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文化

今を生きる―東日本大震災から明日へ!復興と再生への提言〈2〉教育と文化

これがブログにUPされたときは、3.11からちょうど2年を迎える。被災の中心にあった東北の方々にとってもそうであるが、遠く離れた神奈川の地にいる私でも昨日のように覚えている。過去にも現在にもこれほどの地震に遭遇したことが無く、本当の意味で「災害」をはじめとする、「地震」、そしてそこから来る「二次災害」の恐ろしさをひしひしと感じてしまう。 本書は「今を生きる」シリーズの第2弾として教育や文化の観点か […]

今を生きる―東日本大震災から明日へ!復興と再生への提言〈1〉人間として

あの3.11の震災から2年を迎える。 過去にも現在にもこれほど大きな地震に遭遇したのはなく、今でも昨日の事のように覚えている。あれから2年東北では紆余曲折を経ながら復興に向けて着々と進んでいる。その一方で、当方から遠く離れて住む私たちは「今、私たちにできること」を問われ続けている。といっても過言ではない。 本書は震災の中心にいた東北大学が震災からその記憶を新たなる「知」としての提言を行うための一冊 […]

〈恥ずかしさ〉のゆくえ

日本には「恥じらい」の文化がある。その一方で開けっぴろげな絵や作品も少なくなく、「恥じらい」を持っていたり、持っていなかったりと曖昧である。その「曖昧さ」が日本語にもあるように、日本文化を象徴であるとともに、曖昧であることへの魅力も存在する。 本書はその中でも「恥じらい」「恥ずかしさ」がいかにしてできたのか、そしてその「恥」はいったいどこに向かっているのかに対して考察を行っている。 第一章「< […]

カラオケ化する世界

日本でも憩いの場として、あるいは練習の場として「カラオケ」を利用する人が多い。最近では「一人カラオケ」も人気がでてきており、専用のカラオケボックスも出てきた。 日本に限らず世界中でカラオケは広がりを見せ、かつ愛されているのだが、本書はそれらを社会的見地から追っている。 1.「誰がカラオケを発明したのか?」 そもそも「カラオケ」は「いつ」「誰が」誕生させたのか。それ自体諸説あり、しかも「特許権」を巡 […]

サツマイモと日本人

「秋深し馬肥ゆる秋」 食欲の秋と言われており、街路樹は紅葉に彩られ、そして落ち葉となって落ちてゆく。その落ち葉を使ってたき火して、そのたき火でサツマイモを焼いて「焼き芋」にして食す、という季節である。 しかしその光景もほとんどみられなくなった。むしろ神奈川に住み始めた今では「全く」とも言える。最近の「焼き芋」というとあらかじめスーパーやコンビニで焼かれたものを買うということもよく見かけるようになっ […]

銀河に口笛

自分自身が振れたことのない雰囲気を醸している。自分自身も昭和の生まれではあるが、物心がついた頃は平成に入っていたため、その「昭和の雰囲気」がいったい何だったのだろうかわからない。今の30代~40代が子供の時、何をして遊んでいたのか、漫画や本から何をしていたのかは観ることができるものの、どのような雰囲気で、どのようなテンションで遊んでいたのかは想像できない。 その触れたことのない雰囲気の中に突然現れ […]

オオクボ都市の力―多文化空間のダイナミズム

JR山手線で新宿駅から外回り電車に乗ると次の駅は「新大久保」という駅に停車する。私自身、新大久保には一度だけ行ったことがある。4年前の話になるが、会社のプロジェクトの仕事場がちょうどそこに近いところにあったため、忘年会を新大久保から5分ほど歩いたところにある韓国料理店で行った。それ以来一度も行っていないため、現在はどのような形に変貌を遂げているのかはわからない。 当時から新大久保を含めた「大久保」 […]

ウイスキーは日本の酒である

3年前あたりに「ハイボール」が大ブームを巻き起こし、缶で売られるハイボールが売り切れる店が続出するほどにまでなった。 そのハイボールは「ウイスキー」をソーダ水で割ったものを差している(本来は水やぬるま湯でもOKだが、日本ではソーダ水が一般的)。 私自身、酒は何でも飲むがウイスキーを飲むことはあまりない。いったん飲むと止まらなくなり、二日酔いになるためである。だからあまり二日酔いしたくない時はビール […]

サラリーマン誕生物語~二○世紀モダンライフの表象文化論

今となってはほぼ「あたりまえ」の存在であるサラリーマン、かく言う自分もサラリーマンのはしくれであるが。サラリーマンはいつごろ誕生し、どのような背景があったのか、そしてサラリーマンそのものがどのように進化していったのか、本書は現在のサラリーマンの原型を映し出している。 第一章「通勤電車に乗る」 通勤電車と聞くと大概は満員電車にすし詰めの状態で通勤、仕事終了後の帰りも同様の状態になり、そして家に帰る頃 […]

カジノの文化誌

「カジノ」というと、現実ではラスベガスやマカオのカジノを連想するだろう。カジノに縁がなくてもあるロールプレイングゲームでカジノを知った人もいる。 本書はめくるめく「カジノ」の世界と世界中にあるカジノ、そして日本の「カジノ構想」について取り上げている。 第一章「カジノの基礎知識」 まずは「カジノ」そのものについてである。カジノで有名な所では最初にも書いたとおりラスベガスなどが存在する一方でヨーロッパ […]