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病気

手を洗いすぎてはいけない 超清潔志向が人類を滅ぼす

今は去ったものの、今年の1月から2月にかけてインフルエンザが流行した。私自身はそう言う時期でもよく外出するのだが、外出先の中には石鹸も殺菌能力の高い薬用石鹸が置いてあったり、ドアの近くや洗面所にアルコール消毒が置かれていたりとある。もちろんかくいう私自身も外出により手汗や汚れが気にしてしまい、手をよく洗うことが多く、なおかつアルコール消毒をする。 しかしながらその傾向に一石を投じているのが本書であ […]

死の虫 – ツツガムシ病との闘い

あまり聞き慣れない病であるのだが、長らく新潟県や秋田県、山形県では「風土病」として扱われ、なおかつ「死の病」として挙げられることが多かった。感染症のひとつであり、実際にどのような虫なのかというと、肉眼では視認の難しいごく小さな虫によるものであり、その虫によって感染症になった人も多く、なおかつ治療法もほとんどなかった。ましてや病気の原因菌の判明から治療薬の発見に至るまでの道のりは平坦なものではなかっ […]

1型糖尿病をご存知ですか?―「1型はひとつの個性」といえる社会をめざして

日本では糖尿病に罹患した人、さらには予備軍を含めると2000万人にも及ぶ。しかし糖尿病の中には様々な種類があり、本書で取り上げてている「1型糖尿病」もその一種である。もう一種類である「2型糖尿病」は肥満を原因として筋肉や脂肪組織へのグルコース取込が低下する糖尿病である一方で、「1型糖尿病」は膵臓の細胞破壊により罹患する糖尿病の一種である。糖尿病の患者人口の5~10%と比率的に低いものの、厄介な糖尿 […]

脳梗塞・心筋梗塞・高血圧は油が原因 動脈硬化は自分で治せる

生活習慣病は年々増えており、それによる死因もある。その原因による突然死もあり、その原因は心筋梗塞や脳梗塞などが原因としてある。その生活習慣病は日々の健康管理で治せるとあるのだが、どのように直したら良いのか、その研究と方法を採り上げている。 第1章「門外漢の医師だから追究できた「動脈硬化の嘘」」 突然死をはじめとした脳梗塞や心筋梗塞などの原因となるものとして「プラーク」なるものがあるという。そのプラ […]

注文をまちがえる料理店

宮沢賢治の代表作である短編集に「注文の多い料理店」がある。それをもじっているのか、実際にあったのか疑問符を覚えたため本書を手に取った。実際に読んでみると間違いなく後者である。本書は実際にあった料理店であり、認知症を抱える方々が接客をすると言うものである。本来であれば注文通りでなければ行けないという概念を持ってしまっているのだが、間違った品がもらっても「まあいいか」と呼べるような雰囲気であり、なおか […]

糖尿病に負けない食べ方 糖尿病患者による食事療法と運動療法体験談

糖尿病は主だってある生活習慣病の一つであり、予備軍も含めて1千万人にも2千万人にも及ぶ。生活習慣を少し乱れただけでも糖尿病の危険性もあり、一度かかってしまうと治療を一生かけて行う必要があり、一生引きずる病気である。もっともインスリンなどの薬もある一方で食事療法や運動療法の治療方法がある。その中でも本書は患者の方々による食事療法と運動療法の体験談を綴っている。 1章「糖尿病患者による糖尿病の食事療法 […]

予防接種は迷って、悩んでもいいんだよ。

季節は冬になり、インフルエンザが流行するシーズンとなる。その対策のために、所によってはワクチンを接種すると言うようなことがある。いわゆる「予防接種」であるのだが、これはインフルエンザに限った話ではない。脳炎やかぜ、BCG、肝炎などのウィルスに対する予防接種もある。その予防接種は時代と共に変化をしているのだが、子どもに対して接種する必要があるのか、親もまた選ぶことが必要になるという。その心境と悩み、 […]

いつか、あなたも

人にはそれぞれの「縁(よすが)」がある。その縁は巡り巡って「終末」と呼ばれる人生の終わりの中で物語が生まれる。病魔に見舞われながら、家族の暖かさもある。その反面病気であるため、「決断」に迫られるような状況に陥ることがある。その姿もありありと伝えている。 本書は短編集であるのだが、1編1編それぞれに家族があり、病気があり、それぞれの「物語」がある。その物語は家族や医者をはじめとした人間関係が時には考 […]

精神科、気軽に通って早めに治そう

精神科というとネガティブなイメージが強くあり、なおかつ患者もそれぞれで、なおかつ医者がそれぞれに合った治療法探しに苦慮するというイメージを持ってしまう。しかし著者は精神科医であり、なおかつ個人病院を経営しながら、精神科の実際と精神疾患の治療法について取り上げている。 第1章「「精神科」は怖い所ではありません」 冒頭にも合ったとおり、「精神科」と言うとありとあらゆる「偏見」をもたれがちである。もっと […]

仕事&生活の「困った!」がなくなる マンガでわかる 私って、ADHD脳!?

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 精神的な障害は数多くあるのだが、その中でも本書は「ADHD」と呼ばれる病にかかりながらも仕事や生活の困ったものを解決していくものであり、もっともADHDは年々増えてきているのだがそのような状況をいかにして克服するというよりも、うまく付き合うためにはどうしたら良いのかを中心にしている。 第1章「「ADHD脳」って何?」 そもそも「ADHD脳」とは何かというと […]