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将棋

生き方の流儀

「生き方」と言うものにも「流儀」があるのだろうか、と言う疑問をもってしまうようなタイトルであるが、将棋棋士の故・米長邦雄氏と評論家の渡部昇一氏が対談形式で対談している。共に壮年になり、自分自身の人生を総決算すると言うことで、自分自身の人生はどのようなものだったのか、さらに財産とは、仕事とは、夫婦とはなど色々な角度から考察を行っている。 第一章「『人間における運の研究』その後」 本書が出る以前に米長 […]

日本遊戯史―古代から現代までの遊びと社会

日本における「遊び」の歴史は長く、とりわけ「将棋」や「囲碁」の歴史について、諸説はあるが多くは奈良時代から伝えられたと言われている。 元々は庶民の遊びだけではなく、武士や貴族の遊びとしてもあり、御前対局も行われるほど盛んなものであった。 本書は「囲碁」や「将棋」に限らず、様々な「遊具」や「遊戯」にまつわる歴史を紹介している。 第一章「遊びの伝来と定着」 「遊び」そのものの歴史は人間が生まれた歴史と […]

見えない復讐

もしも他人があなたを「将棋の駒」として扱われたことに気付いたらあなたはどのような感情になるのか、あるいはどのような行動を示すのだろうか。 私であればすぐに咎めるが、咎めたとしても相手はしたり顔で「使われるあなたが悪い」「騙されるあなたが悪い」と返すだろう。 本書はある投資家が投資を介して怨恨を持つ大学関係者に復讐を遂げるという物語である。 探り、探られ合いとなるようなスリルと歪みきった人間関係が交 […]