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政治

日本人の価値観 – 世界ランキングを読み解く

日本人の価値観とはいったいどのようなものか。 おそらく日本人ほどこの60年間で劇的に変わった民族はいないと言っても過言ではない。またバブルが崩壊したときも戦後間もないころから比べて振り幅は少ないものの変化は生じている。 では諸外国に比べて日本人の価値観はどのようなものなのか、本書では様々な「世界ランキング」をもとに考察を行っている。 第1章「国や政府に関する価値観」 愛国心や自国政府・政治・メディ […]

独立完成への苦闘

戦後GHQによる統制により、日本国憲法が発布・施行されることとなった。それからGHQの統制から1952年にサンフランシスコ講和条約が結ばれ、解放された。そこから「独立日本」として再出発するが、本書では政治的に「激動」と呼ばれた独立日本の出発から安保改定の闘争までの歴史を描くとともに、昨今の日本政治で学ぶべきことを提言している。 第Ⅰ章「独立日本の出発」 GHQの占領から事実上解放されたのが、最初に […]

後藤新平の「官僚政治」

後藤新平の存在、それは東日本大震災を機に再評価され始めているように思えてならない。というのはその80年以上前、「関東大震災」が起こったがそのときに復興の中心人物だったのが後藤新平その人である。それだけではなく、統治する前は「四害」の一つと呼ばれた台湾を劇的な発展にも貢献した。 本書は後藤新平没後80周年を記念して後藤新平の足跡や論文を元に、後藤新平の人生や思想などを読み解きながら今の日本はどうある […]

ホワイトハウス・フェロー―世界最高峰のリーダーシップ養成プログラムで学んだこと

アメリカ政治の中枢であるホワイトハウスだが、この中で働いている人の中に「ホワイトハウス・フェロー」がいるという。その職業はどのような仕事を行っているのか、その職業に就くまでにはどのようなことが必要なのか、本書はホワイトハウス・フェローのOBの方々の取材をもとに知られざるホワイトハウス・フェローのすべてを明かしている。 第1部「「ホワイトハウス・フェロー」プログラム」 そもそも「ホワイトハウス・フェ […]

後継者 金正恩

1994年の金日成死去から約17年間独裁者として君臨した金正日が昨年の12月に帰らぬ人となった。後継者は2009年に金正恩と決まっており、実質的に金正恩を中心とする後継体制が固まっているのだという。 後継者としての修行期間もわずか3年しかなく、ましてやまだ20代後半である金正恩が最高指導者としての力が発揮されるのには時間がかかる。こう言った状況の中での北朝鮮内にある権力闘争がどのようになるのか、あ […]

年末恒例ランキング2011 vol.2 「社会科学」本ランキング

年末企画第2弾は「社会科学」本ランキングです。今年は67冊取り上げました。「社会科学」といっても「科学」ではなく、むしろ時事的な本を取り上げることの多い分野であり、今年もさることながら過去の事件についても取り上げています。 今回はこの中から印象に残った本を5冊紹介致します。 第5位:なぜ無責任な建築と都市をつくる社会が続くのか なぜ無責任な建築と都市をつくる社会が続くのか 中崎 隆司彰国社  20 […]

哲学で解くニッポンの難問

日本の政治のみならず、社会全体で様々な「問題」を抱えている。「問題」によってはすぐに解決できるものもあれば、いつまでも解決の道筋のたたない、いわゆる「永遠の課題」といえるようなものもある。 本書はどちらかというと「後者」といえるようなものを「哲学」の観点から紐解いている。章立てを見てみると、根本的な話題が多く、むしろ「哲学」でなければ読み解くことができない問題ばかりである。ちなみに本書はお悩み相談 […]

組織を変えるマネジメント

ここ最近では「もしドラ」のブームにより、企業のみならず、部活動やサークルなどで「マネジメント」の実践が行われている。 この「マネジメント」について、地方自治の場でも生かそうとしているところがある。北海道森町では37年間同じ町長が続いたが、2008年に著者が町長選に出馬、見事初当選を果たし、組織改革の産声を挙げた。 それから3年間で森町の地方自治はどのように変化をしていったのか、本書ではそれを紹介し […]

政治力の人間性

今月菅直人首相が、退陣をする意向を明らかにした。これから民主党内では次期代表、及び首相の人選の動きを見せるのだが、本当に国を任せられるような政治家が民主党に限らずいるのか、と訊かれると首を傾げてしまう。 少し違った角度で質問をしてみよう。「あなたはどのような政治家を求めているのか」「政治家に何を求めているのか」これに関しては大きく答えにばらつきがでるだろう。というのは政治に関心を持っているのと持っ […]

Beフラット

(株)オトバンク 上田様より献本御礼。 本書の著者はアメリカと日本の両方で社会人生活を送った後、世界各国で取材旅行をした経験を持つ。その著者が単身で永田町に飛び込み、国会議員を取材することを行った記録である。 今国会や政治が混迷を極めているというが、実際の場に私たちは足を踏み入れることは不可能に等しい。国会議員でさえも街頭演説でふれあうくらいがやっとである。著者はその国会議員とリアルで出会いどのよ […]