TAG

感情

時計の時間、心の時間―退屈な時間はナゼ長くなるのか?

人は誰しも「退屈」になってしまう。その「退屈」な感情に陥ると時間そのものが「長い」という感覚になってしまう。物理的には全く変わらないのに、感覚としては長く、かつ遅くなってしまうのはいったいどのような差があるのだろうか、本書はそのことについて考察を行っている。 第1章「時間を知る」 元々時間の概念ができたのは4~5世紀の時にローマの哲学者・アウグスティヌスが指摘したことから始まりである。その後哲学的 […]

嫉妬のお作法

フォレスト出版 森上様より献本御礼。 「私たち人間の心に「感情」があるかぎり、この「嫉妬心」と一生付き合っていくもの」(p.2より) とあるように、人間の感情があるので、嫉妬心は一生ついていかなければならないという。それが「嫉妬」と意識しても、しなくてもである。 しかし嫉妬をする人もそうだが、される人にも原因があり、実際にどのように対処をしたら良いのだろうか、そのことについてカウンセラーの立場から […]

さみしさサヨナラ会議

「さみしさ」と言う言葉は結構よく聞くのだが、心理的にどのようなものなのか、言葉で説明するのは難しい。唯一説明できるところとして辞書にある意味でしかなく、 「1.あるはずのもの、あってほしいものが欠けていて、満たされない気持ちだ。物足りない。  2.人恋しく物悲しい。孤独で心細い。  3.人けがなくひっそりしている。心細いほど静かだ。」(「大辞林 第三版」の「寂しい」より) とある。本来は「寂しい」 […]

美の生理学―人はなぜ美しさを求めるのか

「生理学」と言う学問はあまり聞き慣れない。むしろ本書に出会うまでは一度も聞いたことがなかったと言っても過言ではない。そもそも人間として「生理」というのは必要なものであるが。けっこう女性の意味合いで取られることが多い。本来生理は辞書で引いてみると、 (1)生物体の生活現象と生活原理。 (2)月経。(「広辞苑 第六版」より) とある。本書はその中でも(1)の意味を求める学問だが、その生理学は「美」と密 […]

プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 法廷では様々な「心理戦」が繰り広げられているのだという。私も約10年前に1度だけ社会見学で裁判を膨張したことはあるのだが、理詰めで追い詰めているよりもある意味で、心理的に反省を促すシーンを想像してしまう。そのときはたまたま刑事事件の裁判だったのだが、被告に反省を促すようなやりとりがあたかも「心理戦」のように見えていたのは今でも記憶に残っている。 裁判のやり […]

動きが心をつくる──身体心理学への招待

人には色々な「動作」を行う。その「動作」は「脳」における運動から来るものであるが、そこからくる「脳」の情報は「心理」と呼ばれる心の情報から来ている。これを分析するのが「心理学」であるのだが、本書はその中から「身体運動」における心理学である、「身体心理学」として心と身体の関連性について分析を行っている。 第1章「心が生まれる前」 人間など動物には「喜怒哀楽」と呼ばれる表情がある。その「喜怒哀楽」の表 […]

〈恥ずかしさ〉のゆくえ

日本には「恥じらい」の文化がある。その一方で開けっぴろげな絵や作品も少なくなく、「恥じらい」を持っていたり、持っていなかったりと曖昧である。その「曖昧さ」が日本語にもあるように、日本文化を象徴であるとともに、曖昧であることへの魅力も存在する。 本書はその中でも「恥じらい」「恥ずかしさ」がいかにしてできたのか、そしてその「恥」はいったいどこに向かっているのかに対して考察を行っている。 第一章「< […]

1000ヘクトパスカルの主人公

よく天気予報で「○○ヘクトパスカル」という単位が使われる(一昔前は「○○ミリバール」だった)。これは簡単に「気圧」であり、高ければ高いほど下降気流が活発になるため雲が出にくく、低いと雲が広がりやすく、雨や雪が降ることもある。 1000ヘクトパスカルは青空が広がっているとはいえ若干の雲もある現象であることが多く、「晴れ時々曇り」をまさに表現した数とも言える。 本書は就職活動を控えた大学生が、不自由も […]

感情の発達と障害―感情のコントロール―

人は動物の例外なく「感情」を宿している。その感情についてコントロールができる点では、感情の赴くままに動く他の動物とは一線を画している。 ではその感情の発達と感情にまつわる障害、そして感情のコントロールはどのように行われているのか、本書ではそれらのことについて考察を行っている。 第一章「感情の基本的発達」 感情は、人間にある「喜怒哀楽」など挙げられるように、根拠があるなしに関わらず出てくる「情」や「 […]

どんなときもくじけない27の言葉

(株)スタジオビビ 乙丸様より献本御礼。 東日本大震災が起こって約2ヶ月経ち、復興への歩みもすすみ始めた。地震が起こってからしばらくして世界中の方々からエールが送られた。その一言一言に日本に対する思いが込められていた。 震災により多くの命が失われ、生きる希望をも奪われた。 著者はこの震災を思い、これまで進めていった計画をすべて捨て、復興を願い本書を出版した。 「かつて「どん底」を味わってきた人生の […]