歴史

哲学

世界を変えた、ちょっと難しい20の哲学

最近、ニーチェやゲーテの言葉に関する本が社会現象になっている。「名言集」に近いものであるが、哲学書をより読者寄りにという傾向にある。ベストセラーとなった「ニーチェの言葉」の書評でも書いたのだが、それらの本はあくまで本来ある哲学書の入り口に当...
宗教

破戒と男色の仏教史

仏教には他の宗教の中でも戒律の厳しい宗教として知られており、とりわけ「殺生」を禁じたのは有名である。仏教の推進に尽力した聖武天皇の頃から黒船来襲までおおよそ1000年もの間、日本では「殺生」を禁じたことにより、牛や豚といった動物を食肉にする...
国内

電子書籍の衝撃

今月の8日にアップルからiPadが発売された。もうすでにキンドルが出回り始め、いよいよ電子書籍時代の到来かと言われ始めてきたように思える。その中で紙媒体、出版業界では総売り上げが右肩下がりといわれ、いわゆる「活字離れ」「本離れ」というのが進...
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日本史

近代日本の陽明学

「陽明学」は16世紀に王陽明が成立させた儒教における学説の一つであり、「心即理」「知行合一」などを根本に挙げられている。知ったこと、思ったことを即行動に移し、自らの「知」を動的に理解する思想を指し、日本でも幕末から昭和にかけて数多くの有名人...
世界史

ホモ・ファーベル―西欧文明における労働観の歴史

先日、厚生省で勤務時間が減少をしたというニュースがあった。景気とともに減少を続けているという。これはゆゆしきことなのか、喜ばしきことなのかというのは判断する当人の自由であるが、「平均残業時間」の統計をニュースで発表する所はどこかしらか日本ら...
書評

グレート・スモーカー―歴史を変えた愛煙家たち

最近「禁煙」の風潮が高まっている。とりわけ神奈川県では受動喫煙防止条例が4月に施行され、それに倣い飲食店では全面禁煙を打ち出す店舗も出てきている。タバコは医学的に有害であると実証されているのは周知の通りであるが、禁煙の風潮を見ると、禁煙とい...
教育

「日本のこころ」の底ぢから

日本人としての心というと皆さんは何を思い浮かべるだろうか。 「礼儀正しさ」「武士道」「大和魂」、女性であれば「大和撫子」を連想するだろう。 かつては礼儀作法や日本人としての在り方を学ぶ「修身」という授業があり国語や数学と同じように必須科目で...
書評

性とスーツ―現代衣服が形づくられるまで

もうすでに社会人にとって「あたりまえ」となっているスーツであるが、私自身スーツを着ることに関していくつか疑問がある。 ・スーツはいつ頃に生まれたのか。 ・スーツが仕事着として浸透したのはどのような経緯があったのか。 ・本来スーツは何のために...
日本史

自由と平等の昭和史 一九三〇年代の日本政治

1930年代は、1929年に起こった世界大恐慌の後、その年代に代表されるのは「二・二六事件」「日中戦争(支那事変)」が挙げられる。1930年代から、日本軍(特に陸軍)の発言力が増し、軍人の閣僚・首相が誕生してきたのもその時代である。大きなタ...
国内

私たちはメディアとどう向き合ってきたか 情報歴史学の新たなこころみ

「メディア」と一言でいっても、今となっては様々な物がある。かつては新聞・雑誌・TVなど挙げられるが、インターネットの台頭により、れっきとしたメディアの一つとして挙げられるようになった。しかし他のメディアと違い、個人で気軽に発信できること、ま...
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