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心理学

「金縛り」の謎を解く 夢魔・幽体離脱・宇宙人による誘拐

私自身そういった体験を一度もしたことがないのだが、なかには「金縛り」の体験をした方もいると言う。「金縛り」とは簡単に言うと、 「動くことができないようにきびしく縛りつけること。恐怖などで体が動かなくなることにもいう」(「広辞苑 第六版」より) という。動くことができないのは辞書の意味では夢に限らず、様々な状況で動けないことを表しているのだが、本書も含めて「夢」など寝ている状況に通じている。本書は心 […]

アドラーの思い出

今年のビジネス書のキーワードとして取り上げられるのが「アドラー」、もしくは「アドラー心理学」が挙げられる。「アドラー」はアルフレッド・アドラーのセカンドネームから取っており、19世紀終わりから20世紀始めにかけて活躍した心理学者で、夢理論で大成したフロイトと双璧をなす存在である。しかしこれまではなかなか認知されていなかったのだが、昨年末に「嫌われる勇気」が発売され、大ヒットしたことを皮切りに、数多 […]

心は前を向いている

人は誰でも前向きになる力を持っている。とはいえ四六時中前向きになる事はほぼ不可能である。よほどの無鉄砲か、あるいはあっけらかんとした人で無い限り。私も本書のタイトルを見ていて疑いを持った。それは自分自身が後ろ向きになる事は度々あり、現在進行形でそうなっているからである。それなのになぜ本書のようなタイトルを作ったのか、そして心とはいったい何なのか、その力とは何なのかそのことを心理学の実験を通して見て […]

おとなが育つ条件――発達心理学から考える

「おとな」とはいったいどのような存在なのか。調べて見ると、 (1)十分に成長した人。一人前になった人。成人。 (2)考え方・態度が老成しているさま。分別のあるさま。 (3)女房などの頭(かしら)に立つ人。 (4)子供がだだをこねたりせず、おとなしいさま。 (5)痘瘡(とうそう:痘瘡ウイルスによる感染症)の異称。「広辞苑 第六版」より とある。あくまで辞書の意味であるのだが、解釈は人それぞれ異なって […]

年末恒例ランキング2013 vol.5 「人文」本ランキング

年末恒例企画もいよいよラスト、今日のランキングは「人文」本のランキングです。今年は153冊取り上げました。「人文」とは名ばかりで、自伝であったり、習わし、学問の概論、さらにはサブカルチャーに至るまで幅広く扱っている故にこのような冊数になりました。 今回はこの中から印象に残った本を5冊紹介致します。 第5位:新宿末廣亭うら、喫茶「楽屋」 新宿末廣亭うら、喫茶「楽屋」 posted with ヨメレバ […]

モヤモヤから自由になる3色カラコロジー

著者の内藤様より献本御礼。 心の悩みは誰にでもある。「このままで良いのか」「これからどうするのか」という悩みを持つ、俗に言う「モヤモヤする」という感情に陥ってしまうのだが、その「モヤモヤ」について「3つの色」でもって解決するのだという。本書は「3つの色(カラー)」と「心理学(サイコロジー)」を合わせた「カラコロジー」として「色」から生まれる「心」のシグナルを伝授し、悩みについて解決に導いている。 […]

動きが心をつくる──身体心理学への招待

人には色々な「動作」を行う。その「動作」は「脳」における運動から来るものであるが、そこからくる「脳」の情報は「心理」と呼ばれる心の情報から来ている。これを分析するのが「心理学」であるのだが、本書はその中から「身体運動」における心理学である、「身体心理学」として心と身体の関連性について分析を行っている。 第1章「心が生まれる前」 人間など動物には「喜怒哀楽」と呼ばれる表情がある。その「喜怒哀楽」の表 […]

年末恒例ランキング2012 vol.4 「人文」本ランキング

年末恒例ランキングの第4弾は「人文」本ランキングです。今年はなんと128冊取り上げてきました。毎日のように書評をしたのですが、人物や名言などの本を取り上げてきたのですが、そのカテゴリーがいずれも「人文」にまつわるものが多かったことが要因として挙げられるかもしれません。 126冊取り上げてきたこともその要因かどうかわかりませんが、印象に残った本が多かったように思えます。 昨年までは5冊でしたが、印象 […]

年末恒例ランキング2011 vol.4 「人文」本ランキング

年末恒例ランキングの第4弾は「人文」本ランキングです。昨年まではビジネス書に次いで多かったカテゴリーでしたが、今年は82冊と最も多く取り上げました(ビジネス書は明日取り上げますが73冊でした)。歴史や自伝、自己啓発もこの分野に入るためカテゴリーとしても幅広かったのも、最も多く取り上げられた所以だったのかもしれません。 この82冊の中から選りすぐりの5冊を紹介いたします。 第5位:魂のゆくえ アース […]

年末恒例ランキング2010 vol.4 「人文」本ランキング

年末企画第4弾。今回は「人文」本ランキングです。 今年は75冊取り上げました。しかも新年1発目にも人文、とりわけ民俗学にまつわる本を書評しております。人文の範囲も結構広く、国語や歴史、民俗学、宗教と言った所まで幅広く取り扱っています。そういう意味で多くなったのではないかと思います。 今回はこの中から印象に残った本を5冊取り上げます。 第5位:運の管理学 人生に「結果」をもたらす幸せの方程式 本書は […]