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医療

COVERED M博士の島

瀬戸内海の小さな孤島を舞台にした物語であるのだが、その舞台にとある医療研究の材料を集め、行うのだが、その「医療」は「美」を追究するものであるという。 その追究に対してある主人公は当選をすることになった。人生に絶望をしながら、そこから脱するために全身整形を受けるのだが、その受ける舞台が孤島というのも突っ込みどころがあるのだが、その舞台で手術・研究を行う博士の死体が見つかった。そこからミステリが始まる […]

不可能を可能にする視力再生の科学

私自身、パソコンを使ったり、年齢を重ねたりしたせいか、視力が思うように上がらなくなってきている。最近は視力検査こそ受けたことはないのだが、視力に関してぼやけて見えたり、目がかすんだりするようなことが度々ある。視力は悪くないものの「PCレンズ」を使って仕事をすることが多くなっている。 そこで本書である。本書は視力をいかにして再生を行っていくべきかを取り上げている一冊である。 第一章「老眼鏡がいらなく […]

人はなぜ「いじめ」るのかーその病理とケアを考える

今こそそれほど報道されないのだが、かつては社会現象のごとく毎日のようにニュースにて取り上げられた「いじめ」その概念は、平成になるずっと前からあったが、それが社会問題になったのは平成に入ってからのことである。そもそも本書のタイトルにあるように、人はなぜいじめるのか、その本質と医療について語られている。 第一章「日本人と「いじめ」」 本書の著者曰く「「いじめ」は差別」であるという。もちろん「差別」は動 […]

フライトナース

以前「ドクターヘリ」に関する話を読んだことがあるのだが、ナースもヘリコプターで空を飛び、現場に赴き、ケガや病を抱える方々を助ける役割を担っている。その空を飛ぶ女性看護師たちを「フライトナース」と呼ばれている。本書はその方々のことについて本書は取り上げている。 第1章「大丈夫ですからね」 フライトナースたちの日常は慌ただしく、休憩すらほとんどない。どこかに病気や事故の現場があればどこにでもやってきて […]

医者のたまご、世界を転がる。

本書のタイトルが魅力的である。「たまご」はまだ一人前ではないという意味合いを持つのだが、その「たまご」が世界に向けて活躍するということを、たまごが転がる性質をなぞらえて、タイトルを付けたのかもしれない。 本書はその医師の「たまご」が世界中を渡り歩いて、命の危険にさらされながら「医療とは何か?」を探していった記録である。 Chapter1「ネパール 無医村で出会った村人全員の命を預かる青年」 アジア […]

ルポ 看護の質―患者の命は守られるのか

私自身ここ最近病院には行かないせいか、病院の現状についてあまり知ることがなかった。しかし本書で取り上げている病院では看護の質が落ちてきているという。 しかしこの質が落ちる原因は看護師だけの問題ではなく、そもそも患者が多くなってきたこと、そのことから、しっかりと看護のできる時間や質を担保できなくなったことも一因としてあるように見えるのだが、実際はどうなのだろうか、本書はルポルタージュとして取り上げて […]

孤独を克服するがん治療~患者と家族のための心の処方箋~

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 もしも「がん」が告知されたらあなたはどうするか。内容によるが目の前が真っ暗になってしまう方も少なくない。そのような状況の中でどう立ち向かったらよいのか、本屋に行って探す人、インターネットで探す人、もしくは色々な人の意見を聞く人など人それぞれである。しかし情報によってはがんをさらに蝕んでしまうこともあれば、快方に向かう、あるいは亡くなるまで付き合える場合もあ […]

幹細胞――ES細胞・iPS細胞・再生医療

一昨年にはSTAP細胞の話が話題となったが、その前にはiPS細胞が話題となった。ほかにも元々あるES細胞が再生医療として役立てられているが、それぞれの細胞は俗に「幹細胞」と言われている。その幹細胞が再生医療に関してどのように役立てられている、あるいはこれから役立てられるのか、そのことについて取り上げているのが本書である。 第1章「幹細胞ってなんですか?」 細胞について勉強している方であればわかるの […]

医学部の大罪

言うまでもないが著者は東大医学部出身であり、受験や精神医学に関する本を多く出版してきた。しかし自身の出身である「医学部」を「大罪」と称し、批判をしている。医学部出身だからでこそ言えること、そして医学の現場にいたから言えることさまざまであるのだが、本書はあくまで医療、それも医学部を批判していることを基軸にしている。 第1章「超高齢社会に対応できない医学部―医学部の少ない県ほど、寿命が長く、医療費も少 […]

世界一騙されやすい日本人 ~演技性パーソナリティ時代の到来

「騙されやすい」というと人によってとらえ方が違う。ネガティブなとらえ方だと金をとられてしまった、信じたのに裏切られてしまったというものがある。ポジティブなものだと目立つ、あるいは自らピエロになることによって親近感がわきやすいという印象がある。 本書ではどちらかというとネガティブな部分なのだが、なぜそういった人がいるのか、「演技性パーソナリティ」を中心に取り上げている。 第1章「「演技性パーソナリテ […]