政治

国内政治

熟議が壊れるとき~民主政と憲法解釈の統治理論

日本は民主国家であるが、民主国家であるが故に議員のじっくりとした議論を行う「熟議」と選挙はつきものであるのだが、その「熟議」がしばしば成り立たなくなってしまうことがある。 本書は熟議におけるトラブルが起こるなどのリスクの全容と熟議を越えた民...
国内経済

アベノミクスの真実

昨年12月の衆議院総選挙で、自民党が3年3ヶ月ぶりに与党に返り咲いた。その時をきっかけに、これまで伸び悩んでいた株価が一気に上昇し、かつ「超円高状態」にあった円相場も急速に円安となった。これらを含め首相主導の下、デフレ脱却に向けた経済政策が...
国内政治

現代日本の政党デモクラシー

日本の政治は混迷の一途を辿っているという。昨年12月の衆議院総選挙で自民党に政権が戻った。その政権が戻った時期と重なるようにして、今まで停滞気味だった経済も回復し始めた。 経済は成長し始めたにもかかわらず、選挙制度や外交、福祉など課題は山積...
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国際政治

混迷するシリア――歴史と政治構造から読み解く

現在シリアでは紛争が泥沼化している状況にある。国連も非難決議や各国では経済制裁などを行っている。にも関わらず、シリアの状況に光明が見えておらず、実質的な混迷が続いている。難民もでてきており、それに対する支援もNPO・NGO問わず広がりを見せ...
国内政治

地域政党~地域政党は政治の地方分権だ

日本の衆議院・参議院には自民党や民主党、日本維新の会をはじめ様々な政党が存在する。しかし地方に裾を広げてみると、その地方独自の政党も存在する。その政党を「地域政党」と呼ばれており、地方行政に少なからず影響をもたらしている。しかしその地方にす...
哲学

学問は現実にいかに関わるか

本書は出版部から出ているが、そのもととなった東京大学では推薦入試が導入する方針を固めたという。日本一の学府として世界中で知られている東京大学。時代は変化をするが如く、東京大学も入試のスタイルなど様々な形で変化を起こしている。 大学入試や入学...
2012年

年末恒例ランキング2012 vol.2 「社会科学」本ランキング

年末企画第2弾は「社会科学」本ランキングです。今年は67冊取り上げました。時事的な問題や社会そのものの歴史といったものも取り上げてきました。 さらに、今回はかねてから取り上げようと考えていた社会学者の宮台真司作品も取り上げてきたのも大きかっ...
1968年を知らない人の『1968』

アメリカ 1968 – 混乱・変革・分裂

1968年は20世紀の中で「もっとも激動の一年」の一つであった。8月に小熊英二の「1968」を一週間にわたって取り上げたが、そこでは学生紛争や新左翼を中心とした日本における激動の時代を取り上げた。 さて、本書は日本から離れたアメリカの「19...
国際政治

中東 新秩序の形成―「アラブの春」を超えて

中東諸国では長らく独裁政治により、様々な「自由」が束縛されていった。むしろ「恐怖政治」と呼ばれるがごとく国民は恐怖に怯えつつ、度重なる政策によって疲弊しつつしていった。 その不満や憤懣がたまりにたまり、2011年1月、エジプトを発端とした大...
書評

なぜ「改革」は合理的に失敗するのか~改革の不条理

企業のみならず政治などでも「改革」は多かれ少なかれ進んでいる。しかしその「改革」は合理的に「失敗」することが多い。本書ではそれを「改革の不条理」と定義しているが、「失敗」するにも必ずと言っても良いほど「原因」が存在する。その「原因」とはいっ...
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