新書

日本人

白川静 漢字の世界観

白川静と言う人をご存じだろうか。私も本書に出会うまで名前だけしか知らなかった。 本書を読んでいくと白川静は3年前に亡くなられた漢文学者、漢字学者である。生涯甲骨文や金文と言った漢字や漢文を追求した学者として有名であり、漢字の研究そのものを愉...
書評

アメリカ人弁護士が見た裁判員制度

2009年5月21日から裁判員制度がスタートする。それに向けて、もうすでに裁判員候補者へのはがき送付が行われており、しかもそれが公表されるという騒ぎも発生している。裁判員制度に関して、まだまだ課題が山積しており、スタートに向けても前途多難な...
国内

お前が若者を語るな!

本書は日本に蔓延る「(俗流)若者論」「世代論」を徹底的に批判している。よく言ったというものが多い反面、痛快とも覚えるものが無かったのが残念でならない。著者が最も批判のターゲットにしたのが社会学博士の宮台真司である。次いで多かったのが精神科医...
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国際経済

石油の支配者

今は世界恐慌の煽りを受けて落ち着いているが、そうなる前までは原油高の高騰が深刻な問題として挙げられた。近くのガソリンスタンドでは1リットルあたり180円台後半までいったほどである。 本書は原油生産に関する政治的な駆け引きと、原油高の高騰の元...
日本史

敗者から見た関ヶ原合戦

1600年、徳川家康と石田三成との合戦が行われ、徳川氏による江戸時代の礎となった関ヶ原合戦。ちなみに徳川氏を「東軍」、石田氏を「西軍」となっている。よく関ヶ原合戦は徳川氏の「東軍」ばかりがスポットにあたるが(歴史的背景を考えたら仕方のないこ...
書評

3時間で読める!ビジネス新書900冊

本書はビジネス書を70のテーマに分けて紹介している900冊も紹介するわけであるから紹介できるのかという疑いさえするがここは「新書マップ」の編集部。本書を通じて多くのことを学びとれる凄さを秘めている。 「新書マップ」なだけに新書の傾向について...
国内政治

民主党―野望と野合のメカニズム

今年は衆議院解散総選挙が行われるが、その中で最も注目されるのが、民主党による政権交代であろう。早くも小沢代表の資質などの批判も絶えない。正直言って私も民主党は頼りない部分が色濃く出ているが、16年ぶりとなる政権交代がおこることを考えると民主...
国内

ジャーナリズム崩壊

今でも新聞やTVニュースを見ない人は少ないと言われるほどであるが、今の日本のジャーナリズムは目に見えて危機的状況に陥っている。しかし本書にかかれているようなことは昔からずっと起こっているようであるが、インターネットの普及により情報の双方向化...
哲学

理系のための恋愛論 理系脳 v.s. 女子脳

先日の読書会で取り上げた1冊。 本書の帯紙からもすでにノックアウトと言ってもいいかもしれない。何が書かれているかというと 「すべての男子は「理系」である」 真面目で流行に乗るのが下手で、ちょっとオタクであるというのが著者の言う「理系」である...
日本人

おかみさん

先日の読書会で取り上げた1冊。 時に「昭和の爆笑王」と言われた初代林家三平の妻として、時に林家一門を支えた経営者として、時に九代目林家正蔵や二代目林家三平たちの母親として、時に戦災孤児の体験者として、一門や家族を支え続けた海老名香葉子氏の自...
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