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人物

「ほのお」や「ほむら」といった言葉がある。漢字に直すと「炎」にもなり、「焰」にもなるが、その違いとは何か。それは、 「火」より激しいとされる「焔」は、「炎」より激しく燃えているものを指しています。Tap-biz「焔の意味・使い方3・類語4・英語訳5・各分野でみる「焔」」より抜粋 とある。「炎」は赤く燃えていることに対し、「焔」はガスコンロで火を出したときと同じ青く燃えていることを指しているという。 […]

日本のヤバい女の子

女の子にも色々な人がいる。その「色々」の傾向自体は男の子のそれとは大きく異なるが。女の子の中には、同性から見ても「ヤバい」と思われてしまう女の子もいる。本書では、そのようなこの姿を取り上げている。 しかも本書で取り上げている女の子は全て古典、それも日本文学における登場人物である。もっとも「ヤバい」とひとえに言っても様々な種類であるのだが、突然いなくなる、キレる、人間をやめる、相手を殺す、理不尽にハ […]

ジョルジョ・モランディ-人と芸術

有名な画家というと数多くいるのだが、20世紀に入って代表する画家というと一握りしかいない。またその中には美術の造詣が深くなければ知ることがなかった人物さえもいる。本書で紹介されるジョルジョ・モランディはどちらかというと後者といっても過言ではない。モランディは画家であるのだが、静物画をこれ以上ないまでに追求してきたと言われている。モランディは具体的にどのような絵を描いてきたのか、そのことを取り上げて […]

われらマスコミ渡世人

マスコミの世界に生きる人は少なからずおり、長年に渡って活躍する人もいる。その中にはテレビに出ずっぱりの方もいれば、年に数冊上梓し、なおかつ週刊誌にも投稿するような方々がいる。その方々の中で代表する2人が、マスコミに生きた中での人生を振り返りながらマスコミの世を渡ることについて取り上げている。 第一章「ぼくらのヴ・ナロード」 「ヴ・ナロード」とは19世紀の公判当時の帝政ロシアで行われた運動で使われた […]

乱世をゆけ 織田の徒花、滝川一益

戦国時代を駆け抜けた人物は数多くいるのだが、その中でも忍びから重臣となった人物はほとんどいない。その中の一人に織田四天王の一人として挙げられ、武将や大名にまでなった滝川一益で(たきがわかずます)ある。 経歴から見て花を開かせたように見えるのだが、なぜ本書のタイトルに「徒花」と呼ばれたのか。もっとも織田氏の腹心として活躍した一方で本能寺の変以降は反豊臣として家康を結託したことがあったのだが、関ヶ原の […]

十一代目團十郎と六代目歌右衛門―悲劇の「神」と孤高の「女帝」

今でこそ市川海老蔵は十一代目が有名であり、なおかつ七月大歌舞伎では、その息子である堀越勸玄が史上最年少宙乗りで話題となった。今となっては現・海老蔵が「海老さま」と呼ばれるようになったのだが、その「海老さま」と呼ばれた源流はその海老蔵の祖父にあたり、本書で取り上げる十一代目市川團十郎(以下:十一代目團十郎、または團十郎)である。しかし團十郎と名乗った時期は3年ほどであったため、今もなお「九代目市川海 […]

小山三ひとり語り

歌舞伎を全く知らない人にはあまり知られていない名前であるが、歌舞伎を知るとなるとその人の存在感は大きなものとなる。 「中村屋の生き字引」 著者につけられた異名のようなものである。その名と重なるほどの人生を著者は送ったと言っても過言ではない。と言うのは4歳の頃に歌舞伎入りするのだがその時に十七代目中村勘三郎(当時は三代目中村米吉)に弟子入りした。その後十八代目勘三郎、六代目勘九郎・七之助兄弟と長年仕 […]

悪の出世学 ヒトラー・スターリン・毛沢東

「悪」と呼ばれる人物がいる。その人物は第二次世界大戦前後に活躍した独裁者の3人であり、数多くの民を虐殺した人物の3人である。その3人はそれぞれの道を歩み、独裁者への道をたどっていった。そのプロセスとは一体どのようなものか、本章では「立身」「栄達」など3つのポイントに分かれて取り上げている。 第一部「立身」 ちなみに言っておくがここでは毛沢東は出てこず、ヒトラーとスターリンの2人を取り上げている。両 […]

はなし家たちの戦争―禁演落語と国策落語

落語と戦争は切っても切れないものである。もっとも現在でも語り継がれている昭和の名人たちは様々な形で戦争体験をしてきた。ある名人は慰問のために海外に渡り、ある名人は招集を受け、兵隊として戦争に駆り出されるといったことがあった。また国策として「禁演落語」として封じられた噺もあり、なおかつ様々な変化があったという。逆に「国策落語」として演じることを奨励した噺もある。その禁演・国策それぞれの落語と噺家たち […]

ハッブル 宇宙を広げた男

私自身本を読むときは色々あるのだが、夜になると結構はかどりやすい。最もそういった性質なのかどうかはわからないのだが、なんとも落ち着く時間とも言える。その落ち着く時間は夜空がキレイで星々も映る。特に冬の時期は空気が澄んでいて、星がはっきりと見える。 星といえばそれを観察する際に使うのが望遠鏡。その中でもとくに有名なものとしてはハッブル宇宙望遠鏡がある。その望遠鏡にある「ハッブル」は本書で取り上げる人 […]