国際政治 したたかな国キューバ―シジョンは揺れても倒れない キューバでは「カストロ体制」が続いている。2008年に長らく統べていたフィデル・カストロが健康状態の悪化を理由に退任し、新たにフィデルの弟であるラウル・カストロが国家評議会議長の座に就き、あとを引き継いだ。事実上「カストロ体制」が続いたこと... 2014.01.26 国際政治書評
国際経済 G20の経済学 – 国際協調と日本の成長戦略 G20とは、サミットの主要国である「G8(主要国首脳会議。参加国はフランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・日本・イタリア・カナダ・ロシア)」に加え、「中華人民共和国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、オーストラリア、韓国、インドネシア、... 2014.01.11 国際経済書評
国内政治 文化と外交 - パブリック・ディプロマシーの時代 外交にも様々な種類があるのだが、中でも有名なものとして「文化外交」が挙げられる。これは国々の文化を人的交流や放送などを通じて、国内外の世論を働きかける、といったアプローチの手法であり、日本でも「クール・ジャパン」を中心にした政策を行っている... 2014.01.04 国内政治書評
国内政治 自立する国家へ! 本書を一目見たとき、我が目を疑った。 方や元・海上幕僚長であり「田母神論文」で更迭され、現在でも講演やテレビに引っ張りだことなとなった方で、憲法改正論者かつ核保有を主張している。 方や元・外務省官僚で、駐レバノン大使など多くの大使を担った方... 2013.08.10 国内政治書評
日本史 NHK さかのぼり日本史 外交篇 [8]鎌倉 「武家外交」の誕生―なぜ、モンゴル帝国に強硬姿勢を貫いたのか 鎌倉時代の末路の一つとして、中国大陸における元王朝との外交の失敗もその一つである論者も少なくない。元王朝との外交の果ての中には「元寇」と呼ばれるような戦争も起こったのだが、そもそも日本は海外との外交はどうなったのだろうか、本書は鎌倉時代にお... 2013.07.20 日本史書評
日本史 中世日本の内と外 日本における「中世」の時代はおおよそ平安時代末期から安土桃山時代に至るまでの事を表しており、本書もそれに準拠している。いわゆる武家が栄え始めた時であり、武士が政治の実権を握る、もしくは朝廷との対立を行ったり、朝廷を巡った武士や公家の対立が行... 2013.07.07 日本史書評
国内政治 官僚村生活白書 「官僚は「悪」だ」という論者は少なくない。しかし各省庁にて基幹の役割を担う官僚がどのような存在なのかをしらないで批判するのはあまりにも滑稽である。 批判をするにしても、その逆に官僚がどのように働いているのかを知る必要がある。 本書はめくるめ... 2012.10.24 国内政治書評
国際政治 後継者 金正恩 1994年の金日成死去から約17年間独裁者として君臨した金正日が昨年の12月に帰らぬ人となった。後継者は2009年に金正恩と決まっており、実質的に金正恩を中心とする後継体制が固まっているのだという。 後継者としての修行期間もわずか3年しかな... 2012.01.26 国際政治書評
国際政治 北方領土交渉秘録―失われた五度の機会 著者の東郷和彦は戦前・戦時中に外務大臣を務めていた東郷茂徳の孫である。祖父の後を追い著者も外交官としてロシアにわたり、数多くの北方領土交渉にあたった。本書はその五度の機会を含めた北方領土交渉を克明に描いたものである。 まず2月7日とは一体何... 2008.11.20 国際政治書評
国内政治 闘え、日本人―外交とは「見えない戦争」である 「戦争の反対」はなにか? まず言えることは「戦争」の反対は「平和」ではない。もしも「戦争」の反対が「平和」であると信じ込んでいたらここで正してほしい。 「戦争」の反対とは一体何か?当然戦争を行わないことである。戦争を行わないということは当然... 2008.11.06 国内政治書評