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地球温暖化

南極と北極―地球温暖化の視点から

地球には北と南で「極地」がある。ご存じの方も多いと思うが南極と北極である。特に南極は船などを利用して何日もかけて行かなければたどり着けない。2007年に宇宙飛行士の毛利衛が「宇宙よりも遠いですね」と言う一言が有名で、後にアニメ「宇宙よりも遠い場所」の由来にもなっている。 ところが昨今では地球温暖化が叫ばれており、その象徴の一つとして北極と南極の温暖化による変化がある。その温暖化の観点から北極と南極 […]

気候を人工的に操作する―地球温暖化に挑むジオエンジニアリング

ここ最近天候の振り幅が大きいような印象である。台風にしても「最強勢力」と呼ばれるようなものがほぼ毎年のように日本を襲うようなものがあり、真夏になると、晴れて気温が40℃を超えてしまうような酷暑になることも少なくない。 もっとも天候は自然現象であり、コントロールできないような印象を持たれるのだが、実際には、その気候について人工的に操作する試みが行われているという。その名も「ジオエンジニアリング」と呼 […]

気候変動の時代を生きる―持続可能な未来へ導く教育フロンティア

かねてから「地球温暖化」という言葉が叫ばれて久しい。もっとも「地球温暖化」事態は人為的に行われたのか、あるいは長い周期の中の一部なのかといった議論が今も絶えることがない。 議論についてはここでは言及せず、その地球温暖化は「気候変動」の一部として挙げられており、その気候変動はどうして起こっているのかを知り、教育的な観点から個人・組織においてどのようにアクションを行ったら良いのか、本書はそのことを説い […]

凍った地球―スノーボールアースと生命進化の物語

地球温暖化の話についてよく言われているが、地球の歴史をたどってみると「氷河期」なるものも存在したし、今から1000年前には今よりも暖かい時代があったという話も聞いたことがある。こういった状況を鑑みると、確かに地球温暖化はあるのだが、実は地球は長い目で見ると寒暖の差があり、なおかつ氷河期もあるという考えにも行きつく。そもそも本書のタイトルにある「凍った地球」と呼ばれるような状態はいつ頃から起こったも […]

クマゼミから温暖化を考える

「地球温暖化」の話はもう何十年も前から言われ続けてきており、未だに議論の対象になっている。もちろん温暖化を解決することは一筋縄ではいかず、原因も多岐にわたる。本書もまた原因を追求する一手段としてクマゼミを取り上げているが、ちょうど夏の時期であるだけに、クマゼミを取り上げるのは旬といえるのかもしれない。 第1章「近年に見るセミの変化」 大阪をはじめとした西日本で最近クマゼミが増えているのだという。そ […]

異常気象と地球温暖化――未来に何が待っているか

「異常気象」という言葉が乱舞している時代である。そもそも先週も12月としては季節外れの大雨で、なおかつ初秋並みの暖かさになるといったことがあった。その「異常気象」と呼ばれるような事象の根本原因として「地球温暖化」が挙げられているのだが、そもそも地球温暖化自体も賛否双方で激しい論争が起こっている。本書はその「異常気象」と地球温暖化の関連性について取り上げている。 第1章「異常気象」 そもそも「異常気 […]

環境問題、 ウソとホントがわかる本

今、環境問題があたかもヒステリックに叫ばれている。ここ最近では環境問題対策について肯定・否定・懐疑それぞれの意見の本が多数出版され、「環境問題」という名の本を見ない日が無いほどである。 さて、本書は上の3つのうちどれなのかと言うと、おそらく「懐疑」に入るだろう。しかし本書ほど環境問題について上の3つを取り入れながら合理的に検証している文献は無いと私は思う。では中身に入っていく。 Chapter1「 […]

環境問題のウソ

本書は環境問題にまつわる様々な嘘を暴いている。今や環境問題については賛成論ばかりではなく著者や中部大学の武田邦彦教授らの否定・懐疑論も盛んに言われ始めている。ようやく環境問題について両面的な意見が出てき始めたことにより活発な議論が期待できる。 しかしそれで待ってばかりではいられないのも現実である。環境問題について様々な妄信を切っているが武田邦彦教授の本が人気先行しただけに本書が日陰の存在となってし […]

このままでは地球はあと10年で終わる!

環境問題にまつわる文献であるが、本書は誇張が多すぎるように思えてならない。しかも10年後のシミュレーターを多く使っており、その中でも最悪のケースばかり羅列しており果たして本当なのかと疑いたくもなる。 まず海面が88センチ上昇する話だがIPCCの第四次報告で確かに「9〜88センチの上昇」という明記はあったのは事実である。とはいえ88センチは言い過ぎではなかろうか。科学論者の多くは30年後には11セン […]

地球温暖化の現場から

本書は実際に著者が地球温暖化のメッセージを送っている所を何百か所も訪れて地球温暖化問題の解決の重要性を説いている1冊である。本書では特に、シベリアやオーストラリア(グレートバリアリーフ)、アルプスと言ったと所まで足を運んで行っている。著者が言うにはそのメッセージの表現の仕方は違えどいいたいこと、すなわち結論は同じであったという。現場を目撃したと語るとアルピニストの野口健氏もヒマラヤ山脈に行って同じ […]