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星海社新書

江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統

「江戸しぐさ」に関する本は私もいくつか読んだことがある。その多くは礼儀作法や教育に関することについて取り上げられており、啓蒙の模範になるものばかりだった。本書の冒頭にも書いてあったのだが、マナー啓発ポスターにも「江戸しぐさ」が使われていたのだという。 しかし、「江戸しぐさ」は果たして歴史的観点から本当に啓発できるものなのか、本書はそのことについて「批判的」に検証を行っている。 第一章「「江戸しぐさ […]

決断できる人は2択で考える

ビジネスにおいて「決断」は必要不可欠のものである。その決断をいかにして簡素にするのかも大切であり、簡素であればあるほど決断しやすくなり、なおかつ早く決断できるようになる。本書はその中でも「2択」にできるようにする事を提示しているのだが、いったいどのようにして「2択」にしていくのか見てみよう。 1章「この世の中は2択であふれている」 「決断」をする事は、決して企業のトップと言った上級職が行うものとい […]

武器としての決断思考

ビジネスの場は幾度となく「決断」の連続と言える。その「決断」は様々な要素を考え、結論を導き出すという「意思決定」の方法があり、著者は大学にて教えている。その「決断」はどのような考えでもって行うのだろうか、そして決断に向けての議論をどのように組み立て、答え(最適解)を導き出すのか、その考え方を本書では伝授している。 1時間目「「議論」はなんのためにあるのか?」 「ビジネス」においても、「学術」におい […]

欲情の文法

文章を読んだり、書いたりしていくと不思議な感覚に陥る。小説には小説の、ビジネス書にはビジネス書の、研究論文には研究論文の、そして書評には書評の「書き方」や「文法」が存在する。 本書で紹介する「欲情の文法」にある「欲情」は、官能小説における文法を紹介している。 ・・・そう考えると新書でありながらR-18指定にできる様な気がするのは私だけか。 第一章「文章だけで興奮させる魅惑のエンターテインメント」 […]

人生勝たなきゃ意味が無い

「無敵のストリートファイター」 「寡黙なリーチファイター」 「麻雀攻めダルマ」 そのような異名を持つプロ雀士がいる。 その男の名は「佐々木寿人」 日本プロ麻雀連盟に所属しており、モンド杯を3度、天空麻雀を3度優勝した実力派の若手雀士である。私もTVやニコニコ生放送で麻雀番組を観るのだが、スピードと打点の高さは他の若手雀士を凌駕していると思う。 本書は攻撃的な麻雀スタイルで数多くのタイトルをもぎ取っ […]