料理

書評

四百三十円の神様

タイトルを見るとずいぶん安い神様だなと思ってしまう。それはさておき、本書で取り上げられている「神様」はよく食べられる料理の価格のことを指す。その料理とは何かは物語の核心になってしまうため、あえて取り上げないのだが、その料理を専門に食べられる...
書評

小林カツ代のお料理入門

「家庭料理の鉄人」として自宅でもできる料理を数多く生み出した小林カツ代氏は昨年の1冊にこの世を去った。小林氏のレシピを伝えるべく、本書は今から12年も前に「実践 料理のへそ!」という本を改題・再構成を行い刊行された一冊である。 第一章「まっ...
書評

ジビエを食べれば「害獣」は減るのか―野生動物問題を解くヒント

ジビエとは、 「狩猟の対象となり,食用とする野生の鳥獣。また,その肉。鶉(うずら)・野兎など。」(「大辞林 第三版」より) とある。狩猟と行っても「シカ」や「イノシシ」といった種類をイメージするのだが、他にもたくさん存在するのだという。本書...
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外国人

父子相伝-陳家の訓え

今から10数年前、フジテレビ系列の番組に「料理の鉄人」という番組があった。その番組は鹿賀丈史のキャラクターはもちろんのこと個性的な鉄人がいた。その鉄人がそれぞれの所で有名になったという逸話まで存在するが、本書の著者である陳健一氏も「中華の鉄...
日本人

シェフの哲学―食の探求から三つ星レストランの運営まで

「食」の世界は奥が深い。高級食材をふんだんに使った贅沢な料理から、100円にも満たないような料理でも味は千差万別とある。「食」にまつわる「味」の追求は料理人に限らず、様々な人が研究し、公の場で実践し続けている。 その「研究」と「美味」への追...
書評

酒育のススメ

今日は年度初め、もっというと今日から社会人になる人もいることだろう。また、私も含め新たな舞台でデビューする方々もおり、色々な意味で「新しい」日となる。 そのような日になると、歓迎会などの飲み会が行われるところもあり、明日仕事なのにもかかわら...
書評

クスクスの謎―人と人をつなげる粒パスタの魅力

「クスクス」を知らない人は、「笑い方」のことを連想するのかもしれない。しかし「クスクス」はタイトルにもあるとおり「粒パスタ」と呼ばれており、巷で売られているパスタの一種である。 「クスクス」はフランスより様々な国で広がっている。しかし日本で...
書評

くいもの 食の語源と博物誌

普段食べられている料理や菓子、その語源や起源について調べたり見聞きしたりした事もある。私も料理についてはアルバイトで総菜の売り子をやっていたこともあってか、いろいろな本やウェブページで調べたことがある。 本書は私自身調べた物の復習も兼ねて読...
書評

ラベルのない缶詰をめぐる冒険

突然だが、もし「ラベルのない缶詰」があったら、あなたは入っている中身について何を連想するだろうか。 ごく普通にあるものというと、コンビーフや焼き鳥、野菜、スープ、煮魚…など挙げてみると枚挙にいとまがないほどである。しかし本書に出てくる缶詰は...
書評

すし屋の常識・非常識

本書を読んでいると最近寿司屋に行ったことないなとしみじみ思ってしまう。寿司や刺身が好きなのだが、最近ではそういったものを食べようと思うと億劫になってしまう(吝嗇の性なのだろうか)。 実際にすし屋に行ったことは数回しかなく、いずれも回転寿司店...
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