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医学

民間療法のウソとホント

いわゆる「医者いらず」とも言われる「民間療法」だが、その中には全く効果のないものもある。それであればまだましなのだが、もっとひどいもので言えば健康的にも悪影響を及ぼすものまで存在する。それゆえに「民間療法」は玉石混淆であり、なおかつリスクも大きい。とはいえ身近に存在しており、手が出しやすいということで、民間療法は手放せないという考えもある。 さて本書である。本書は健康雑誌の元編集長が医学的なデータ […]

年末恒例ランキング2014 vol.1 「理数系」本ランキング

こんにちは。蔵前です。 2014年ももう残りわずかとなりました。 年末と言うことで、今年のランキングを取り上げて行きたいと思います。 今年で7回目となります。 今年は360冊取り上げました。 今回のランキングを除けばもう1年に1冊取り上げていると言っても過言ではありません。 毎年の通りになっちゃいますが、この企画のトップバッターは「理数系」の本のランキングです。 今年は24冊取り上げました。 昨年 […]

二重洗脳―依存症の謎を解く

「洗脳」と言うとなにやら催眠術やカルトといったような要素を持っているようなものを連想してしまうのだが、「洗脳」される要素は、ゲームや食べ物、たばこ、仕事、自分探しなどごく身近な感情やことによって引き起こしてしまう、いわゆる「ハマる」ということが、洗脳をしてしまうと言う。 しかしそういったことで「洗脳」を起こしてしまうのか、そしてどう言った悪影響を及ぼすのか、そして対処方法はいったい何なのか、そのこ […]

傷はぜったい消毒するな~生態系としての皮膚の科学

「傷」とひとえに言っても色々な種類があるのだが、大概は消毒をして、ガーゼを当てて雑菌が入らない様にする、と言った事があたかも「常識」だった。しかし著者は10年ほど前からそのような治療には科学的な根拠がなく、かえって逆効果をもたらすと言われるようになったという。 ではなぜ本書のタイトルのように「消毒をしてはいけない」のか、そして著者が提唱する「湿潤(しつじゅん)治療」とはいったい何なのか、本書はその […]

医学的根拠とは何か

「医学的根拠」と言う言葉を聞き慣れない人が多い。「根拠」は「根拠」でも「科学的根拠」と言ったものであればよく聞く。その差はいったい何なのか。それは「医学」が「学問」として扱われるかどうか、と言うものだろう。 それはさておき、日本における公害事件・薬害事件と言ったことは長期的な法廷闘争が行われている現実がある。それを巡って医師同士の対立もあれば、医学的な解釈を巡った混乱まで存在する。 本書は「医学的 […]

年末恒例ランキング2013 vol.1 「理数系」本ランキング

2013年ももう残りわずかとなりました。そういえば、「蔵前トラックⅢ」に移転してからは初の年末ですね。 年末となると年末恒例と自分でなってしまっている、書評、及びF1の記事ランキングを決める時期。今年ももちろんやります。 もう6年連続ですか・・・、このランキングは自分の独断と偏見で印象に残った本を決めると言う趣旨でやってます。 しかし、今年の5月にお知らせであったようにF1観戦の記事は書かない方針 […]

卵子老化の真実

結婚の考え方が多様化するとともに非婚・晩婚化が進んでいる。非婚・晩婚化とともに、初産の年齢も年々高齢化し、40歳以上で初産を迎える女性も少なくない。高齢出産が珍しくなくなったのも一つであるが、同時に自然妊娠ができなくなり、体外受精を行ったり、代理母をつくって子どもをつくったりする人も出ている。また独身女性が卵子を凍結保存するといったことなどもある。 出産の高齢化もあるが、妊娠するまでに一苦労する夫 […]

リストカット―自傷行為をのりこえる

「自傷行為」として自分の手首をカミソリなどで切り、自殺をしようとする行為を「リストカット」という。そのリストカットは自殺とまでは行かなくても「自傷」として自分を傷めつける、というような行為そのものが、人の心の「闇」を行為として抉り出している。 「自傷行為」は「リストカット」に限ったことでは無く、ピアスや刺青なども挙げられているのだが、なぜ人は「自傷行為」に走ってしまうのだろうか。本書は心の「闇」な […]

青魚を食べれば病気にならない~万病の元「慢性炎症」を防ぐ

春のシーズンはマイワシが旬である。京都では旬であるが豊漁と言われており、マイワシを買うにも手頃になるのかもしれない。 しかしイワシをはじめとした青魚は子供を中心に嫌いな人も多いと言われている。理由は様々だが、たとえ健康に良いと言われても、である。 青魚は健康によいと言われているが、その中で「慢性炎症」の予防にも効果があると著者は指摘している。だが「慢性炎症」という病気はよくわからない人が少なからず […]

年末恒例ランキング2012 vol.1 「理数系」本ランキング

2012年ももう残りわずかとなりました。年末となると年末恒例と自分でなってしまっている、書評、及びF1の記事ランキングを決める時期。今年ももちろんやります。もう5年連続となっていますが、このランキングは自分の独断と偏見で印象に残った本、F1レースを決めると言う趣旨でやってます。 今年は311冊取り上げました。昨年は270冊ほどだったので多いな、という印象です、1日に2冊取り上げた日もあったほどなの […]