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生物

怪異古生物考

元々空想の動物なのかと思いきや、考古学的な観点で行くと、実は存在したのだという。もっともそのことを知ったとき、「嘘だろ」と思ってしまったのだが、実際にかつてそれらしき「骨」が見つかったのだという。そのめくるめく怪異の古動物たちはどのような存在か、そのことを取り上げている。 1章「ユニコーン」 ユニコーンはヨーロッパの神話の中でもよく取り上げられているのだが、その伝承はインドから伝来したものであり、 […]

猫の精神生活がわかる本

猫はかわいい生き物である。もっとも自分自身も好きであり、野良猫を目にしただけでも幸せな気分になってしまうほどである。その猫はいったいどのような精神を持っているのか、そして野良猫、さらには飼い猫はどのような精神なのか、そしてどのような人生なのか、猫にまつわるあらゆる精神と生態を読み解いているのが本書である。 1章「雪の日に現れた子猫」 猫を飼うというとどのようにして飼うのか、捨て猫を拾うこともあれば […]

タコの教科書

タコと言うとたこ焼きなどの料理や刺身などの料理の材料にもなり、なおかつ代表的な海の生き物の一つとして挙げられる。しかし国によっては悪魔の化身であったり、悪魔の魚と呼ばれたりするなどして恐れられていた。もっともタコはどのような生態なのか、どのような料理なのかについても併せて取り上げている。 01.「タコの身体」 タコの身体は何体である一方で、8本足には吸盤があるため、その吸盤に触れるとなるとものすご […]

おしゃべりな貝―拾って学ぶ海辺の環境史

「私は貝になりたい」という作品を思い出した。もっとも映画やテレビドラマなど様々な作品で展開していったのだが、元々はBC級戦犯となった加藤哲太郎が遺書として遺した「もう人間には二度と生まれてきたくない。生まれ変わるなら、深い海の底の貝になりたい」と書かれたことがきっかけである。理不尽さも何もなく大人しく住む貝でありたいという願いから書かれたのだが、もっとも「貝」はおしゃべりであるという。 考えていく […]

生物に学ぶイノベーション―進化38億年の超技術

人間を含めた生き物も、社会も同様に日々「進化」を遂げている。その遂げている進化はどこから来ているのか、それは生物の進化にヒントがあるという。ではどのヒントをどのようにして活かしていけば良いのか、本書はそれについて伝授している。 第一章「生物の形をまねる」 あらかじめ言っておくが、本章で取り上げている「まねる」は実際にその生物になりきるというわけではなく、生物の生態を利用して社会の利器に活かすことを […]

クマゼミから温暖化を考える

「地球温暖化」の話はもう何十年も前から言われ続けてきており、未だに議論の対象になっている。もちろん温暖化を解決することは一筋縄ではいかず、原因も多岐にわたる。本書もまた原因を追求する一手段としてクマゼミを取り上げているが、ちょうど夏の時期であるだけに、クマゼミを取り上げるのは旬といえるのかもしれない。 第1章「近年に見るセミの変化」 大阪をはじめとした西日本で最近クマゼミが増えているのだという。そ […]

先生、ワラジムシが取っ組みあいのケンカをしています!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学

本書のタイトルからしてあまり想像できないのだが、どのようなケンカになるのか興味を持ってしまう。もっと言うと本書の帯には、 「黒ヤギ・ゴマはビール箱をかぶって草を食べ、コバヤシ教授はツバメに襲われ全力疾走、そしてさらに、モリアオガエルに騙された!」 と記載されている。もうどこからツッコんで良いのか分からないくらい、ツッコミどころ満載のように見えるのだが、真面目に説明すると本書は森の動物がどのような行 […]

恋するオスが進化する

人は恋愛によって変化すると言われているのだが、これは人間に限った話ではないという。動物にしてもオスはメスに対して恋をすることによって進化をするという。その進化には「競争」や「対立」、さらには「選択」や「転換」によるものである。本書は、オスはどのように恋をして、進化を遂げていくのか、その変化についての実態を取り上げている。 第1章「【性分化】オスは寄生者として生まれた」 最初にオスがどのように生まれ […]

サボり上手な動物たち――海の中から新発見!

「サボる」というと人間特有のイメージがあるのだが、本書でいうと海の生物にも「サボる」ことが得意な動物がいるのだという。動物には色々な種類がおり、なおかついまだに解明されていない存在もいる。特に本書で取り上げるような深海生物は、いまだに発見すらできていない動物もおり、地球の神秘はまだまだあるともいえる。 本書はその海の中にいる動物たちの中で「サボり上手」な動物を紹介している。 1.「実は見えない海の […]

協力と罰の生物学

生物が生き残るためには「競争」は必要なことである。その一方で「罰」というのはいったいどのようなものがあるのだろうか、というのが気になってしょうが無い。本書は生物の競争における「協力」の姿と、「罰」の姿について描いている画、前者は動物と動物、植物と動物など挙げるだけでも枚挙に暇が無いのだが、代表的なものを取り上げている。 後者の「罰」はある事をすることで喰らうのだという。実際に人間でもそういった事を […]