TAG

若者

リアル30’s

本書は私自身そろそろ30代になるために、実際の30代の現状と対策を考えるために手に取った。もう間もなく齢30を迎えることになる私だが、実際に30代はどのような時期なのか、現在ではどのような定義なのか全くと言ってもいいほどわからない。30代を迎えるにあたって、自分自身がどのような立ち位置になるべきか、そして30代そのものがどう変わるべきかについて本書は毎日新聞取材班が実際に多くの30代の方々に取材を […]

荻窪シェアハウス小助川

「シェアハウス」が若者を中心に広がりを見せている。リビングや台所や浴室などを共有し、家賃も安価である事、そして希薄になりつつあるつながりを持つ事ができることが要因とされている。その一方で、「脱法ハウス」と呼ばれるような問題も表面化しており、むしろメディアではマイナスの面がクローズアップされているように思えてならない。 本書はそのシェアハウスに住む6人の共同生活を描いている。見ず知らずの6人は「生き […]

ライオット・パーティーへようこそ

世界に目を向けてみると、エジプトをはじめ中東諸国、ヨーロッパ・アメリカ、さらには台湾や香港などでデモが起こっている。そのデモが暴徒化して「暴動」に発展することもしばしばある。日本でもデモはほぼ毎日の様に日本中の至る所で行われているのだが、そもそもの本質が異なる。 日本ではプロ市民による市民団体などおおよそ30代~50代ほどの中高年の方々が主導する場合がほとんどなのだが、前者は10~20代の若者たち […]

「できる人」という幻想 4つの強迫観念を乗り越える

よくビジネス書で「できる人」と言うような言葉をよく見かける。しかし実際に「できる人」というのはどういうものなのだろうか。人によっては「気が利く人」、あるいは「手早く仕事ができる人」など要素は様々なものがある。そういった風潮にはかつて存在していた「終身雇用制度」があり、それが崩壊したことによって企業は自分自身を守ってくれなくなったと言うのがある。それが「できる人」は何なのかをつくられるようになり、ビ […]

子どものまま中年化する若者たち 根拠なき万能感とあきらめの心理

「近頃の若者は・・・」と言う言葉は今も昔も存在する。もちろん時代の変化があり、なおかつ環境自体も変わっていく中で世代間の差(ジェネレーションギャップ)も存在する。その差について相容れられないような人々が先述の言葉を取り上げている印象が強くある。 話は変わり本書である。本書は若い世代の心の変化を長年見続けてきた精神科医が30年で若者たちの心や傾向が大きく変わったことを指摘ながら、今の若者たちが未来や […]

なぜ若者は老人に席を譲らなくなったのか

何か「俗流若者論」のようなタイトルを見ているようでならないが、それに対する意見はここでは述べないようにしておいて、戦前の教育では、「修身」という授業があり、日本人としての人徳、マナー、美学などを学ぶ重要な授業となった。しかしこれが「軍国主義の象徴」と見なされ、なくなってしまった。代わりに出てきたのが「道徳」という教科なのだが、本当のところモラルを身につけられているのか全くの謎である。 本書は古き良 […]

若者よ、だまされるな! 一番弟子とドラ息子の運命も変えた。カリスマ車いす社長 魂のメッセージ

見るからに過激なタイトルと言えるのだが、そもそも人間は騙されやすいモノと言えるのかもしれない。しかし年を取っていくうちに、知見が広がり、経験がつくようになり、考え方も熟成され、騙されることは低くなるのかもしれない。 しかし、若者世代が受け止めてしまうような「常識」や「世間」「大人の意見」などを受け止めてしまう。そのことを著者である春山満氏は危機感を抱き、本書、及び同名のMBSラジオ放送で訴えている […]

若者の働く意識はなぜ変わったのか―企業戦士からニートへ

働くスタイルもそうであるが、「働く意識」も時代とともに変化をしている。最近では「豊かになりたい」「生活のため」「終身雇用」があたりまえであり、「会社のために働く」というのがメジャーだったのだが、時代や情勢は常に変化するものであり、私たちの世代の働き方や働く事への「考え方」も変化した。 本書は私たちの世代がなぜ「働き方」や「働く意識」に変化が生じたのかについて考察を行っている。 第1章「若者は社会の […]

僕たちの前途

「前途」という言葉の意味は簡単に言うと「行き先」や「道のり」を表す。私たち若者世代の「前途」はこれからくるであろう「未来」を表している。日本の労働の在り方として「若手起業家」のこれまでとこれからを描きながら、日本のこれからと若者たちを写し出している。 第一章「僕たちのゼント」 「起業」というとベンチャーを興し、一儲けするようなイメージを持ってしまう。たとえば「ホリエモン」もその一例と言える。 しか […]

「嫌消費」不況からの脱出

一昨年の話に遡るが「「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち」という本で、私たちの世代の「嫌消費」について分析を行った一冊を紹介したが、本書はその続編として「嫌消費」世代が台頭したとき、その不況から脱出する方法を提言している。高度経済成長期でモノは急速に豊かになり、飽和状態になっていったのだが、その反動が「失われた10年」を経てやってきたと言える。不況の中でももっとも「厄介」 […]