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心の整えかた トップアスリートならこうする

「心」は誰にでもあるのだが、スポーツにしてもビジネスにしても、「心」をどのように「整える」のかが重要な要素になってくる。アスリートの場合は本番直前に関して、練習は行ったが、その練習通りのパフォーマンスとなるのか、それが「心」の良し悪しによって変わってくる。本書はスポーツにおけるトップアスリートの「心の整えかた」を伝授している。 第1章「感情と思考に向き合う」 人は誰しも感情や思考がある。しかしどの […]

今夜

「夜」が好きな人も、嫌いな人もいるかもしれない。しかし夜となると、太陽の明るさは消え、街灯などの明かりがわずかに照るだけで、暗くなる。物理的に暗くなるだけでなく、心的な「暗さ」を引き出してしまう人も中にはいる。 その「夜」において、自らに潜む「闇」に侵される、4人の男女を描いている。昼にある日常とはまた違う、日常と心境。そこには、人間としての弱さなどが表れる。その感情に苛まれながら夜明けを待つよう […]

お江戸やすらぎ飯 芍薬役者

料理で人を救うと言う話は実話・フィクションを含めると数多くあるのだが、本書は江戸時代を舞台にしている。ちなみに本書はタイトルにある「お江戸やすらぎ飯」と銘打ったシリーズの第2弾であり、主人公の佐保の成長とそれに伴う「変化」を見せながら、料理を通して癒やすといった作品である。 ちなみに第2弾のサブタイトルには「芍薬役者」とあるが、「芍薬(しゃくやく)」は花の名前であり、初夏の頃に咲く花である。ちなみ […]

見えない星に耳を澄ませて

今年は非常に寒い。しかし寒いとなると空気は澄んでおり、夜空を見上げると星々がけっこう見える。場所によっては天体観測のように、満天の星々を観ることもできると言う。 その星になぞらえているのが人の心である。星の数だけある、と言う言葉は当てはまらないのだが、人それぞれの心情や考え方などがある。中には心の傷を負い、見えなくなってしまうことも多々ある。それを音楽療法で癒やす音楽療法士を目指す人の物語を本書に […]

こころと身体の心理学

心と身体はバラバラのように見えて、実は一体となっていることが多い。なぜ「多い」と表現したのかというと、身体と心がバラバラになる人、あるいは身体とアイデンティティがバラバラになる人もまれにいるためである。 心理学というと見えないようでいて、実は身体にも関係してくるものもあるため、本書は心と身体の両方とで取り上げている。 第1章「人それぞれの身体感覚」 「心理学」というと色々な学問があり、特に「認知心 […]

お願いおむらいす

食事は人を幸せにする。もっともお腹も充足するため、心も充足する。その充足をするだけでなく、料理によっては壁にぶち当たってしまう、心を乱される、やきもきするといった感情を癒やす役割も持っている。 本書は「食」によって打ちひしがれたところから脱した時に食を通して葛藤やピンチから脱した方々を取り上げた中編集5編取り上げている。どちらかというとハートフルと言われる部類に入るため、当然心温まるのだが、本書に […]

2センチの隙間

2センチというとわずかであるのだが、そのわずかな距離には光と闇がある。本書はタイトルにある作品を含めた3作品が収録されているのだが、表題作は「2センチ」の距離の長さを垣間見ることができた。 物理的にはかなり短いように見えるのだが、部屋としての2センチの中には「心」と言った要素も存在しており、その「心」としての距離は物理的に2センチはあれど、精神的な距離はそれよりも遥かに遠いものになっている。もっと […]

満月の法則

秋が深まり、冬の息吹が聞こえ始めるようになってきた。空気も澄んできており、月もくっきりと見え始めた。満月や三日月、さらには半月など色々な月が見えるようになる。 しかし本書で言うところの「月」は何かというとその人の心の中にある「本音」を表している。その本音に対してどのように向き合い、行動をして行くのか、建前の自分から本音を出していくのか、そのことを伝授している。 第1章「もう、「三日月人生」はやめま […]

心は燃える

「燃える」ことは色々あるのだが、物理的に燃えると言うのもあるのだが、目に見えない心的な観点で「燃える」と言うのもある。熱血というような言葉があるのだが、それだけにあることに対して心をたぎらせることで「心が燃える」ことがある。 本書は短編集であるのだが家族に絆を回復するために挑む女性もいれば、思いを拒絶され裏切られた恨みを持つ人、そして夢を追い求めて旅立つ男と様々な思いが巡って一冊の物語として醸成さ […]

「水」のように生きる

ダイヤモンド社様より献本御礼。 「明鏡止水」という四字熟語がある。調べてみると、 「邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと」(「goo辞書」より) とある。本書はそのことを形容しているかというと、そのような部分もあるのだが、完全にそのことを言っているわけではない。とはいえ本書のタイトルを見るにこの四字熟語がふと頭 […]