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病気

「ヤングケアラー」とは誰か 家族を“気づかう”子どもたちの孤立

「ヤングケアラー」は前々からあるのだが、私自身初めて知ったのは5月、当ブログにて取り上げた記事が初めてである。よくよく調べてみると、2010年代あたりから実態調査はもちろん事、それに関しての支援の動きも見せている。今一度取り上げる必要があるのだが「ヤングケアラー」とは、 法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています。 […]

情無連盟の殺人

本書では「アエルズ」と呼ぶ感情がだんだんと失う病気であるが、実際の傾向として「アレキシサイミア(alexithymia)」がある。アレキシサイミアは認知・感情などを表すのが不得意な「傾向」を示しており、論者によっては「病気」「障害」といった定義をなされるが、本来は「傾向」のみであるため、病気扱いにならない。おそらく著者はその傾向を参考に「アエルズ」と架空の病気として定義しているのかも知れない。 本 […]

一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。

人生は「一瞬」と定義する人もいる。かくいう私も、人によるが数十年の時の中で、気がつけば「あっという間」と言うようなものであり、いつしか老いて、死んでいくと言うことを考えると「人生」は「一瞬」であることは合っていると思う。 もしも明日、もしくは来月死ぬとするならばあなたはどのような人生を送るのか。もしくは何をしたいのか、そのことは様々な本でも言及している。とはいえど、そういった意識で行うだけで、実際 […]

僕は僕の書いた小説を知らない

人によっては趣味として小説を描いたり、ブログを書いたりする方もいる。しかし書いたことは全て覚えているかというと決してそうではない。かくいう私も、当ブログにて記事だけでも5700記事、そのうち書評は5000記事近くにまで上っている。 もう15年ほど続けているせいか、印象に残っている記事・本以外はほとんど覚えていないこともしばしばである。ましてや書評を行おうとしたらもう既に行っていて、重複してしまうこ […]

あなたもきっと依存症 「快と不安」の病

「依存症」と言うと結構怖いイメージがあるのだが、かくいう私も「活字依存症」「読書依存症」「読書中毒」とも言われることが往々にしてある。自分自身それは褒め言葉だと思っているが。 しかしながらギャンブル、アルコール、薬物など悪い意味での「依存症」も存在する。その依存症はなぜできているのか、そしてその種類と対策とはどのようなものがあるのか、そのことについて取り上げているのが本書である。 第Ⅰ部「依存症に […]

この約束のあとで

本書の著者は詩をしたため続けて20年であり、本書は3冊目の詩集である。変わりゆく時代や日常の変化、さらには最新技術への思い、さらには必ずやってくる「老い」と「病」と言った所がひしひしと伝わっていく。 著者自身、18歳からずっと「線維筋痛症(せんいきんつうしょう)」を患っている。「線維筋痛症」とは、 「線維筋痛症」とは、3ヶ月以上の長期にわたって、身体のあちこちの広い範囲に痛みが出没し、身体の強いこ […]

日本人の大腸は「劣化」している! 大腸活のすすめ

ここ最近では「腸活」が一大ブームとなっている。腸内環境をよくして、内面から健康的な生活を送ると言った狙いがある。実際に私もここ最近では内臓疲れが目立つようになり、それを抑えるために、腸活や菌活を行うようになった。実際に行っていくと、自分でも驚くほどアクティブになることができるほどにまでなった。まだまだ実施途上であるため、これからもドンドンと進めていきたい所存である。 私事はさておき、腸活ブームにあ […]

“動物の精神科医”が教える 犬の咬みグセ解決塾

私は犬を飼ったことがないので分からないのだが、犬によっては「咬む」というクセがあるのだという。犬によりけりかもしれないのだが、愛犬の中にはその「咬む」ことにより実害を被っている方々も少なくなく、どうしたらよいのかわからない方もいるという。本書はその犬が「咬む」傾向について「動物の精神科医」の観点から取り上げ、解決法を提示している。 第1章「犬のしつけの迷信と真実」 そもそもなぜ「咬む」のだろうか。 […]

「自閉症」の時代

「自閉症」自体の症状はかねてからそのような傾向は存在しているが、学術的に初めて発見されたのは1933年にてアメリカの精神科医にて発見されたと言われている。もっとも自閉症という症状自体は長らく存在したのだが、それにフォーカスが当てられ始めたのは21世紀に入ってからのことである。その根拠としては書物で書かれている「量」にあると著者は指摘している。また自閉症にも21世紀の時代ならではの「傾向」があること […]

定年不調

これまでは仕事人間のところから定年になってくると、心身共に不調をきたす方々もいるのだという。特にその傾向は男性に多く、なおかつ「更年期障害」の症状を訴える人も少なくないという。なぜ定年後に不調を来すのか、本書ではそのメカニズムと予防法を取り上げている。 第一章「定年不調の実態は男性更年期障害―その原因と症状」 仕事に限らず、様々な事を熱中しすぎてしまい、事をなして終わるとなると、ある種の抜け殻の如 […]