TAG

貧困

コロナ貧困 絶望的格差社会の襲来

新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、もう2年4ヶ月の時が過ぎた。収束の兆しが見えてくるかと思いきや、また感染拡大、といった繰り返しがずっと続いている状況にある。 このコロナウイルスは感染拡大とともに、私たちの生活に大きな「狂い」をもたらしたことは言うまでもない。その「狂い」は経済的な打撃も例外なく入っている。その中でも「貧困」「格差」にフォーカスを当てたのが本書である。 第1章「コロナ禍が浮き彫 […]

おいしくて泣くとき

子どもの貧困を救うために「子ども食堂」と呼ばれる活動が全国的に行われている。無料、もしくは有料でも手頃な価格で食べられ、子どもたちの「共生」やケアを主体として行われている。特に「格差」が社会的も深刻に取り上げられ、なおかつ貧困が子どもにも波及してからそのような活動が広がりを見せた。しかしながら、昨年初頭から出てきた新型コロナウイルスの感染拡大により、運営自体が厳しくなってしまうケースが後を絶たない […]

最貧困女子

「貧困」と言う言葉は2000年代後半になってから使われ出したような感覚がある。特にここ最近では「貧困○○」や「○○貧困」など何かにつけて「貧困」と叫ぶような論調の本やメディアも数多くあったことも覚えており、当ブログでもいくつか取り上げたことがある。 本書はその類いの一つとも言えるのだが、強調しておきたいのが「最貧困」という「貧困」を殊更強調している所にある。なぜ強調しているのか、それは本書で出てく […]

ルポ 母子家庭

「母子家庭」となっている家族は数多くあるのだがその中には、本書で取り上げられるほどの悲しく、重苦しい境遇を辿る母子も少なくない。本書はその中でも5つのエピソードを取り上げているのだが、どれも私の想像を絶している。 第一章「母と子の悲しい現実」 結婚して子どもができると、色々と変わってくる。その「変わってくる」方向が良い方奥に行くこともあれば、逆に夫婦関係が拗れてしまい、離婚をしてしまうこともあると […]

「なんとかする」子どもの貧困

「貧困」と言うとネガティブなイメージがつきまとう一方で、社会人などの大人が背負うモノというイメージを持ってしまう。しかしながら今ある貧困のなかで最も根深いものとしては「子どもの貧困」が挙げられるという。その子どもの貧困はドキュメンタリーでも取り上げられるほどなのだが、なぜ「子どもの貧困」が生まれ、どのような悪影響をもたらすのか、本書はそのことについて取り上げている。 第一章「子どもから社会を見直す […]

日本社会の変動と教育政策 新学力・子どもの貧困・働き方改革

教育の在り方は社会の変動と共に変わってくる。それは社会そのものに対応する子どもを育てることに他ならない。その変化についてどのように対応していくか、それが「教育政策」の根幹としてある。その政策や改革はどのように変遷していったのか、現状を踏まえて考察を行っているのが本書である。 第一部「新学力と教育改革」 学力の定義自体は大きく変わってはいないものの、経済の在り方によって、授業時間や細かい科目などの変 […]

貧困の中の子ども

「貧困」はどのようなところでもあるのだが、その中でも特に顕著なのが「子ども」の貧困であるその貧困に対してはドキュメントでも放送されたり、あるいは本書のように書籍にするといった事が挙げられる。その「子どもの貧困」の実態はいったいどのようなものなのか、取材を通して明らかにしている。 第1章「相対的貧困とは」 経済的な理由により、夢を追うことができない。それ以上に満足な教育を受けることができない。もっと […]

貧困の倫理学

日本でも十数年前から「格差社会」と呼ばれているのだが、その格差は世界に目を向けてみると近づいてはいるものの、それほどでもないような印象を持たれている。その格差の中で生まれる「貧困」。その貧困によって生活が脅かされ、最悪命を落とす人も少なくない。その貧困は倫理学的に何を意味を成しているのか、本書はその倫理における原則や主義における考察を行っている。 第1章「援助の救命モデル―シンガーの功利主義的援助 […]

シングルマザーの貧困

非婚・晩婚化の一途を辿る中でシングルマザーと呼ばれる世帯も出てきている。その出てきている中でシングルマザーが貧困にあえいでいるようなことがあったという。しかしながらシングルマザーの貧困はメディアではあまり取り上げられていない。その知られざることを深掘りしながら列挙している。 第1章「シングルマザーの貧困問題」 シングルマザーの貧困は子育て・教育だけでなく、生活費を得る必要があるため、どうしても働く […]

徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃

昨年の秋だったか忘れたのだが、NHKのドキュメンタリー番組にて貧困にあえぐ女子高生の姿が話題となった。その話題となった理由として貧困ではないのではと言う意見と証拠が出てきて「偽装貧困」とまで言われたことが挙げられる。そうではなくとも「子どもの貧困」の話は数多くあり、書籍・雑誌などでも指摘しているほどである。本書の話に移るのだが、その現実とリスクとは何か、その本質と現場を追っている。 第一章「子ども […]