書評 光をえがく人 もしもあなたが気分が沈む、あるいはネガティブな状況に陥ったときに何を行うか。音楽を聴く、本を読む、飲食をするなど方法は沢山あるのだが、中にはアートに触れると言うのもまた心洗われ、ネガティブな気持ちから解放されると言う人もいる。本書はそのよう... 2022.09.13 書評短編集
書評 密やかな結晶 新装版 人生における様々な経験や成果はある種「結晶」のようなものである。結晶となると美しさや輝きを放つのだが、それは経験や出来事の遭遇などによって決まってくる。もちろん日常のことからも結晶が生まれ、輝いていく。本書はとある島を舞台にしているのだが、... 2022.05.15 書評青春
国内 シン・モノガタリ・ショウヒ・ロン 歴史・陰謀・労働・疎外 元々著者は「物語消費論」を1989年5月に上梓した。その前後からサブカルチャーや消費論を取り上げて、論壇でのし上がってきた。もっとも「物語消費論」は1989年を皮切りに「定本 物語消費論」(2001年)、「物語消費論改」(2012年)と「物... 2022.04.27 国内書評
書評 作ってあげたい小江戸ごはん たぬき食堂、はじめました! 埼玉県川越市は、俗に「小江戸」と呼ばれ、有名である。そもそも「小江戸」とは「小さな江戸(東京)」というよりも、江戸時代のような風情があり、その風情によって栄えている待ちのことを指す。江戸時代にて、世に小京都は数あれど、小江戸は川越ばかりなり... 2022.03.19 書評青春
書評 もののけの日本史-死霊、幽霊、妖怪の1000年 今となっては心霊番組はほとんどないと言えるに等しいが、もののけや幽霊にまつわる怪奇作品は少なからず残っている。しかしこれらはある種の「娯楽」という側面が強い。心霊や妖怪といったものは現代というよりも、むしろ「日本霊異記」をはじめとした伝説や... 2021.04.22 書評民俗・風評
書評 組曲 わすれこうじ 著者は、7年前に芥川賞を受賞したのだが、受賞年齢が最高齢であり、現在も破られていない。元々小さいころから物語を描き始め、26歳の時に「毱」でデビューしたが、その後は執筆はしているものの、表には出ておらず、ようやく出てき始めたのは2010年代... 2020.08.10 書評短編集
国内経済 クラウドファンディングストーリーズ —共感で世界を動かした10のケーススタディ- クラウドファンディングは今となってはよく知られているのだが、私自身初めてその言葉を知ったのは2014年のこと。ネットサーフィンをしていたときに、クラウドファンディングを行うと言ったページを見たときだった。ある種の寄付を行うのかなと思ったのだ... 2020.03.27 国内経済書評
書評 kaze no tanbun 特別ではない一日 本書は「短文集シリーズ」とある。実際に観てみると小説のようなやりとりもあれば、最近のニュースや日常などのエッセイもある。「短文集」とひとえにいっても、小説チックに描くようなこともあれば、エッセイチックに描くようなこともある。本書のタイトルで... 2019.11.18 書評短編集
エッセイ 曙光を旅する 歴史小説でも有名な葉室麟が西日本を旅し、歴史や文豪などを知るために渡り歩くという一冊であるのだが、その西日本を旅したことにより、生まれた歴史小説も数知れず存在する。いずれも歴史的な論拠も捉えつつも、物語としても仕上げてきている。その原点が本... 2019.08.30 エッセイ書評
戯曲・詩 オーケストラ ー世界の町で楽団員をさがそう! オーケストラというと様々な楽器で編成される。その楽器の奏者は数多くおり、曲によっては少なくて済むのもあれば、多種多様の楽器を使うことさえもある。よくオーケストラに使われる楽器について本書は絵本であるのだが、取り上げられている。ちなみに本書は... 2018.11.12 戯曲・詩書評