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技術

F1マシンの秘密

2008年シーズンが終わって約5か月経つ(最終戦は特にすごかった…)。そうこうしているうちにもう来週には2009年開幕戦、オーストラリアGPが行われる。 今年のチャンピオン争いはおそらくフェラーリのライコネンを筆頭に争われることであろう。 さて、開幕戦を心待ちにする前にまずF1のことについてちょっと知るべきことがあるとして本書を手に取った。 本書はF1マシンの秘密について図解形式で説明されているも […]

本質を見抜く「考え方」

京都大学の教授であり、国際政治学者である中西輝政氏が政治学としての「考え方」を伝授した一冊である。本書のまえがきで、 「私たち学者は、常にこの(他人のゆがんだ視点などの支配)危険に身をさらしていると言えます。」 つまり他人の考えを鵜呑みにしてしまい、自分の思考が停止され、本来学者であるべきの考え方が破壊されてしまう恐れがあるのではないかというのである。これは学者に限らず、私のように書評を行うものに […]

馬券会計学

著者の丸の内様より献本御礼。 私は競馬はあまりやったことがない。だが一応競馬番組を見たことがあるくらいで、非常に夢否馬くらいしか知らない。当然馬券の買い方は分からないズブの素人である。本書は会計の観点から競馬の本質をついた一冊である。わからない人がますますわからなくならなければいいが。 第1章「クラシックレースを「126.8倍」楽しむ方法」 本書を読むと昨年の桜化賞の3連単の払い戻し倍率である。ち […]

フェラーリと鉄瓶―一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

フェラーリと鉄瓶を比べてみたら、ちがうとしたら値段が月とスッポンほど違う。共通する点はどこにあるだろうと考えてみる。鉄瓶にしてもフェラーリにしても実用的でありかつデザインを良くするために一本の線も妥協を許さないことにある。フェラーリと鉄瓶は一見関係ないように思えるがこういう所で共通点が存在する。それを為すための人がそう、「デザイナー」である。 本書はフェラーリやマセラティなど車をデザインしたデザイ […]

PREP法で簡単に身につく 論理的に「話す」技術

論理的に話すということは一見簡単のように思えて実は難しい。中にはそういったことができないという人もいる。しかし「論理的に話す」ことはコツをつかめば誰でも身に付けられる。 今回は「PREP法」というのを紹介する。 「PREP」は 「Point(要点、主張、結論)」 「Reason(理由)」 「Example(事例、データ)」 「Point(結論、参考事項、繰り返し)」 という構成である。一見見てみる […]

起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術

この頃「勝間本」が頻発している。当然それらはほとんどベストセラーとなっている。私も「7つのフレームワーク力」からファンになったが、やはりわかりやすく、やり方もあり、斬新である。でもこれだけ頻発すると、私の懐事情も厳しくなる。 それは置いといて、本書は起きていることがすべて正しいと思わせるメンタルトレーニングの方法について書かれている。 第1章「「偶然を幸運に変える」セレンディビティの技術」 ここで […]

天気予報いまむかし

ニュース番組でも新聞でもインターネットでも必ず流れる天気予報は流れる。この天気予報はどのような歴史があるのかというのを見てみたいがために本書を手に取った。 本書は天気予報についての今昔について書かれている1冊である。 第1章「天気予報の文化的側面」 よく天気予報で「今日は暦の上では…」というのが多い。実際「暦」というのは全部で二十四節あり代表的なもので言うと「立春」や「秋分」といったものがあるだろ […]

森林バイオマス最前線

本書は森林バイオマスにまつわる技術の最前線を描き、そしてその重要性を訴えている。そもそも「バイオマスとは一体何なのかというと「太陽エネルギーを起源とする生物由来の資源」を指している。つまり森林の資源を利用して様々なことに役立てる。そしてそれが地球温暖化防止にもつながるというのが本書の主張であろう。 本書ではこのバイオマス利用取り組みと方法をはじめ、現在実践されている事例も数多く載せられている。第2 […]