TAG

仏教

玄奘三蔵、シルクロードを行く

「玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)」の本来の名前は玄奘であり、三蔵は尊称の一つとして挙げられている。西遊記で取り上げられている「三蔵法師」は玄奘三蔵がモデルになっている。玄奘はシルクロードを通り、東西の宗教・言語を交わった国々の中でどのような度をしたのか、本書はそのたびの目的と過程を取り上げている。 第一章「不東の旅立ち」 玄奘は中国大陸における唐王朝の初期である7世紀に生きた訳経僧(やっきょうそう […]

お寺の収支報告書

確定申告のシーズンである。私も確定申告に向けていろいろと準備を進めているが、そのシーズンであるだけに会計の本を手に取ることがある。その中で本書がちょっとおもしろいと思って手にとってみた。 お寺というと、お布施などで利益を上げているのかと思ったが、実際に見てみると、私たちの知らない収益システムが存在するのだという。しかし本書はこれについてポジティブにとらえるのではなく、あくまで「懺悔」として自白して […]

一日一善

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 本書のタイトル「一日一善」とは、 「1日に一つだけでも何か善い行いをすること」(「広辞苑 第六版」より) とある。つまり、善い行動を起こすことを心がける言葉であり、行動し続ける事によって人徳を向上することができる。では本書はどうかというと、扉を9つに分けて、一つ一つの法話を紹介している。一つ一つ人間としてのあり方を問うており、善き行いの材料になるような話が […]

「ありがとう」の人生―足立大進仏心講話集

「ありがとう」にまつわる本を取り上げる際に、よく「ありがとう」の偉大さ、尊さ、そして不思議さを思い出してしまう。とりわけ「不思議さ」の印象が強く、それは何なのかと言うと、人から「ありがとう」と呼ばれるとよほどの皮肉になら無い限り、「ありがとう」と受ける人は悪い気がしなくなる。 本書では「ありがとう」や「ご縁」「お陰さま」などよくある言葉の尊さであったり、心を育てる言葉であったりと、自分自身の心のあ […]

仏教の身体感覚

「仏教」と言うと、「般若心経」をはじめとした、読経を連想してしまうのだが、仏教僧の修行のように、様々な「苦行」を通して悟りを開くと言ったものもある。しかし「悟り」を開くために身体感覚は庶民にとっても「坐禅」など一部の行動でしか理解できない。 しかし、仏教には様々な所で身体感覚を覚えるものがあるのだという。本章は「肌で感じる」ことを念頭に置きながら「仏教」とは何かを紐解いている。 第一章「ブッダとダ […]

宗教聖典を乱読する

今日では「キリスト教」「神道」「仏教」「イスラーム教」「ユダヤ教」「ヒンドゥー教」などの主要な宗教が存在しており、入信人口は少ないものの、ニッチな宗教も存在する。さらに宗教の中には「宗派」も存在しており、宗教と一括りにしても仕切れないほど幅広いものとなる。 幅広い中にも様々な聖書や聖典が存在しており、解説書も「宗教」という一ジャンルだけくくれるほど多く存在する。宗教によっては最近ビジネス書と絡めて […]

神仏参拝の由来と作法がわかる本

4月末から鎌倉に住み始めたのだが、鎌倉には鶴岡八幡宮を始め、神社や寺社が点在している。散歩がてら鎌倉の街を歩くのだが、色々な神社や寺社があるため、鎌倉すべてを見つけるのには時間がかかりそうである。 私事はここまでにしておき、神仏参拝をする自分にとって、日々の作法、もしくは祝い事の作法はそれぞれ異なるという。本書は神社・寺社の作法についての作法を伝授している。 第1章「正しく神社を参拝するための知識 […]

お坊さんマネーコーチが教える お金にとらわれない生き方

著者の佐藤様より献本御礼。 経済は良くなっても、不安定な時代は続く。企業も自分自身を守ってくれない状態にある。自分の身は自分で守るしか無く、その中で「お金」もまた然りである。 そのお金は豊かになればなるほど良い、かと言うとそうでもない。ただ「お金」の「あり」「なし」によって自分自身の心情を左右されることも少なくない。 本書は「仏教」と「お金」というあたかも関連性の無いように見えるが、その関連性があ […]

宗教とツーリズム―聖なるものの変容と持続―

宗教と旅行というと連想するのが「聖地巡礼」である。「聖地巡礼」とは宗教、またはその国の伝統や世界遺産など、象徴する場所へ行き、その場所で拝む、つまり巡礼を行うというものである。しかしその「聖地巡礼」の定義も時代とともに変わりつつあり、近年ではドラマやアニメの舞台に行き、その舞台を楽しむという定義にもできる。 本書ではこの「宗教ツーリズム」や「聖地巡礼」といったものを「宗教」「ツーリズム」「聖地」「 […]

坊主失格

著者は僧侶の立場としてビジネスや人生において大切なことを仏教としてどうあればよいのかを示した本を多数上梓している方である。 その著者が僧侶になる以前の時代は、現在から見ても「とても」考えられないほど「渇望」「煩悩」「暴走」「狂気」といったネガティブな感情に苛まれた過去があった。 様々な方面で活躍している有名な僧侶、その方の過去を映し出した本は他にない。 今となっては日本で有名な僧侶の一人となった著 […]