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わたしをさがして

「兄弟姉妹」 この関係は血のつながる・つながらないに関わらず近い存在である。しかし近すぎるあまりに忌み嫌う、そういう傾向に陥ることも往々にしてある。ただ距離が近いということから親近感も存在する。その相対する感情が交錯し、葛藤が生まれる。 本書は姉妹の物語であるが、才色兼備の姉が失踪した姉を探すために主人公は旅に出た。姉探しの旅なのだが、同時に「自分探しの旅」でもあった。その度の最中、自分自身の持っ […]

死ぬまでに知っておきたい 人生の5つの秘密

私自身人生は30年しか歩んでいない。そのため人生とは何かについて語ることは非常に難しい。その理由はまだまだ分からないことがあるからである。 その「分からない」部分について、本書を通じてどこまで補完できるか分からないが、人生において大切なこととは何か、そして幸せな人生を送るためにはどうしたらよいのかについて学んでみようと思う。 第一部「幸福な人生とは」 第1章「なぜ人生に意味を見いだし、幸福に最期を […]

私とは何か――「個人」から「分人」へ

戦後から「個人」が尊重されて久しい。しかし個人主義は時として利己的になり、他人のことを敬うことがなくなってしまい、身勝手な事件や事柄が往々にして起こっている。 他にも「個人」と言うことが問われるようになった時、「私の存在」といった自分自身を問答するようなものも多くなってきている。著者はその時代はだんだん変化し、やがて「分人」というものが出てくるのだという。本書は「個人」から「分人」にシフトしていく […]

究極の愛について語るときに僕たちの語ること

青月社 功刀様より献本御礼。 愛のカタチは人それぞれと言われているが、自分自身の考えが外れてしまうと、「それは愛じゃない」とか「非常識だ」と言って耳をふさいでしまう。しかし愛する人たちが表現するのであれば、どんなカタチであれ「愛」になる。それにとやかく言われる筋合いはない。 本書は様々な「愛のカタチ」について「究極の愛」と題して新宿ゴールデン街のマスターが追った一冊である。 1.「最強のふたり? […]

裸にされた花嫁

本書は小説なのだが、フィクションかノンフィクションなのかは分からない。ましてや本書の著者は匿名希望であるのだが、本書を書き上げる時に失踪してしまっている状態である。もちろん現在は存命なのか、それとも亡くなられたのか全く分からない。 本書はイギリスの郊外にすんでいるとある夫婦の結婚生活、生事情について赤裸々に描いている。レッスン毎に章立てが分かれているのだが、ある種の「日記」と呼べる様な内容のように […]

彼は二十一歳年下

最近では「熟年離婚」もある一方で「年の差婚」と言うものもある。1年か2年ほど前に男性芸能人が20歳~30歳ほど年下の女性と結婚したという話題があった。 本書はそういった報道の逆であり、女性が年上であるという話である。年の差婚の一つであるが、年上の女性は既に還暦を迎えている。 今となっては高齢化社会と言う時代で、還暦を迎えた女性が本のタイトルに書いてある通り、21歳年下が恋をしたことから物語は始まる […]

お父さんから愛するキミに贈る本

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 もしも自分に子供ができたならあなたはどのような言葉を贈るのだろうか。自分であれば、自分の人生と挑戦することの尊さにまつわる言葉を贈るのかもしれない、というより咄嗟にそれを言えるほど自分自身もまとまっていないのが現状である。 ともあれ本書は父である著者が愛する息子に宛てたエッセイであるが、本当の意味で「ありのまま」を描いているだけに説得力ははかり知れないほど […]

愛され力―本当のあなたはもっと愛される。

まず先に断わっておくが、本書は女性が「愛されるため」にどうすればいいのかというのを伝授している一冊である。男性の立場から見て本書は役に立たないのかというとそうではない。むしろ女性がどのような方法であれば愛されるのと裏かえしのように男性にも「愛される」ためのヒントが隠されている。 1章「愛される理由を知ってますか」 「男の優しさには真実(まごころ)があり、女の優しさには利己主義(おまえ)しかない…」 […]

うまくいかないのが恋

人は誰しも恋をしたこと、もしくは恋心をもったことがあるだろう。 私自身は何度か恋心を持ったり、相手がわから恋心を持たれたりしたことはあった。 でもそれから恋愛に発展したことは1度もなかった。 恋愛というのは難しい。 表題のとおり「うまくいかない」。 ただ成就したときにはこれ以上ない喜びとなる。 人は誰しも恋をしたがる。それは強かれ弱かれ、相手がリアルであれバーチャルであれ。 その中でどのように恋を […]

かけがえのない人間

「人を愛せよ」 本書はそう思える1冊であった。しかし「愛」というとこれ自体も漠然としており、恋人同士の愛であり、家族愛であり、愛国心であり、郷土愛であり、隣人愛であり……と愛というのには様々なことがある。 しかもそれは学校で100点取ればできるのかというと全くそうではない。むしろテスト形式で完璧にできるほど「愛」を教える、学ぶというのは単純なものではない。それに「愛」を学ぶ・考えることは人生とは何 […]