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日本

「愛」なき国 介護の人材が逃げていく

アベノミクスにより経済は回復の兆候があるように見えるが、業界によっては恩恵を受ける以前からずっと悲鳴を上げている。とりわけ今後ますます需要が増してくる介護業界はことのほか悲鳴の度合いは大きい印象を持っている。その一方で介護現場にて起こっている事件もあり、その中には企業ぐるみで行われているものも存在する。 そもそも介護および介護保険制度は、高齢者の方々への「愛」でもって接するシステムであるが、それが […]

モノを捨てよ世界へ出よう

日本は今、「閉塞感」に覆われている。しかし日本ばかり住んでいては、思っている以上に「閉塞感」を感じることはない。一度海外に出てみると日本のすばらしさと同時に「閉塞感」についてまざまざと感じる事は無いのかもしれない。著者は1年の3分の2は海外で過ごすため、日本に帰ると閉塞感が、帰ってくる度に強まっていることに危機感を覚えたのだという。 本書は自らの経験を通じて、海外に渡ることによって視野を広めること […]

中国「反日」の源流

今は韓国が多いのだが、反日報道があとを絶たない。とは言っても日本でも韓国に対する「ヘイトスピーチ」が起こっており「一触即発」と呼ばれる事象が続いている。 本書は中国における日本の「反日」にまつわる考察を行っているのだが、反日は歴史認識や尖閣諸島が主軸となっているのだが、これは今に始まったことではない。戦前、いや中世からずっと「反日」「排日」「抗日」「侮日」などの行動はあった。本書はその源流について […]

人口負荷社会

2008年を境に日本の人口は減少の一途を辿っている。少子高齢化が大きな要因であるが、人口減少と同時に人口にまつわる大きな問題が隠されている。 それは労働人口の減少と、労働者と高齢者との相関関係にある「人工負荷」の急速な増大がある。 人工負荷(本書では「人口オーナス」と言う。オーナスは「重荷・負担」という意味を持つ)は労働者1人あたりにまかなわれる非労働者、つまり「高齢者」や「学生」「未就 学児」な […]

記念日の創造

そろそろゴールデンウィークを迎える。毎日のように仕事をしている自分自身にとってはあまり関係のないことであるが、定期的に休みがとれる人であれば、これ以上の連休は年末年始をのぞいて存在しない。 その「ゴールデンウィーク」は祝日や祭日がいくつか組合わさったことによって「連休」となった。 「祭日」や「祝日」は「記念日」となるのだが、その記念日はたとえば、国として定まったもの、あるいは独立などが起こったとき […]

現代日本の政党デモクラシー

日本の政治は混迷の一途を辿っているという。昨年12月の衆議院総選挙で自民党に政権が戻った。その政権が戻った時期と重なるようにして、今まで停滞気味だった経済も回復し始めた。 経済は成長し始めたにもかかわらず、選挙制度や外交、福祉など課題は山積しており、政局の光明はまだまだ見えていない。 本書は日本の政党や選挙の変遷、そしてこれからについて考察を行っている。 第1章「小選挙区制導入への道」 55年体制 […]

〈恥ずかしさ〉のゆくえ

日本には「恥じらい」の文化がある。その一方で開けっぴろげな絵や作品も少なくなく、「恥じらい」を持っていたり、持っていなかったりと曖昧である。その「曖昧さ」が日本語にもあるように、日本文化を象徴であるとともに、曖昧であることへの魅力も存在する。 本書はその中でも「恥じらい」「恥ずかしさ」がいかにしてできたのか、そしてその「恥」はいったいどこに向かっているのかに対して考察を行っている。 第一章「< […]

日本人が知らない世界のすし

「寿司」は日本の食文化の代表格の一つとして挙げられる。 「寿司」は海外でも広く認知されているのだが、海外で生まれた「寿司」も存在する。そのネタには「アポガド」や「フルーツ」「チョコレート」など日本における「寿司」から見たら「邪道」と返されてしまうのだが、外国ではそれらも「寿司」、もとい「Sushi」として定着している。 本書はその外国の「Sushi事情」を追っている。 第一章「もはや「邪道」ではな […]

「生き場」を探す日本人

今も昔も日本を離れ、遠い異国の地で働く・暮らす日本人はいる。老後に裕福な余生を過ごす人や家庭もあれば、新天地や刺激を求め、海外で働く・学ぶ方々もいる。さらに、日本に絶望し、口悪く言うと、自ら捨てて、逆に捨てられ異国にゆだねるようなことさえ起こっている。 最後に書いたような日本人を「「生き場」を探す者」と表す。本書はその人たちの現実を映している。 Ⅰ.「日本に帰らない」 外国に行き、そこで夢破れたが […]

日本の地下水が危ない

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 日本人は大昔から「井戸水」として「地下水」を生活用水として使われていた。その地下水の需要は高度経済成長とともに増し、地下水の取りすぎにより「地盤沈下」を起こしたところもあった。 その一方で、自然豊かなところではぐくまれる地下水が、土地ごと外国人や外国企業と言った「外国資本」に相次いで買収されているという。いわゆる「水の戦争」の一端を担っている事象であるが、 […]