年末恒例ランキング2012 vol.3 「文芸・評論」本ランキング
今日のランキングは「文芸・評論」本のランキングです。今年は31冊取り上げました。昨年よりは若干少なくなってしまいましたが、それでもおもしろい本を取り上げることができたという印象はありました。(感想の善し悪しは別として) 今年取り上げた31冊の中から選りすぐりの5冊を紹介いたします。 第5位:会社ごっこ 会社ごっこ (本人本) 泉美 木蘭太田出版 2008-06-11 売り上げランキング : 38 […]
今日のランキングは「文芸・評論」本のランキングです。今年は31冊取り上げました。昨年よりは若干少なくなってしまいましたが、それでもおもしろい本を取り上げることができたという印象はありました。(感想の善し悪しは別として) 今年取り上げた31冊の中から選りすぐりの5冊を紹介いたします。 第5位:会社ごっこ 会社ごっこ (本人本) 泉美 木蘭太田出版 2008-06-11 売り上げランキング : 38 […]
今月13日、作家・評論家の丸谷才一氏が逝去された。88歳という大往生であったのだが、個人的にはもっと生きてほしい気持ちでいっぱいだった。 書評文化の繁栄を願いで創設された毎日書評賞、私が書評集を出し、その賞を受賞したとき、丸谷氏からその表彰を受ける姿を一途に思いつつ、書評を書き続けた。もはやその願いが叶わぬものと知った時は悲しさと空虚さが広がった。ただ、一つの思いがよぎった。丸谷氏が描き、大きくし […]
推理小説は幅広い世代から読まれている名作から、ニッチの作品までゴマンとある。以前ブログにて書いたのだが、私自身、中学の頃は推理小説にはまっており、とりわけ「刑事コロンボ」のファンであった。推理小説にはまった大きな理由には「少年サンデー」で連載中の「名探偵コナン」にある。連載が始まったのは今から18年も前、ちょうど小学2年生の頃である。主人公である江戸川コナンは、「明智小五郎シリーズ」の作者である江 […]
今日のランキングは「文芸・評論」本のランキングです。昨年・一昨年はあまり取り上げなかったのですが、今年は小説そのものの楽しさ、そしておもしろさを伝えることを追求するべく、36冊取り上げました。ビジネス本や人文本と比べても半分くらいでした。また小説の書評をすることの難しさも改めて知った1年だったと思います。 それでは今年取り上げた36冊の中から選りすぐりの5冊を紹介いたします。 第5位:ラスト・ファ […]
著者は「八日目の蝉」をはじめ様々なベストセラーを世に送り出した作家の約6年間の読書遍歴、及び書評について取り上げられている。私もSEである傍ら書評も行っている。一方でどのような職業が書評を行うとどのような本を取り上げたり、どのように本を評価していくのかが気になるところである。本書は「ベストセラー作家」という視点では本をどのように見ているのかについて見て行こうを思う。 Ⅰ.「本のある世界でよかった」 […]
年末企画も第3弾。今回は「文芸・評論」本ランキングです。 「理数系」の本と同じようにあまり取り上げられない分野ですが、今年は一応13冊取り上げました。小説や詩集、書評集など幅広く取り上げられています(明日取り上げる「人文」ほどではありませんが…)。今回はその中から印象に残った本を3冊取り上げました。 第3位:詩集 夕暮 今年、初めて書評でチャレンジをしたのは「詩集」の書評でした。昨年の「戯曲」とは […]
ITジャーナリストの佐々木俊尚氏が書かれた「ケータイ小説家―憧れの作家10人が初めて語る“自分”」を今年の春に読んでそこから「ケータイ小説」に興味を持ち始めた。 あれから数冊ケータイ小説を読んだのだが、リアリティがあまりにも強すぎる作品ばかりだった様に思える。現在でも本書のタイトルである「ケータイ小説は文学か」の議論は絶えないが、「ケータイ小説」を読む前と読んだ後の考えは大きく変わった。 読む前は […]
ITジャーナリストとして有名であり、最近では「電子書籍の衝撃」という本を上梓した佐々木俊尚氏であるがケータイ小説家に関しての本を出されたとは知らなかった。それ以上に本書の画像を見たらわかるが、佐々木氏の作品の中ではある種「異端」の様にも見える(あくまで本書のデザインの「見た目」であるが)。 今から約7〜8年前にYoshiの「Deep Love」を皮切りに数多くの「ケータイ小説」が誕生した。本書は代 […]
高橋敏夫氏は文芸のみならず、演劇やサブカルチャーに至るまで評論を行っている。現在は早稲田大学で教鞭をとっているがメディアを通じて幅広い分野の批評を行っていることでも有名である。本書は現代文学を始め、サブカルチャーや小説に至るまでの書評を集めた一冊である。 Ⅰ.「現代文学・現代思想」 まずは現代文学や思想に関するところであるが、本書の半分を占めている。さらに言うとこの章を年代別の書評と、その中の気づ […]
ランキングも2日目、今回は「文芸・評論」部門です。 早速行ってみましょう。 第5位「アレクサンドル・プーシキン/バトゥーム」 今年は小説の書評を多くやるということを宣言しましたが、戯曲にもチャレンジした年でもあります。ロシアの戯曲としても知られる作品を評するのはなかなか難しかったのですが、いい経験になりました。 第4位「蝶々は誰からの手紙」 書評の勉強がてら書評集を上げることも少なくありません。そ […]