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現実

介護離職しない、させない

「家族のために、介護のために時間を割くために会社を辞めるしかない」ということをニュースなどで聞くことがある。本当の話かと疑ってしまったが、なんと事実なのだという。そのような状況がなぜ起こったのか、そしてそうさせないためにはどうしたらよいのか、そのことについて取り上げているのが本書である。 第1章「私はこうして介護離職してしまった!」 介護は膨大な時間と労力を要する。それが引き金となって会社を辞める […]

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

タイトルを見るに身も蓋もない言葉であるが、実際にそういった考え、あるいはそれを口に出す人は少なくない。先日も仕事ややりがいに関するコラムがあるなど、話題を呼んだ。 かつては「24時間働けますか」という名のもとにモーレツに働き、やりがいを得ることができた。しかし今となってはやりがいどころか、搾取されているという意見を持つ労働者も少なくない。本書は経営者・従業員の両方を経験した著者が日本における労働の […]

リアル30’s

本書は私自身そろそろ30代になるために、実際の30代の現状と対策を考えるために手に取った。もう間もなく齢30を迎えることになる私だが、実際に30代はどのような時期なのか、現在ではどのような定義なのか全くと言ってもいいほどわからない。30代を迎えるにあたって、自分自身がどのような立ち位置になるべきか、そして30代そのものがどう変わるべきかについて本書は毎日新聞取材班が実際に多くの30代の方々に取材を […]

不思議の国の「みなみ」 宇宙へつながる秘密基地

私たちが住む地球には、目に見える「物質」と目に見えない「非物質」が存在する。その中でも「被物質」なものには「時間」や「神話」「現実」「空想」「幻想」などが挙げられる。「物質」にも私たちがあまり触れられないものとして「宇宙」が挙げられる。 私たちが生活している中で全く触れられないものは物質・非物質をつなげるもので「数」にフォーカスを当てている。その「数」も1,2,3といった「実数」や「虚数(iの2乗 […]

学問は現実にいかに関わるか

本書は出版部から出ているが、そのもととなった東京大学では推薦入試が導入する方針を固めたという。日本一の学府として世界中で知られている東京大学。時代は変化をするが如く、東京大学も入試のスタイルなど様々な形で変化を起こしている。 大学入試や入学時期ばかりではない。学問そのものも変化を起こしている。大学、もしくは学会の中で研究成果としてあげられるだけのものもあれば、「産学連携」と言う言葉がある通り、研究 […]

おいしいコーヒーの経済論――「キリマンジャロ」の苦い現実

「缶」にしても、「インスタント」にしても、「ドリップ」にしても私たちの中で愛されているコーヒー。かく言う私もホットコーヒーを飲みながら書いている。毎日缶コーヒーやインスタントコーヒーを飲まないと気が済まないため、コーヒーを飲まない日はむしろ珍しいほどである。 そのコーヒーにまつわる貿易や経済については当ブログでも何度か紹介したことはあるのだが、本書はその中でも有名な「キリマンジャロ」の銘柄から経済 […]

14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

シリーズ「「宮台真司」の思考を解剖せよ」第2弾は社会学そのものである。 これまで自分自身も「社会学」に関する本を読み、書評を行った。「社会学」は現在ある身近な「社会」について考察を行っているのだが、その「社会学」としての歴史とともに考察を行っているため取っつきにくい点も多い。 しかし本書のタイトルに「14歳からの」と冠しているだけに、現在の社会を中心にどのようなものかを知るために、専門用語を原状に […]

ミネラルウォーター・ショック―ペットボトルがもたらす水ビジネスの悪夢

私たちがごく当たり前に飲んでいる「ミネラル・ウォーター」。健康的になりたい、おいしい水を飲みたいと言う願望からできたモノのように思えるが、その中で「水」ビジネスの熾烈な戦いについてはあまり知られていない。さらにこの「水」ビジネスが環境問題の面で悪影響を及ぼしているのもあまり知られていない。 悪影響を及ぼす要因の一つにはペットボトルがある。これの原材料には原油が使われるのはすでにわかっている事だろう […]

夢が現実化する「1枚図解」

著者の池田様より献本御礼。 「「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!」に続いて2冊目となる一冊であるが、著者の本業は「図解コンサルタント」という。その図解に関しての一冊であるが、今まである「図解思考」とは一線を画している。 今まではコンサルティングファームでいかにしたら分かりやすい図にして、プレゼンや思考をしていくのかということについてフォーカスしていたが、本書は「夢が現実化する」ということで […]

ウェブ2.0は夢か現実か?

ウェブは世界を変えられると考えると「そんな大げさな…」という印象がある。しかし、考えてもみれば大げさとは言えないのも現実。アメリカ大統領選での民主党の予備選挙でも候補者の支持を得るためにウェブを積極的に利用したり、韓国の大統領選でも世論の何割かはネットでの世論になっていることも事実である。 日本ではこのことには非常に冷ややかで、ようやく今年の初めに一部緩和されたくらいであり、今でも公職選挙法に抵触 […]