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環境問題

日本の地下水が危ない

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 日本人は大昔から「井戸水」として「地下水」を生活用水として使われていた。その地下水の需要は高度経済成長とともに増し、地下水の取りすぎにより「地盤沈下」を起こしたところもあった。 その一方で、自然豊かなところではぐくまれる地下水が、土地ごと外国人や外国企業と言った「外国資本」に相次いで買収されているという。いわゆる「水の戦争」の一端を担っている事象であるが、 […]

海ゴミ―拡大する地球環境汚染

「環境問題」と一括りにしても様々な問題があるが、新聞・TVで取り上げられる環境問題はその氷山の一角に過ぎない。 本書で紹介する「海ゴミ」も少数ながらメディアで取り上げられるが、あまり熱心に取り上げられていないものである。この「海ゴミ」の問題は地球環境もさることながら、生態系への悪影響、さらには、国内外の事情など複雑な要素が絡んでおり、解決までの道のりは険しく、かつ遠いが看過できない問題でもある。 […]

森林飽和―国土の変貌を考える

森林破壊が著しく、それが環境破壊の象徴といわれている。その対策の一つとして「植林」をする事によってもとの緑の森に戻そうとする働きかけも多い。 しかしその「植林」が森林破壊とはまた違った「環境破壊」を被るのだという。本書ではその緑化に対する「副産物」と呼びタイトルのような「森林飽和」と定義しているが、その「森林飽和」の悪影響について取り上げつつ、その対策も提示している。 第一章「海辺の林は何を語るか […]

歴史を変えた火山噴火―自然災害の環境史

日本は「火山大国」と呼ばれるほど火山が多い、有名どころでは現在も噴火を続けている桜島、「霊峰」と呼ばれる富士山、そして北海道の大雪山(旭岳)が存在する。 火山噴火でもっとも桜島以外で直近のものでは2000年の有珠山(昭和新山)の噴火や三宅島の噴火が挙げられる。 本書では様々な火山噴火を挙げているが、それが私たちの歴史にどのような影響を与えたのかを考察している。 第一章「火山噴火と人類」 ここでは火 […]

森林異変~日本の林業に未来はあるか

森林破壊が進んでいる・・・といいたいところだが、本書は環境問題のことについて書かれているのではなく、「林業」という業界の衰退について書かれている。国産の木材が林業従事者の高齢化により、人・モノともに現象の一途をたどり、数少ない資源である、木材がとれないということを本書では警鐘を鳴らしている。 かつて日本人は森林とともに育っていた「共生」の概念があった。木々を育て、伐採して木材として使い、そしてまた […]

ミネラルウォーター・ショック―ペットボトルがもたらす水ビジネスの悪夢

私たちがごく当たり前に飲んでいる「ミネラル・ウォーター」。健康的になりたい、おいしい水を飲みたいと言う願望からできたモノのように思えるが、その中で「水」ビジネスの熾烈な戦いについてはあまり知られていない。さらにこの「水」ビジネスが環境問題の面で悪影響を及ぼしているのもあまり知られていない。 悪影響を及ぼす要因の一つにはペットボトルがある。これの原材料には原油が使われるのはすでにわかっている事だろう […]

環境問題の杞憂

今日では環境問題について耳や目にタコができるほど聞く。確かに地球温暖化やそれによる海面水位の上昇、森林の減少など様々なところで実害を追っている私たち。しかし環境問題は企業や個人、国を挙げて「エコ」に取り組んで解決できるのだろうかという疑問もある。さらには武田邦彦氏を筆頭とする懐疑・否定派がこぞって地球温暖化のウソなどを暴き始めている。これまで一方的だった議論が均衡に保ち始めているようだが、環境問題 […]

黄砂―その謎を追う

季節もだんだん春に近付いてきたが、春になってくると、逆に冬に逆戻りするようになる。水前寺清子の受け売りではないが「三歩進んで二歩下がる」というような状態を繰り返しているように思えてならない。 さらにちょうどこの時期は日本でも黄砂に見舞われる時期である。黄砂は中国大陸からやってきており、いわゆる「偏西風」にのって日本に来る。とりわけ黄砂にあうのは九州をはじめとした西部にかけてである。ではこの黄砂とは […]

環境問題、 ウソとホントがわかる本

今、環境問題があたかもヒステリックに叫ばれている。ここ最近では環境問題対策について肯定・否定・懐疑それぞれの意見の本が多数出版され、「環境問題」という名の本を見ない日が無いほどである。 さて、本書は上の3つのうちどれなのかと言うと、おそらく「懐疑」に入るだろう。しかし本書ほど環境問題について上の3つを取り入れながら合理的に検証している文献は無いと私は思う。では中身に入っていく。 Chapter1「 […]

環境問題のウソ

本書は環境問題にまつわる様々な嘘を暴いている。今や環境問題については賛成論ばかりではなく著者や中部大学の武田邦彦教授らの否定・懐疑論も盛んに言われ始めている。ようやく環境問題について両面的な意見が出てき始めたことにより活発な議論が期待できる。 しかしそれで待ってばかりではいられないのも現実である。環境問題について様々な妄信を切っているが武田邦彦教授の本が人気先行しただけに本書が日陰の存在となってし […]