そのことを取り上げている。 第一章「ミステリー到来前夜の日本」 元々ミステリー作品自体は江戸時代に存在しなかった。そのミステリーが日本にやってき始め […]

怨霊とは何か – 菅原道真・平将門・崇徳院

怨霊というとなんともおどろおどろしいようであるのだが、怨霊の中には歴史的にも有名な人物も存在しているという。その存在している人物の中にはどのような人物がいたのだろうか、そして人びとにどのような悪影響を及ぼしたのか、そのことを取り上げている。 第一章「霊魂とは何か」 「霊魂」と言うと様々なものがあるのだが、もっとも根本的なものとして魂と霊のありか、さらには霊魂は日本社会・文化において何を成してきたの […]