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思い出

あのころのデパート

私は神奈川に住み始めてからはごく当たり前に接してきたデパート。北海道にいた頃もあったのだが、長引く不況の煽りを受けて、そのまま潰れたり、デパートでは無く、「複合商業施設」という形で残ったり、様々な変化をして、デパートという形を為さなくなってきた。大学の時に住んでいた小樽では、住み始めた頃にはもうすでにデパートがなかったことを覚えている。 本書の帯にて「昭和のよそゆきのお出かけとは、家族でデパートに […]

高く手を振る日

自らも老いて、妻に先立たれて、人生そのものの行き止まりに瀕していた男性が、大学時代の思い出の写真を見つける事から物語は始まる。大学時代と言ってももう50年ほど前の事であり、印象の強い子と意外は忘れ去られてもおかしくないのだが、その主人公は今もなお大学時代の淡い恋物語の記憶を残していた。その思い出を約50年の歳月をかけて精算するとき、その男性はどのような心境の変化があったのか、「老い」と「恋」の両側 […]

シリーズ「中勘助~流麗と幻想の間で」~3日目 「思い出」を「流麗」に描いた「銀の匙」

シリーズ「中勘助」はいよいよ最後を迎えました。 最後は、このシリーズのメインとなる「銀の匙」を取り上げます。 銀の匙 (岩波文庫) posted with ヨメレバ 中 勘助 岩波書店 1999-05-17 Amazon Kindle 楽天ブックス 7net honto e-hon 紀伊國屋書店   <「銀の匙」ができるまで> この「銀の匙」が書かれ始めたのは1910年であり、約2~3年ほどかかり […]

歩くのがもっと楽しくなる 旅ノート・散歩ノートのつくりかた

ダイヤモンド社 市川様より献本御礼。 ノートは偉大である。 自分自身も仕事・プライベート関わらず、ノートを使う。読書にしても自分の考えをまとめるノートをつくったり、学んだことを実践したり、もしくはひらめいたことを書き起こしたり、体験を記録したりすることによって様々なアイデアも捻出することができ、かつ思い出としても残る。 その「思い出として残る」ノートとして、本書では「旅ノート」「散歩ノート」を取り […]