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新書

一夜漬け文章教室

私自身書評をやってかれこれ7年の月日が経ち、それでいながらもまだまだ文章のことについて分からないことが多い。それでいながら文章術にまつわる本を読んだり、実践したりしているのだが、もっともセオリーがないだけに、自分自身の文章もどうなっているのか分からない。 そこで本書は「一夜漬け」でできるのかどうかは置いといて、新聞記者や小説における経験を元にした文章のあり方について説いている。 第一章「まず、エッ […]

江戸の下半身事情

新書や選書などでこういった「性」にまつわる事を取り上げている本は少なくない。本書もそうであるが、以前平凡社新書にて「フーゾク進化論」と言う本を取り上げたことがある。他にもちょっと毛並みは違うが、同じように平凡社新書の「破戒と男色の仏教史」と言うのもある。新書はジャンルが広い分、こういったR-18に触れられるのだか分からないような本もある。 本書は性事情の中から江戸時代における性文化が以下に発展して […]

お座敷遊び~浅草花街 芸者の粋をどう愉しむか~

浅草で「遊び」というと色々と出てくるのだが、中には「お座敷遊び」と言うのも存在する。「お座敷」に近いもので言うと、京都の花街(上七軒、祇園甲部、祇園東、嶋原、先斗町、宮川町)や大阪の花街(北新地、南地(ミナミ)、堀江、新町)などの「お茶屋」において、食事をしながら芸妓を呼んで客に芸を披露したり、飲食をさせたりするのと似ている。(最も近いものとして「待合」というのが存在する) お座敷とお茶屋両方に存 […]

カタルーニャを知る事典

スペインには色々な地域が存在するのだが、中でも有名なところでカタルーニャ(カタロニア)地方がある。元々カタルーニャという言葉が使われ始めたのは12世紀の頃であり、その前からも君主国として独立し、一大帝国に発展した経緯が存在する。 中世の栄光から没落し、復興の兆しのある中で、2012年辺りからカタルーニャの独立運動の気運が高まりだしており、「人間の鎖」などのデモも起こっている。 本書はスペインの中で […]

やり直し教養講座 高校数学、居酒屋で教えるとこうなります

「高校数学」は高校だけで学び、結局の所社会の役に立たない、と思っている方も多いことだろう。実際に私も分野によって異なるが役に立たない事だと思っていた。しかし最近では統計学が見直され、さらに確率なども認知されるようになり、高校数学が社会に役立てられるという認知もされ始めてきた。本書は数学者がわかりやすく高校数学を教えるという一冊であるが、「居酒屋で教える」と言うところがミソである。ちなみに本書は新書 […]

書き出しは誘惑する――小説の楽しみ

元々小説を読むのが苦手だった。実際にどのような作品なのか、どういう表現をしているのか、というのが読み取るのが難しいからである。なので、書評を始めた当初は小説すら手に付けていなかった。小説の書評を始めたのは2009年の1月、忘れもしなかったのだが「太郎が恋をする頃までには・・・」という小説からスタートした。ほぼ自伝的な小説であったため、読みやすかったことを覚えている。 そこからドンドンと色々な小説の […]

アジア力の世紀

21世紀に入り、中国をはじめとしたアジアが台頭していく中でEUなど、かつては「大国」トマで呼ばれていた国々が財政危機に瀕している。アジアの台頭というと「中国の台頭」とイコールになって見えているのだが、実際の所、日本ではアベノミクスにより経済が回復の兆しを見せており、かつ東南アジア諸国でも中国に負けず劣らずの成長を見せている。 その中で欧米各国もアジア諸国を感化することができないようになってきた。し […]

中高生のための「かたづけ」の本

私が中学・高校の頃、ほとんど「かたづけ」ができなかった。個人的な部屋があったのだが、けっこう散らかっていて親に怒られることもしばしばあった。もっと言うと大学生の時に独り暮らしをするようになったが、相変わらずで、就職するようになってから「かたづけ」の重要性をようやく見出して、できるようになった。 私事はさておき、最近では「かたづけられない」人も多くなっているのだが、「かたづけ」を中学・高校の時代から […]

大研究 日本の道路120万キロ

普段良く通る「道路」だが、道路にも国道や都道府県道、さらには市町村道まであるのだが、道路は車や歩行者などが通る道を連想するのだが、通行不能な「酷道」もあれば、海の上の道もあるという。そう言えばいつ放送されたか忘れてしまったが、国道の中には前述の「酷道」も存在するのを観たことがある。本書はめくるめく「道路」のすべてについて解き明かしている。 第1章「「道路法」で定義される道路」 「道路」は「道路法」 […]

教室内(スクール)カースト

けっこう学校を取り扱ったドラマや映画、アニメなのであるグループが牛耳っていて、階級みたいなものができているようなものを見る。現実としてそういった事がありうるのだろうか、と言うことを自分自身に問うてみるが、何せ学校を出たのが6年も前の事であり、クラスも分けられているが、「カースト(インドにおける「階級差別」を表す)」のようなことがあったというと、そうではなかった。一応グループはできていたが、階級はな […]