TAG

医療

薬剤師が知らない在宅医療の世界~在宅対応薬局はこれからが勝負

新型コロナウイルスの第7波が猛威を振るっている。多くの地域において医療現場が逼迫しており、悲鳴の声を挙げている。しかもこの時期は熱中症も多くなる季節であり、熱中症による搬送も出てきており、ダブルパンチで救急などもパンク状態にあるという。 その新型コロナウイルスに関して「自宅療養」や「宿泊療養」も進められているが、コロナ・熱中症に限らず「在宅医療」も行われている。本書は在宅医療の歴史と、現状などにつ […]

心臓に針を

人間としての「生」と「死」。それは人それぞれの思想の根底にある。最近では道徳や人間的な授業として「デス・エデュケーション」「死の準備授業」と呼ばれる「死」に関して考える内容が一部の学校でも取り上げられ、なおかつ書籍や動画でも取り上げられている。 本書はそれとは毛並みが異なる。それはとある病院の経営者であり、美容外科医の人物が、自ら封印していた過去を呼び起こす出来事があった。その過去には悲劇的なもの […]

白医

本書はミステリーでありつつ、終末医療のことも描いている。というのは不審死の事件として取り上げてはいるものの、末期を迎えた患者は本当に死を選んでいるのか、また生を選んでいるのかはわからない。しかしながら、ただ生きるだけでの地獄よりも、自分の意志のあるときに「死」を選び、延命治療を拒否して死ぬといったことがある。 かつて当ブログでも「尊厳死」「延命治療」に関しての本を取り上げてきたのだが、その中で考え […]

医療倫理超入門

「医療」と「倫理」。この2つは交わらないようでいて、実は交わる部分がある。それは「科学」と「倫理」の2つが交わる理由とほぼ同じようにある。科学は進歩するのだが、その進歩は人間としての倫理を超えてしまい、批判を行うといった論調があると同じように、医療においても「生命倫理」の観点で進歩そのものを批判するといった論調がある。 では医療倫理とはいったい何か、そして医療と倫理の対立とこれからはどうなっていく […]

健康・医療情報の見極め方・向き合い方—健康・医療に関わる賢い選択のために知っておきたいコツ教えます

今年猛威を振るい、来年も同様に振るうだろうと予想される新型コロナウイルス。その情報については常に錯綜し、医療を始め、物販面でも大きな影響を及ぼした1年だった。特に医療については逼迫の状況であるなかで、働いている方々には感謝の念は絶えない。 コロナに限らず、健康や医療にまつわる情報は数多くあり、私自身も触れることが数多くある。本書では健康や医療にまつわる氾濫している情報の見極め方について伝授している […]

65歳医師がなぜ開業できるのか? 埼玉県は日本一の医療過疎地

「挑戦するのに年齢はいらない」と言う言葉があるのだが、挑戦するものによっては年齢制限のあるものもあるかもしれない。もしくは年齢制限こそはないものの、体力・精神面で若い内に行わなければならないようなものもあるため、実質的に「制限」があるのかもしれない。しかし本書は「開業医」であり、元々自治医科大学で勤務していたこともあり、その経験などもあるため「ゼロからのスタート」とは言えない。とはいえなぜ開業医を […]

いますぐ彼を解きなさい―イタリアにおける非拘束社会への試み

「拘束」と言うと自由を奪うというものであり、特に犯罪に関しては「身柄を拘束」するという言葉を用いることが多い。しかし本書で言うところの「拘束」は犯罪における拘束ではなく、精神医療における「拘束」の廃止に向けた動きを取り上げている。 なぜ精神利用において「拘束」が行われているのか、もともとの精神科での医療に関わっており、2018年という過去の記事になるのだが、精神科病院では身体拘束が急増しているとい […]

いのちを救う災害時医療

「災害(天災)は忘れた頃にやってくる」と言う言葉がある。しかしながらここ最近では忘れていないときにもやってきており、特に台風は毎年のように上陸しており、場所によって甚大な被害をもたらす。昨年上陸した台風15・19号は今もなお爪痕を残している。 そこで本書である。災害発生時に、医療は大事になってくる。災害により怪我を負う、あるいは二次災害における病気なども発生することも往々にしてある。その中で災害時 […]

健康格差 あなたの寿命は社会が決める

10数年前から「格差」にまつわる議論が出てきているのだが、健康でも「格差」がでているのだという。もっともどこに「格差」が出てきているのか、そしてその対策はどこにあるのか、本書は2016年9月9日に放送されたNHKスペシャル「私たちのこれから #健康格差 ~あなたに忍び寄る危機~」を書籍化した一冊である。 第1章「すべての世代に迫る「健康格差」」 実際に日本でも健康格差は生じており、所得によって生活 […]

医者が教える「ヤブ医者」の見分け方

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 私自身、丈夫なのかどうか分からないのだが、病院に行くことが1年に1回もない。最近行ったのも風邪気味で一昨年に行ったきりである。さらに前に遡ってみてもインフルエンザにかかった10年前になる。それだけめったに行かない。そのため病院選びにしてももしも自分が病気を患ったときにどの病院に行けば良いのか分からなくなってしまう。 そこで本書である。本書は病院選びを行うに […]