角川新書

書評

ミュシャから少女まんがへ 幻の画家・一条成美と明治のアール・ヌーヴォー

今となっては少女漫画は当たり前のように存在しているのだが、その絵のタッチにも根源があるという。著者曰くそのタッチの起源としてアルフォンス・マリア・ミュシャの作品群を挙げている。なぜそのミュシャの作品群が少女漫画に影響を与えたのか、さらにミュ...
国内

現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す

暴力というと言葉にしても、武力にしても、さらには圧力にしても、様々なものがある。本書はあくまで武力などの物理的と言うよりも、国家やテロなどのマクロの観点から取り上げる社会的な暴力とは何かを取り上げている。 第一章「国家の暴力―我々は奴隷根性...
書評

娼婦たちは見た イラク、ネパール、中国、韓国

売春をするところは世界中探してみるといくつか見つかる。もちろんそれを中心にした場所はいくつかあり、日本でも東京の吉原や川崎の堀之内など数多くある。本書は特に海外における売春の実状を追った一冊であるのだが、特にアジアの娼婦たちが中心となってい...
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書評

なぜイヤな記憶は消えないのか

「記憶」と言うと、体験したこと、学んだ者などを蓄積するのだが、その中にはいやなもの、さらには悲しいもの、もっと言うと「忘れたいもの」も含まれる。しかしながら特にイヤなものはなぜか消えずにずっと残り続けることが往々にしてある。なぜイヤな記憶は...
国内

「なんとかする」子どもの貧困

「貧困」と言うとネガティブなイメージがつきまとう一方で、社会人などの大人が背負うモノというイメージを持ってしまう。しかしながら今ある貧困のなかで最も根深いものとしては「子どもの貧困」が挙げられるという。その子どもの貧困はドキュメンタリーでも...
日本史

東大教授の「忠臣蔵」講義

忠臣蔵は元々「赤穂事件(あこうじけん)」を歌舞伎・人形浄瑠璃として「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」として上演され、名付けられた。もっとも「赤穂事件」は1701年の4月に起こった浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかったところから端を...
書評

物を売るバカ2 感情を揺さぶる7つの売り方

簡単にモノが売れない時代である。その時代だからでこそどのように「売る」のかを考える必要がある。本書の著者は「物語」を主軸にした著書を多く出しており、販売やマーケティングについて「物語」で販売している方々を取り上げている。ちなみに「2」と銘打...
国内

本当に日本人は流されやすいのか

日本は権威主義的であり、同調主義的であるというイメージが持たれる。しかしながら著者は本来は自律性も主体性もあったのではないかと考えているという。ではその流されやすい傾向をいかにして脱し、主体性を持てばよいのかを日本国家というマクロの単位で分...
国防・軍事

フランス外人部隊 その実体と兵士たちの横顔

フランスの軍には一風変わった部隊がある。その名も「外人部隊」であり、フランス国籍を持たない人だけが所属できる部隊である。その部隊とは何か、そして何を任務として、どのような活躍を期待されているのか、実際に外人部隊に所属して、除隊されるまでの日...
書評

不機嫌は罪である

私自身、色々な場所へ出かけることがあるのだが、道中において「不機嫌」な人を見かけることもザラにある。もっと言うと不機嫌どこか周囲に怒鳴り散らすといった人も見かけたことも1回か2回ほど。私自身の環境が変わったのか、それとも日本そのものの環境が...
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