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出版

海の向こうに本を届ける

日本の出版物を海外に届ける仕事。 出版物を届けることに日本は何の役割を持っているのだろうか。本書はその出版エージェントを日本で初めて勤め、そして約40年にわたってその役割を担い続けた女性の半生を本書では描いている。 1.「商社から出版界に」 著者ははじめから出版界にいた人間ではない。当初は日本の商社に勤めていたのだが、その仕事に悩んだとき、マックス・ウェーバーの本でアメリカの出版社に興味を持ちはじ […]

電子書籍の基本からカラクリまでわかる本

洋泉社 依田様より献本御礼。 昨月28日に日本でiPadが発売された。今年の秋冬頃には、kindleやsonyリーダーが発売される。「電子書籍」の隆盛が現実味を帯びてきた。本書はこれから到来する「電子書籍」の時代についてどのように変わっていくのか、そしてすでに「電子書籍」の時代が始まっているアメリカではどのようなことが起こっているのかについて迫った一冊である。 PART1「出版に変革をもたらすiP […]

電子書籍の衝撃

今月の8日にアップルからiPadが発売された。もうすでにキンドルが出回り始め、いよいよ電子書籍時代の到来かと言われ始めてきたように思える。その中で紙媒体、出版業界では総売り上げが右肩下がりといわれ、いわゆる「活字離れ」「本離れ」というのが進んでいると叫ばれている。 本書は電子書籍が広がることによって、読書や出版、そして出版業界がどのように変わるかについて考察を行っている。 第1章「iPadとキンド […]

出版と自由―周縁から見た出版産業

本書は出版ニュース社から出ている「出版ニュース」から月1回連載されている「ブックストリート・流通」欄で取り上げたものを集積した一冊である。 ここ最近では「出版不況」と呼ばれているだけに出版業界内部の実情をありのままに描いている。 「出版と自由 2003年」 この年ばかりではないのだが、ここで取り上げらげられているのは、 「松文館摘発事件」 「ポイントカード問題」 「個人情報保護」 「宝島社裁判判決 […]

出版業界の危機と社会構造

今日「出版不況」と言われて久しい。毎日約200冊もの新刊が出ているのにもかかわらず、売上冊数、金額ともに右肩下がりであり、危機にひんしていると言ってもいいかもしれない。その原因として挙げられるのが、 ・インターネットの普及により本を読むのが必要なくなった。 ・活字自体読みたくなくなった。 ・ブックオフなどの古本販売チェーンが急激な成長。 などだと思う。 本書はここ最近起こっている「出版危機」をイン […]