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岩波ジュニア新書

新・天文学入門

7月7日といえば言わずもがな「七夕」である。しかし所によっては8月7日としているのもあるが、ここでは一般的に定義されている7月7日で統一する。 この日は曇天・雨天になるケースが多いのだが、晴れるケースもあり、その際には天の川など幻想的な星々を眺めることができる。そういった星々を眺めるためにちょっと頭に入れておきたいものがある。それが「天文学」というものである。しかし「天文学」といっても堅苦しいよう […]

ファッション・ライフの楽しみ方

私自身、ファッションに関しては無頓着である。しかし無頓着のあまり、ファッションに関する知識や考え方が乏しかったため、それを補うべく今年は色々とファッションに関して勉強をしようと思っている。もちろん色々なものを買ってみて、実践をしてみたいと思った。そこで本書である。本書はそのファッションを楽しむためにオン・オフの使い分け、さらには、お出かけファッションをどのようにしたら良いのか、本書はその楽しみ方の […]

キリスト教入門

キリスト教は私自身小さい頃に関わりがあった。保育園のころは「プロテスタント」の信仰があったため、キリスト教にちなんだ行事も多々行われた。もちろん、活動の一つ一つにキリスト教の儀礼も行われる。 小学校に入ってから、キリスト教の信仰はなくなった。あれからもう20年以上の月日が流れるのだが、今一度学び直そうと考えている。本書はキリスト教の成立から、仕組みに至るまでについて「入門編」として紹介している。 […]

スギナの島留学日記

元々兵庫で生まれ・育った女の子が、高校進学と同時に、島根県・隠岐諸島にある島前と呼ばれる場所に留学した。その島に留学し、様々な体験をして、著者は何を感じたのか、本書は留学した日々について綴っている。 第1章「私は島留学生」 そもそも兵庫で生まれ育った著者がなぜ島根の島に留学しようとしたのか。その理由として著者の父が仕事で隠岐島前に行くことがあったのだという。その父が島に高校がある事を知って著者に勧 […]

年中行事を五感で味わう

あけましておめでとうございます。本年も「蔵前トラックⅢ」をよろしくお願い申しあげます。早速新年最初の本を紹介いたします。 年中行事の始まりは元旦から始まる。その後から春夏秋冬と四季折々の年中行事が行われる。四季折々なところも日本の風習の良さであり、なおかつ、本書のタイトルにもあるとおり「五感」でもって味わうことができることもまた、日本文化の良さとして現れている。今日は年はじめの元日だからでこそ、1 […]

<できること>の見つけ方――全盲女子大生が手に入れた大切なもの

本書を取り上げる前に、どうしても取り上げなければいけないものがある。 それは今年の9月8日、埼玉県の川越駅で、県内の盲学校に通う全盲の女子生徒が何者かに蹴られ全治3週間の重傷を負った。ケガを負わせた犯人は後に逮捕されたが、犯人は軽度の知的障害者である事が明らかになった。この事件により様々なメディアで話題となったのだが、一つだけ看過できなかったのは「全盲少女にも非があったのでは?」という意見や心ない […]

自分力を高める

巷の本屋を覗いてみると「○○力」というような本が目に付く。大概はビジネスに関すること、さらには生きることに関することが多いのだが、本書も例外なくビジネスでありながらも、「生き方」と言うところにも着目している。しかも岩波ジュニア新書からだしていることであるだけに、将来についてまだまだ不安の残っている10代、ないし20代の方々のために向けられている。 第1部「自分力とは」 そもそも「自分力」とはいった […]

書き出しは誘惑する――小説の楽しみ

元々小説を読むのが苦手だった。実際にどのような作品なのか、どういう表現をしているのか、というのが読み取るのが難しいからである。なので、書評を始めた当初は小説すら手に付けていなかった。小説の書評を始めたのは2009年の1月、忘れもしなかったのだが「太郎が恋をする頃までには・・・」という小説からスタートした。ほぼ自伝的な小説であったため、読みやすかったことを覚えている。 そこからドンドンと色々な小説の […]

中高生のための「かたづけ」の本

私が中学・高校の頃、ほとんど「かたづけ」ができなかった。個人的な部屋があったのだが、けっこう散らかっていて親に怒られることもしばしばあった。もっと言うと大学生の時に独り暮らしをするようになったが、相変わらずで、就職するようになってから「かたづけ」の重要性をようやく見出して、できるようになった。 私事はさておき、最近では「かたづけられない」人も多くなっているのだが、「かたづけ」を中学・高校の時代から […]

心は前を向いている

人は誰でも前向きになる力を持っている。とはいえ四六時中前向きになる事はほぼ不可能である。よほどの無鉄砲か、あるいはあっけらかんとした人で無い限り。私も本書のタイトルを見ていて疑いを持った。それは自分自身が後ろ向きになる事は度々あり、現在進行形でそうなっているからである。それなのになぜ本書のようなタイトルを作ったのか、そして心とはいったい何なのか、その力とは何なのかそのことを心理学の実験を通して見て […]