TAG

経済

ブラックナイト

「ブラック」と言う言葉はなんとも色々な意味を持つ。最近でも話題となる「ブラック企業」「ブラックバイト」もあれば、社会にしても、企業にしても、多かれ少なかれの「闇」が存在する。 その「闇」にあたる存在はどのようなものか、それは企業社会の中に発生しているものなのか、もしくは人から発生しているのか、あるいはその両方なのか、真の原因は不明なのだが、その「闇」は一つ一つの出来事を通じて大きくなっていく。 本 […]

黒田日銀 最後の賭け

現在もなお黒田東彦が日本銀行総裁として経済政策の腕を振るっているのだが、その政策の中に「アベノミクス」となるものがあり、第一~第三の矢として放たれるようになった。しかし上向くことは長続きすることなく、踊り場にさしかかっているのが現状としてある。黒田東彦総裁の任期は来年の4月8日であるため、任期は残り1年となったため「最後の賭け」と題してアベノミクスとしての経済政策を取り上げている。 第1章「デフレ […]

徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃

昨年の秋だったか忘れたのだが、NHKのドキュメンタリー番組にて貧困にあえぐ女子高生の姿が話題となった。その話題となった理由として貧困ではないのではと言う意見と証拠が出てきて「偽装貧困」とまで言われたことが挙げられる。そうではなくとも「子どもの貧困」の話は数多くあり、書籍・雑誌などでも指摘しているほどである。本書の話に移るのだが、その現実とリスクとは何か、その本質と現場を追っている。 第一章「子ども […]

もじれる社会―戦後日本型循環モデルを超えて

一見「もれる」と読み間違えてしまうのだが、「もじれる」は簡単に言うと「もつれる」「こじれる」が合わさった造語である。2つの意味がドッキングする意味としてはバブル崩壊後の日本経済を形容する形として象徴づけられているという。その象徴づけられている社会がどのようにして変化を遂げていくのか、そしてどのような対策が必要なのかを取り上げている。 第1章「社会の「悲惨」と「希望」」 社会における「悲惨」は数多く […]

男塾 ニッポンを覚醒させる

本書のタイトルを見てパッと思いついたのが宮下あきら氏の「魁!!男塾」という漫画である。その漫画の内容とはもちろん異なる。そもそも本書のタイトルである「男塾」は著者である桜大志氏が設立した政治や様々な内容に関してセミナーを行う塾である。その男塾の中で取り上げた内容を一冊の本にしてまとめたのが本書である。 1章「雄々しく生きていく講座」 健康やビジネス、災害について取り上げている。その中でも健康はどの […]

21世紀の日本最強論

日本が最強である理由は色々とある。もちろん様々な角度が存在するのだが、同じように最強の部分もあれば、最弱と呼ばれるような弱点も存在する。本書はその最強である理由と、よりよくするための弱点のあぶりだしと克服の方法などを多岐にわたる学問から取り上げている。 第一章「誰も知らない「世界一の日本」」 日本が「世界一」である部分は豊かさもあるが、ガラパゴス化している技術を持っていること、そのことも含めノーベ […]

20歳からの社会科

社会科の授業と言うと小中学校の授業を連想してしまう。高校以降になると「現代社会」や「日本史」「世界史」など多岐にわたり、「社会科」と言うような科目が無くなるからである。しかし「社会科」はこれからの社会を見据え、変えて行くために重要な要素であるために、本書の著者たちがこれからの日本を担う20歳の方々のために、今の日本の現状と対策をわかりやすく解説している。 第1章「高齢者の意見が通りやすい国」 今の […]

「学問」はこんなにおもしろい!―憲法・経済・商い・ウナギ

社会人には「教養」が必要だということはいろいろな本や雑誌で取り上げられており、私自身もその通りだと思うのだが、実際どのようにして教養を身につけたら良いのかわからない方も多いし、もっと言うと教養を身につけるのは難しいのではと考えている人もいるように思えてならない。本書はそういった方々、特に後者のことを思っている方々のために教養を身につけること、そして教養そのものの面白さについて各先生の観点・学問から […]

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

タイトルを見るに身も蓋もない言葉であるが、実際にそういった考え、あるいはそれを口に出す人は少なくない。先日も仕事ややりがいに関するコラムがあるなど、話題を呼んだ。 かつては「24時間働けますか」という名のもとにモーレツに働き、やりがいを得ることができた。しかし今となってはやりがいどころか、搾取されているという意見を持つ労働者も少なくない。本書は経営者・従業員の両方を経験した著者が日本における労働の […]

経団連―落日の財界総本山

経団連(日本経済団体連合会)の会長は俗に「財界総理」と呼ばれた。その要因として財界と政界とのパイプだけではなく、財界にも政界にも大きな影響力を与えること、さらには財界の立場から政治的に関与するという意味合いを持っている。その政財界双方に大きな影響力を持つ経団連は現在、人材の枯渇が起こっており、力も衰えているのだという。そもそもなぜ経団連は衰退するのか、そして財界は現在どのような変化が起こっているの […]