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文春新書

ねこの秘密

散歩をしていると時々猫を見かける。私は猫好きなので、見つけるやいなや猫の声真似をして猫の反応を見て楽しんでしまう。地味と言ってしまえばそれまでなのだが、それくらい猫が好きである。 しかしその猫も近づくだけで逃げてしまうような猫もいれば、特定の場所に落ち着いて、人間が近づいても反応しない猫、さらにはなついてくる猫とそれぞれいる。本当のところ猫はどんな性質を持っているのか分からなくなってしまう。 そこ […]

生命保険のカラクリ

私は生命保険に加入していない。過去に生命保険の勧誘を受ける事があったのだが、生命保険を受ける事は一度もなかった。 その理由は元々生命保険を信用していないこと、もう一つはたとえ保険をかけたとしても、もらうのは家族などの親族に限られており、自分が加入をしてもメリットがないというのが挙げられる。最も葬式などの費用はかかるものの、それだったら、遺書を使って自分自身の遺産から使ってくれと書いてしまう。保険を […]

セレブの現代史

「セレブ」というと華やかなイメージを持たれるが、実際に「セレブ」とはいったいどのような存在なのだろうか。辞書を引いてみると、 「(セレブリティー(celebrity)の略) 名士。有名人。」(「大辞林 第三版」より) とある。いわゆる「有名人」と言えるような存在であるのだが、本当のところセレブはどのような歴史をたどり、どのような分野で活躍したのか、本書はそのことについて取り上げている。 第一章「セ […]

心くばりの文章術

私自身仕事だけではなく、ブログ上でも毎日のように文章を書いている。もちろん文章を書くうえで伝え方などいろいろな角度から気をつけてはいるものの、中には気づかないミスや表現の齟齬といったものがある。もっと言うと自分自身の表現力や語彙・知識が足りないことから伝わりにくかったり、支離滅裂な文章になることも往々にしてある。 そこで本書は文章を書くうえで「心くばり」を念頭に置いた書き方について紹介している。 […]

ブラック企業~日本を食いつぶす妖怪

昨年・一昨年あたりから「ブラック企業」という言葉が異様に叫ばれるようになったのだが、私が就職活動をしていた時から、某掲示板サイトなどでそういった言葉が出てきているため、最近とはいえ、2~3年前に新しく出てきたというわけではない。もちろん企業はすべてブラックだというわけではないし、人を一生懸命育てる企業もあるのだが、企業によっては人を単なる使い捨て道具としてしか考えていない企業もある実態もある。 本 […]

ガンダムと日本人

ガンダムは1979年から始まって昨年35周年を迎えた。現在もなお「ガンダム Gのレコンギスタ」や「ガンダムビルドファイターズトライ」などが放映されており、親子ともどもファンになるものとしてガンダムが挙げられる。 しかしガンダム作品を色々と見てみると、物語のおもしろさもあるのだが、本書のように戦後日本の歴史を紐解ける、という見方もできる。 本書はガンダムに出てくるキャラクター・世界と、戦後日本の歩み […]

テレビは総理を殺したか

テレビをはじめとしたメディアは「権力を監視する」という名分のもと首相などの権力者を批判することが多い。新聞記事にしても社説にしても方向は違えど、いつも批判ばかりで、テレビにしても記者やコメンテーターが好き勝手に報じている印象がある。中には「過熱報道」による「報道被害」を起こしたケースも存在する。 本書は政治報道のあり方として、政治家をたたき、辞めさせることがすべてなのだろうか、本当の意味での「報道 […]

詐欺の帝王

詐欺事件というと、10年ほど前からずっとメディアで出てきているのが「振り込め詐欺」である。その「振り込め詐欺」は当初「オレオレ詐欺」と呼ばれていたのだが、著者の取材のなかで、「オレオレ詐欺の帝王」と呼ばれる人物がいたのだという。その人物はいったいどのような経歴があったのか、そして「振り込め詐欺」とアウトローの世界の接点とは何かを追っているのが本書である。 第一章「「伝説の詐欺帝王」前史」 「オレオ […]

サッカーと人種差別

本書のタイトルからして日本は他人事のように思ってしまったのだが、今年の3月に起こった「ある事件」を機に、他人事ではなくなった。それは今年3月8日に行われた、浦和レッズ対サガン鳥栖とのJ1戦において、「JAPANESE ONLY」という横断幕が大問題となり、無観客処分になった事例がある。他にも最近では中指をたてるような行動が問題視された。人種差別はサッカー競技に限ったことではないのだが、本書ではサッ […]

日中食品汚染

中国における食品汚染が止まらない。最近でも期限切れ肉が輸出されたことにより、日本でも大騒ぎとなった。もちろん今回の期限切れ肉に始まった話ではない。他にも毒入りギョウザはもちろんのこと、ホウレン草や野菜エキスによって、時には日本人が食べて病気にかかった事例もある。これは中国産の食品についてもさることながら日本における衛生面の検査体制の甘さをも露呈することになってしまった。そういう意味で本書のタイトル […]