映画

書評

原作と同じじゃなきゃダメですか?

今年の夏から秋にかけて、著作権に関する大きな係争が2つ起こった。一つは著作権とは関わりは薄ものの「誓い~奇跡のシンガー~」という舞台が、主役の度重なる稽古欠席に伴い、公演中止になったことにまつわることについて、もう一つは裁判沙汰になっていな...
書評

銀幕の銀座 – 懐かしの風景とスターたち

東京・銀座には今、高級感と華やかさが漂っている。立ち並ぶ店はこぞって高級店や個性的な店であり、日本はおろか世界中のセレブやビジネスマンも通い詰める。 このような形になったのは東京オリンピック以降のことであり、それ以前は銀幕や歌と言ったものが...
スポーツ

TOKYOオリンピック物語

2020年のオリンピックが東京に決まった。投票結果は1回目・3回目ともに圧勝した形である。元々有利に働いていたのは事実であるが、汚染水や竜巻報道により、若干不利に動いたと言われていたが、フタを開けてみれば、致命的になることはなかった。これか...
書評

魔優

「松田優作」と「ファウスト」 まさに異色の組み合わせといっても過言ではない。元々著者は松田優作を心酔し、かつゲーテの「ファウスト」に衝撃を受け、この組み合わせを考案したのかもしれない。 松田優作の作品というと、私の中では「探偵物語」と「太陽...
書評

ロマンポルノと実録やくざ映画―禁じられた70年代日本映画

日本映画にも様々な分野があるのだが、本書で紹介される分野はどちらかというと「アウトロー」の部類に入るのかもしれない。とはいえ昔のやくざ映画というと高倉健が主演した「網走番外地」もあれば、菅原文太や松方弘樹、梅宮辰夫が出演した「仁義なき戦い」...
書評

「葬儀」という仕事

一昨年に映画「おくりびと」という映画が大ヒットした。「おくりびと」は納棺師のことについてつくられた映画であるが、そのことによって「葬儀」にまつわる関心が増えていったのも事実である。詳しくは第三章にて述べることとする。 葬儀業界には「どんぶり...
書評

重罰化は悪いことなのか 罪と罰をめぐる対話

この頃凶悪犯罪のニュースが後を絶たない。この度に「厳罰化」というのが叫ばれているが、はたしてそれが犯罪の抑止力になるのかというと必ずしもそうではない。これまで何度も刑法の改正により刑が重くなり、裁判も被害者感情を考慮して重罰化してきたがそれ...
日本史

本と映画と「70年」を語ろう

1970年といえば学生運動や三島由紀夫事件、連合赤軍によるテロ(際立っているのは「あさま山荘事件)など政治的、右翼・左翼という観点からしても激動の時代であった。 その中で本や映画はどの様だったのか、本書では「合わせ鏡」を持つといわれているが...
日本史

江戸城・大奥の秘密

TVドラマや映画において「大奥」は多く放映、もしくは上映され社会現象にまでなったことは記憶に新しい。しかし、あれだけ多く放送されていたのにもかかわらず大奥に関する実情というのはいまだに多くの謎に包まれていることも事実である。 放映に乗じて大...
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