恋愛

書評

ぼくらは夜にしか会わなかった

日常的な小説なのかも知れないのだが、恋愛でもなく、友情でもなく、単なる「出会い」に収斂している印象が強い。 とはいえ、短編でありながらも人の出会いの尊さがまざまざと感じさせられる一冊であり、なおかつ人との出会いがいかに人生に関わっていくのか...
書評

心臓異色

文字通り「心臓移植」のことを表しているのだが、もっともスーツ姿の大泥棒がある女性との出会いが足を洗うこととなった話と、本書のタイトルにある心臓移植をした男が恋愛をしながらも心臓移植前のオーナーを追ったなどの6編の物語から成り立っている。 現...
時代

おちゃっぴい 大江戸八百八

江戸時代にもラブストーリーは存在する。もっともそのラブストーリーなるものは様々な恋人との巡り合いや身分を越えた恋、さらには許されざる恋など、恋や愛のカタチは現代と同じように「様々」である。 本書はとある入れ墨師の男と、剣道師範代の女との恋愛...
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日本人

恋づくし – 宇野千代伝

元々私自身は宇野千代という人物について名前以外は知らなかった。しかし今から6年前の秋に「私のおとぎ話」という本に出会ったとき、ようやく人物・本に巡り合うことができた。元々寡作だったこともあり、作品自体になかなか出会えなかったのだが、犯罪以外...
書評

ラブコメの法則

ラブコメと言ったら何とも響きが良く、他にも思わず「ムフッ」としてしまうような感じさえしてしまう。しかしラブ(恋愛)だけでなくコメディの部分もあるので、笑いもほのかにある。そのことから自分自身にとっても好きなジャンルと言っても過言ではない。 ...
書評

ドール

「愛」の形は人それぞれであるが、その「それぞれ」の中にはひどく歪んでいるものも存在する。その存在する「歪み」が本書に表れている。 その歪みとはいったい何なのか、そして誰から来ているのかというと、本書はある「少年」から来ている。その少年はある...
書評

失恋天国

結婚式寸前でフラれた人にて届いた手紙が「失恋学校」の入学案内である。その入学案内をもとに「失恋学校」への入学を決めた。その入学した学校では同じように様々な「失恋」を体験した女性たちが集まった。 しかもその学校の授業内容も非常にユニークで失恋...
書評

イルミネーション・キス

季節は11月。そろそろクリスマスに向けて色々なイルミネーションが見られるようになる。そのイルミネーションでときめくようなデートなどのシチュエーションを連想する部分もあるのだが、その中でも本書は「キス」を題材にした短編集である。 本書で取り上...
書評

忍土

それぞれの土地にはそれぞれの「愛」がある。もちろんその「愛」の形は全国津々浦々の違いもあれば、その男女の性格の違いにも表れる。その中でどのような恋愛模様があるのか、本書はその地域での恋愛模様を短編集という形で描いている。 そもそも「忍土(に...
書評

新しい鳥たち

本書を取り上げる以前に、本書の著者を取り上げる必要がある。ご存知の方もいると思うが、著者は今から15年前に「世界の中心で、愛をさけぶ」で一大センセーショナルを生み出し、映画・ドラマにもなった。それから15年して著者がベストセラーをたたき出し...
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