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論文

トイレ掃除の経営学―Strategy as Practiceアプローチからの研究

本書は経営に関する論文であるのだが、なんといってもタイトルからユニークである。なんと言ってもアプローチが「トイレ掃除」だからである。私自身トイレに限らず掃除が大好きで、仕事で煮詰まったとき、イライラしたときには必ずと言っても良いほど掃除をする。なぜ掃除が大好きなのかというと、高校時代、部活で掃除を教えられた事が挙げられる(吹奏楽部だったが)。 しかし経営として「トイレ掃除」はどのような効果があるの […]

知的文章とプレゼンテーション―日本語の場合、英語の場合

文章を作るのは何とも難しい。私がやっている書評のように散文を書くものもあれば、論拠をきちんとし、理路整然とした文章を書く「論文」も存在する。文章の用途は様々であり、書くモノに応じて対応をしていく必要があるため、本当にどういった文章が求められるのかは、もの・ことによって異なると言っても過言ではない。 話がそれてしまった。本書は論文を書くための「知的文章」の作り方とプレゼンテーションのあり方について、 […]

メディア・リテラシー論

「メディア・リテラシー」と言う言葉は私が中学・高校の時からずっとその言葉を聞く機会が多かったのだが、実際の所どのようにして行うのかはいまいち分からなかった。もちろん「メディア・リテラシー」にまつわる教育もあった事は存じているが、そこにどのような効果があったかというのは不明である。 そこで本書では「メディア・リテラシー論」と題して、メディア・リテラシーの重要性から、メディア・リテラシー教育のあり方さ […]

女子プロレスラーの身体とジェンダー -規範的「女らしさ」を超えて-

プロレスの歴史は、紀元前からある「レスリング」とは異なって浅く、19世紀の初め頃からイギリスのランカシャー地方で始められたと言われている。その1世紀後にアメリカで女性プロレスラーが誕生した。日本に渡ったのは戦後間もない時にアメリカ進駐軍相手の興業が東京・三鷹でスタートしたのが始まりとされており、力道山よりも古い歴史を持つ。長い歴史の中で「クラッシュギャルズ」や「ビューティ・ペア」「極悪同盟」などで […]

難解な本を読む技術

私は当ブログを通じて草書や論文の本などを取り上げることがある。たいていそれらは読書をあまりしない人、専門外の人にとっては取っつきにくく、一読をするだけでもちんぷんかんぷんになる。 最近は取り上げる頻度が少なくなったものの、そういった本を取り上げる理由は単純に「面白いから」に他ならない。そのような本の中には私の知り得ないものだけではなく、研究手法、さらには着眼点などが独特であり、それが私の知的好奇心 […]