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海外

バレリーナ 踊り続ける理由

日本を代表する人物は様々な世界でいるのだが、本書はバレリーナの世界で活躍する日本人がいる。その人は22年間にわたり、世界最高峰のバレエ団であるイギリスの「ロイヤル・バレエ団」にて最高位である「プリンシパル」に居続けた。現在はフリーランスとして活躍する傍ら、後進の育成も力を注いでいる。その伝説のバレリーナはなぜ踊り続けるのか、バレリーナであり続けるのか、自ら綴っている。 第一章「好き、は人生の導き手 […]

機長、事件です! 空飛ぶ探偵の謎解きフライト

ミステリーであるのだが、本書の帯を見るとミステリーの暗さがほとんどなく、女子的な趣味の中に「探偵」と記載されており、何ともポップな感じがしてならない。しかしながら本書の中身はまさに「ミステリー」の如く、飛行機の中・外問わずして様々な事件が起こった。 本書を挙げるだけでも4つの事件があり、その1つ1つにトリックが存在しており、驚愕の展開が起こりさえもする。しかしながら、仕事も買い物も、観光も探偵も一 […]

エンディング・パラダイス

人生の終わりの時に何を行うのか。本書では人生の終わりのために遺骨収集を行う旅へと出かけた。その理由としては亡き父の遺言によるものであり、人生の総決算をするための旅であった。 しかしその旅の中で見つけたある村に根を下ろすこととなる。そこはまるで「桃源郷(パラダイス)」と呼ばれるようなむっらに行き着くようになった。原始的な暮らしながらも人とのつながりが深く、日本にはないようなもの、もしくはかつて日本に […]

ぼくらが漁師だったころ

「漁師」の世界は過酷である。漁師の知り合いについて1人か2人はいるのだが、口々揃えてあまり薦められないと回答があった。もっとも漁師の仕事は海などを相手にする仕事であり、なおかつ最近では漁獲高が減り、なかなか収益も恵まれず「がんばっても報われない」と言うような世界である。 これは日本に限った話なのかというと、少し異なる。本書のようにナイジェリアを部隊しても状況は過酷であった。その過酷さの本質は日本の […]

ゼンマイ

ゼンマイというと山菜の一つであると同時に、人形やロボットと言ったものを動かす基礎となるものを表している。 本書はある人が残したゼンマイの在処を巡ってモロッコへと旅立つ珍道中である。モロッコというとまさに奇怪であり、なおかつ男2人を考えると旅の道中はトラブルがいくつもつきものとなってくる。日本でも古典の中に「東海道中膝栗毛」があり、数多くの改作が組まれ、男2人旅の珍道中を描いている。 では本書はその […]

カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 数年前から「カジノ構想」といったものが日本の議論の中で出てきている。とどのつまりカジノは副産物で、主に「IR」と呼ばれる「統合型リゾート」をつくることにより観光立国を促進する狙いがある。しかしカジノを巡っては激しい論争が今もなお続いており、今国会でカジノ法の成立はまだ見込みがないのが現状にある。 そもそも著者はカジノとIRは分けて考えるべきであると主張して […]

ノマド化する時代

以前、フリーランスの「ノマドワーク」が話題となったが、これについて賛否両論が上がっている。実際に私自身はというと、それできちんと結果が伴っていれば何も言わないのだが、他人に迷惑のかけることだけはやめてほしいというのが実情としてある。 さらに言えば「ノマド」はそういった快適な形ではなく、むしろ「遊牧民」としての過酷な生活を強いられている印象、そして生存競争が激しい印象がある。これについては3年前に取 […]

比較のなかの改憲論――日本国憲法の位置

憲法改正の論議は今のところ沈静化しているとはいえ、これからまた改憲の動きがある可能性がある。私の根本は改正したほうが良いという意見なのだが、それ以前に護憲であろうとも、改憲であろうとも、憲法に関する議論は深める、いわゆる「論憲」を行うべきと考えている。 そこで本書である。本書は憲法改正の中でどこが改正される主軸となるのか、憲法改正における功罪とは何か、そして憲法改正ははたして可能なのか、憲法改正の […]

年末恒例ランキング2014 vol.2 「社会科学」本ランキング

年末企画第2弾は「社会科学」本ランキングです。今年は68冊取り上げました。もともと時事的なこと、社会的なことについて関心を持っていたせいか取り上げる量は相変わらずの多さだったと思います。 今回はこの中から印象に残った本を5冊紹介致します。 第5位:修羅場の経営責任―今、明かされる「山一・長銀破綻」の真実 今、明かされる「山一・長銀破綻」の真実 修羅場の経営責任 posted with ヨメレバ 国 […]

明日使える世界のビジネス書をあらすじで読む

TOブックス様より献本御礼。 私自身仕事の性か、毎日のように本屋へ足を運ぶ。そこにいくと店の規模によるが、中型・大型の書店の場合は必ずと言っても良いほどビジネス書のコーナーがある。そのコーナーには国内外問わず、名著と言われているもの、ベストセラーと言われているものから、知る人ぞ知るものまで様々なビジネス書がある。ビジネス書と言っても実践をしなければ効果は発揮できないのだが、どのようなものを選べば良 […]