書評 abさんご 本書は第148回芥川賞を受賞した作品である。もっと言うと史上最高齢で芥川賞を受賞した作者であり、作品である。しかし本書は中編でありながら、小説のあり方を大きく覆すような一冊である。何が覆しているのかというと、本書には人を指すような「固有名詞... 2016.11.22 書評青春
書評 おはなしして子ちゃん 本書は2012年に文芸雑誌「群像」の7月号に収録されたものと単行本化された一冊である。本書が上梓される前の作品「爪と目」では第140回芥川賞を受賞した。本書は受賞後の1作目として世に織り出された一冊である。ホップな作品からダークな作品に至る... 2013.10.18 書評青春