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書評

ブランド―価値の創造

「ブランド」と言うと、その会社、あるいは商品の区別するための概念であり、もっともそれに対する価値を上げることもまた会社、あるいは商品としての価値を上げるものである。最近では「個人」そのものの価値を上げるといった「ブランディング」も行われるなど、もはや会社やビジネスだけでなくなってきている。 とはいえ本書はビジネスにおける「ブランド」の価値と創造、さらには成長を行うためにはどうしたらよいか、「マーケ […]

イルミネーション・キス

季節は11月。そろそろクリスマスに向けて色々なイルミネーションが見られるようになる。そのイルミネーションでときめくようなデートなどのシチュエーションを連想する部分もあるのだが、その中でも本書は「キス」を題材にした短編集である。 本書で取り上げられている5つの「キス」のほとんどは女性から見たものを描いているのだが一つ一つの世界が幻想的であり、もちろん現実にも限りなく近い形で描かれている。なおかつキス […]

MBAで学ぶ 負けない戦略思考「ゲーム理論」入門

ゲーム理論は経済学の中でもよく使われるものだが、どのような理論なのかというと、 「2人以上のプレーヤーの意思決定を分析し、相手の動きを合理的に理解したうえで自ら取るべき戦略を決めていくというもの」(p.6より) とある。経済学の他にもビジネスにおける戦略などでも使われるので、経済学に限ったことではないのだが、数学的に取り上げられる部分が多いことから数学にも分類できる。 そのゲーム理論をビジネスの場 […]

ラジオラジオラジオ!

私自身テレビをあまり見ない一方でラジオを聞くことが度々ある。AMやFMもさることながら、最近ではインターネットでも生・録音問わずに配信される、いわゆる「ネットラジオ」も出てきている。番組、そしてその番組によって流れる音楽もヴァリエーションが多く、聞いていても飽きないのが魅力である。もっとも釘付けにならずに済むのだから勉強などをしながら聞くというのも良い魅力として挙げられる。 私事はここまでにして置 […]

騙されない会計

「会計」とひとえに言っても簿記の世界では「バランスシート」と呼ばれる「貸借対照表」や「損益計算書」、お金の流れを知る「キャッシュフロー計算書」など様々な種類のものがある。そういった数字を分析することによって会社の状態を知ることができるのだが、数字であるがゆえに動かぬ証拠であるのだが、それを表し方によって騙すことができるようになる。その騙されることがないように会計を見ていけばよいのか、そのことを取り […]

絶望の裁判所

本書のタイトルを見るとふとゲームやアニメになった「ダンガンロンパ」を思い出してしまう。この作品自体は裁判ではないのだが「学級裁判」と標榜して指名された者を死に追いやることから「絶望」がサブタイトルにつく。 それに似たものではないのだが、本書は元々裁判官で、最高裁を含めた様々な裁判の現場を見聞きして思ったのが「絶望」の二文字だったという。その理由を本書で暴露している。 第1章「私が裁判官をやめた理由 […]

不可能を可能にする視力再生の科学

私自身、パソコンを使ったり、年齢を重ねたりしたせいか、視力が思うように上がらなくなってきている。最近は視力検査こそ受けたことはないのだが、視力に関してぼやけて見えたり、目がかすんだりするようなことが度々ある。視力は悪くないものの「PCレンズ」を使って仕事をすることが多くなっている。 そこで本書である。本書は視力をいかにして再生を行っていくべきかを取り上げている一冊である。 第一章「老眼鏡がいらなく […]

「親切」は驚くほど体にいい!

親切にすることは大切なことであるのだが、その反面親切にすることによって良いように利用される部分も少なからずある。自分自身がプラスになるし、何よりも相手に取ってプラスになることの要素が多いと言える。 しかし他にも自分自身にとって体に良い部分があることもまた「親切」の側面としてあるという。その親切がなぜ体に良いか?その一つとして「オキシトシン」があるのだが、その要素も含めて取り上げているのが本書である […]

男塾 ニッポンを覚醒させる

本書のタイトルを見てパッと思いついたのが宮下あきら氏の「魁!!男塾」という漫画である。その漫画の内容とはもちろん異なる。そもそも本書のタイトルである「男塾」は著者である桜大志氏が設立した政治や様々な内容に関してセミナーを行う塾である。その男塾の中で取り上げた内容を一冊の本にしてまとめたのが本書である。 1章「雄々しく生きていく講座」 健康やビジネス、災害について取り上げている。その中でも健康はどの […]

ジェリーフィッシュは凍らない

本書の帯には「21世紀の「そして誰もいなくなった」登場!!」とある。そもそも「そして誰もいなくなった」の作品は名探偵エルキュール・ポワロシリーズで有名なアガサ・クリスティーが著した推理ミステリー小説である。それに近いような雰囲気を醸したことからそう名付けられたのかもしれない。 本書を読んでみてどうなのかというと、もちろん本格的なミステリーであるのだが、本書で起こった事件の「謎」がいかにして生まれ、 […]