TAG

入門書

日本の風俗―起源がよくわかる本

普段当たり前にやっている挨拶などの礼儀作法やマナー、年中行事と言った者は一体どこからきているのか、なぜこれを行っているのかというのを皆さんは考えたことがあるか。本書はこう言った起源をわかりやすく解説されている一冊である。民俗学的にも入門書であるのでこれからこう言った学問に入るという人でもすんなりと前知識を取り入れていける。さらにこれを読めば普段やっていることをもっと心をこめて行える、はずである。 […]

経営戦略の基本

昨年秋から世界恐慌に陥り、派遣切りやリストラ、内定取り消しなど日本における雇用状況はますます不安定になっている。「失われた10年」の教訓もあってか厚労省や地方では職を失った人たちへの就職先の斡旋や、民間と通じて無料,もしくは安価で住まいを賃貸したりなどさまざまな手を打っている。このことについてはまだ手が尽くせていないところもあるが、まだ手は打っているといってもいいかもしれない。 一方で企業は…と考 […]

日本経済のしくみ

日本経済の今現在の仕組みについて書かれているが、本書が出版されたのが、今年の5月ごろである。そのあと、リーマンブラザーズの破綻により急激な株価の下落、急速な円高などにより私たちが想像をはるかに超えて経済は減速した。 本書は日本経済の仕組みを8章構成で解説しているが、出版が半年前であるので現在の状況を交えながら説明していこう(どれくらいリンクできるかどうかは分からないが)。 第1章「日本経済のいま、 […]

新しい太陽系―新書で入門

2006年夏に冥王星が「準惑星」に格下げされたことで「太陽系」というところから外れた。私の世代では太陽系を覚えるにあたっては「水金地火木土天海冥(すいきんちかもくどってんかいめい)」と教わっていた。 余談であるが親の世代は「水金地火木土天冥海」と教わっていたというが、このときは周机上太陽からの距離が冥王星と海王星で逆転していたことからである。さらに音楽になるとグスターヴ・ホルストの組曲「惑星」に「 […]

図説吉原入門

当ブログは「蔵前トラックⅡ」であるが、落語の演目から取っているため、今回の書評は落語の演目にある吉原について紹介する。 落語の世界でも「吉原」は多く扱われており、「明烏」「お見立て」「紺屋高尾」がその最たる例である。その吉原は現在の台東区千束3丁目・4丁目のことを表しているが、ちなみにここは日本日のソープランド街として有名であり、今でも「吉原」の名残が残っている。ちなみに吉原のほかに品川もかつては […]

入門組織行動論

「組織行動論の実学」によってこの組織行動論に目覚めたといってもいいかどうかは分からないが、リーダーであるべきことや組織にいる中でどのようなふるまいを行うべきか、組織とは何なのかについて学術的にみてみたいので本書を手に取った。 本書の構成は以下の通りである。 はしがき 第1章 組織行動論への招待 第2章 モチベーション 第3章 組織コミットメント 第4章 キャリア・マネジメント 第5章 組織市民行動 […]

「東京裁判」を裁判する

パール判事の本を3冊読んだせいか、東京裁判についての本をもっと詳しく読みたくなってきた。本書はこの東京裁判について批判をする1冊である。しかし、ごくごく基本的なことが書かれているので本書は東京裁判についての入門書と東京裁判の批判点の中でも基本的なものを紹介しているというくらいである。だが戦争を知らない我々の世代は当然東京裁判とは何たるのかを知らない。 戦前の時代は軍が日本の政府を支配してきた、軍の […]

インターネットの法と慣習―かなり奇妙な法学入門

まず、疑問に思ったのは目次の後の著者の写真。何か「世界のナベアツ」に激似のような…。それは置いといて、本書は著者本人が述べられているようにインターネットと法を学会で発表できないような駄文でとあるが、実際読んでいる本人にとっては非常に面白くできていると思った(ちなみに著者自身は大学准教授である)。 さて、本題に入るがインターネットの世界で法律がないと言っている人も多いが、事実条文化されているが、罰則 […]